「そもそも食育の意味がわかってんのか?」
中学校給食導入問題 「食育」実現へ揺れる 学校と保護者、評価二分(西日本新聞) - goo ニュース
{本文抜粋}
>北九州市の中学校に完全給食を導入する議論が揺れている。検討の柱に「食育」を据えたものの、保護者と学校現場の意見が割れ、実施の是非を含めて慎重に検討を進めている。
>4校の副食(おかず)残食率の平均は11。3%だった。市教委が7月にモデル校で実施したアンケートでは、約6割の生徒が「おいしくない」または「あまりおいしくない」と回答。理由のトップは「味が薄い」だった。
>05年に食育基本法が成立。改正学校給食法も来年4月に施行される。かつての「栄養改善」から「食育」へと意味合いを変えた給食。食習慣の乱れなど、問題を抱える生徒の「生きた教材」(市教委)にしたい考えだ。
>一方、学校現場。「全校長が反対している」。昨年6月の同会議で中学校校長会が、厳しい意見を出して一石を投じた。教員の負担増や授業時間への影響、食育と給食の結び付きを疑問視する声が上がっているという。
<私的意見>
少し驚いた。
というか、落胆した。
まだまだ全然「食育」の重要性が浸透していない。
しかも、反対意見は学校側というから驚きだ。
これだから「前中山大臣のような本音発言」が出ちまうんだ。
私の考えは、中学までは給食で「食育」するべきである。
私の子供の頃やそれより以前の時代なら「給食」とは「基本栄養摂取」という大事な位置づけだったが、時代は進み「豊食」から「飽食」へと変わり、完全に食環境は乱れていると思っている。
それが故に「給食」の意義は「食育」という意味で大きい。
朝ご飯を食べなくなった子供が増えているのはもうかなり以前から言われているし、果たして各家庭でどれだけ「食」を「心身共につくる根幹」と捉えているかかなり疑問だ。
↑是非読んでみて下さい。
このように、各家庭の食事情を先に調査すればいい。
どんな「食」でこの子達を育てようとしているのか実態が分かる筈です。
そうすれば、「やばい、全員が必ず食べる給食の復活をせねば!」と思う筈です。
「栄養、味覚」の面からも給食を通して「食育」をせねば!と思う筈です。
>理由のトップは「味が薄い」だった。生徒からの不評をただされた北橋健治市長は「(生徒に)健康に良い味を気付かせる意味で、薄味は意義がある」と食育の意義を強調した。
その通り!
この「飽食」「孤食」の時代に子供が充分な味覚感覚を養ってる筈が無い。
まず、現状をよく認識する必要がある。
参考過去記事「臭覚・味覚」 マギーさんからの大変参考になるコメントも見てね。
>給食時間は配膳(はいぜん)や片付けを含めると35分。「食事の時間が短い」「量が多い」。はしは止まりがちだった。
さすがにこれは短い。
用意から食事、片付けまでで1時間は割いて欲しい。
それで少しの時間延長が起きてもいいでしょう。
用意や片付けも共同でなにかの作業をする大事な教育時間です。
中学校までは全校給食を!
「北橋市長、頑張れ~!!」
昨今の給食事情を考えると手放しで喜べないのが辛いところ。
事故米については、家庭でも口に入る可能性があったから
言及しないとしても、やはり、昔ながらの
「給食のおばさん」が作る手作りの給食は少なく
給食センターが主に作る給食では、
冷凍食品が大半を占めている現状や
例の給食費を払わない親がいるせいで
材料費が足りなくて、給食の内容がどんどん低下しているという話、
アレルギーのあるお子さんの親からの様々なクレームがあるとか聞くと
中々ハードルが高いなぁと思ってしまいます。
都会では給食でも冷凍食品が多く使われてますか?
それも問題ですね。
弊社は給食センターにも出入りしてますが、我々の田舎ではそんなに使ってないみたいでしたよ。
給食費を払わない親も、我々の田舎では殆ど居ないようです。
アレルギーは確かにいろいろ問題がありますけども。
マギーさん程の料理の達人からすれば、手作り弁当が一番安心できますよね。
マギーさんみたいなお母さんだけなら、そもそも給食で食育する必要はありませんけどね o(^^)b