49歳の若さで亡くなられた陶芸作家・加守田章二さん(1933~
83)の作品「せっ器面筒」(せっ:火に石、1969年)があった。
加守田さんは大阪・岸和田の生まれで、高校時代に描いた油彩が新
聞社主催の展覧会で最優秀賞を受賞し画家を目指すものの、父親の
たっての要望で陶芸の世界へ。
富本憲吉さんに師事し、独自の造形を追求。益子で本格的な作陶
をスタート。灰釉の技法が有名。
この作品は“本焼土器”と名付けられたもので、素焼きした器の全
面に耐火性の泥を塗り、これに石灰釉をかけて高い温度で焼成する。
その泥を剥がすと、柔らかくて光沢のない土器のような自然な膚が
現れてくる。
(TKKB工芸館:千代田区北の丸公園1-1)
83)の作品「せっ器面筒」(せっ:火に石、1969年)があった。
加守田さんは大阪・岸和田の生まれで、高校時代に描いた油彩が新
聞社主催の展覧会で最優秀賞を受賞し画家を目指すものの、父親の
たっての要望で陶芸の世界へ。
富本憲吉さんに師事し、独自の造形を追求。益子で本格的な作陶
をスタート。灰釉の技法が有名。
この作品は“本焼土器”と名付けられたもので、素焼きした器の全
面に耐火性の泥を塗り、これに石灰釉をかけて高い温度で焼成する。
その泥を剥がすと、柔らかくて光沢のない土器のような自然な膚が
現れてくる。
(TKKB工芸館:千代田区北の丸公園1-1)