Groovy Days

2008年7月23日マキシシングル『青空』をリリース!
柳生伸也のblog

ROOTS

2012-06-27 01:34:58 | 雑記

誕生日を翌日に控えて、今日は(恐らく)僕のルーツであろう場所に行ってきました。
その場所と言うのは、奈良県の柳生の里です。

実は、大学時代に一度だけ行った事があるんですが、その時は奈良市の観光のついでにちらっと寄っただけでしたので、あまり詳しくは見ていないんです。
調べてみるとこの時期、柳生の里花しょうぶ園は花菖蒲が見事に咲いていると言う事でしたので、まずはそこを目的地として向かいました。

実際に現地に行ってみると、平日と言う事もあり人出は少なかったですが、その分落ち着いて見る事が出来て良かったと思います。
ただ、町中に『柳生』と言う文字が書かれていたり、地名や店名にその名前が入っていましたので、何だか自分のことが書かれているようで少し照れくさい感じでした。
でも、柳生の里の町並みはとても落ち着いていて、その景色を眺めていると穏やかな気持ちになる事が出来ました。


花菖蒲の咲く畑の水の中や畦道には、沢山の蛙がいて僕が歩いて行くと畦道にいた蛙が水の中に次々と飛び込んで心地良い水音がしました。
考えてみたら、蛙を見るのは久しぶりの事でした。
子供の頃は学校の行き帰りの通学路の道路わきの側溝や小川などで良く見たものですが、このところは車で移動する事が多いので、道路わきの側溝や小川なんてゆっくり覗いたことが無いですからね。
僕の生活が変わってしまっただけで、蛙たちは今も昔も同じ暮らしを続けているわけですし、いなくなってしまったわけじゃないんですよね。


さて、柳生の里は、本当にのんびりした田舎町で、見所と言えば武家屋敷や柳生十兵衛が諸国漫遊の旅に出る直前に植えたと言われる十兵衛杉などでしたが、武家屋敷は柳生家の家老の邸宅だと言うことでしたので、パスして十兵衛杉を見てきました。
十兵衛杉は小高い丘の上、この地区の墓地の中に立っていたんですが、この杉は数百年と言う永きに渡り、雷に打たれた後もこの場所に経ち続けて、こうして里を見下ろしていたんだと思うと、これからもずっと、この土地を見守り続けて欲しいと言う気持ちになって、妙に感動するものがありました。


せっかく奈良まで来て柳生の里だけ訪れて帰るのはもったいなかったので、お約束の東大寺と近鉄奈良駅周辺を散策して帰りました。
2010年ほどの盛り上がりはありませんでしたが、せんと君は今も健在で、平城京遷都1300年記念で復元された朱雀門や大極殿も勇壮な姿で建っていました。

たった一日でしたが、とても良い旅が出来ました。

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