手作りの趣味を持つ「お絵描きやさん」

北海道産のパートナーNと暮らすワーキングババ
娘3人・孫ッチが3人、休みなし
品川生まれの品川育ちです

お正月に浜離宮⑧松のお茶屋はこの日だけ!

2017年01月13日 | 日記

 正月2日と3日だけの特別見学会

 松の茶屋(平成22年復元) 屋根は柿葺き

 走って案内の時間に間に合いました

 懐かしい木戸の閂

 土台のすぐ上 木を留めているのは竹の釘?

 土間の上がり框の下に岩が覗いています

 わー!閂だらけ!!

 この日は解説をしてくれる人がいらっしゃいました

 

将軍は顎を上げて見上げるしぐさをしないので、池に写った月を見るのが「将軍様のお月見」だったのだと説明してくれました

 釘隠の蝉!蝉が飛ぶときに排尿するので防火祈願

 松ぼっくりの釘隠し(松のお茶屋の名前の由来)

 檜の違い棚・拭き漆仕上げ

 縦の柱が「几帳面」の語源だそうです

 

漆の呂色仕上げの檜の丸窓  左にちょっと見えているのは国産の栂材 もう入手困難・・・

 丸窓の裏側

 泥間似合紙に丁子引き・雲母がキラキラしてます

 

左の部屋は屋久島杉の竿縁天井  右の部屋は霧島杉(木目が違うのだそう) 欄間は小波に千鳥

 北山杉の本丸太・柾目の柱は車一台分のお値段だそうです

 意外と地味な畳縁

 池に面している欄間板に彫られた浜千鳥

 何羽も楽しげです

 欄間板は長い一枚板!?

 とても簡単なデザインなのに、カワイイ!

 壁に千鳥の形の光が映る

 

付書院の小脇板にも浜千鳥

 光が透けて見えます

 将軍が何時間も過ごした寛ぎの場所

 本美濃和紙 世界ユネスコに登録された和紙

 石垣張りという貼り方

 CG処理でビル群を消去してみたそうです

説明を聞けば聞くほど贅沢な建物だと思いましたが、それだけの腕を持った職人さんがいるという証明にも感じました