『「自然食品は値段が高い」は本当か?』の補足です。
現代の消費者心理を説明する手段の一つとして、「社会=劇場」という概念をこのブログで使用してきました。この消費者心理をよく表しているのが、わたしの愛読書『クレヨンしんちゃん』に出てくる松坂先生です。しんちゃんの担任ではないけれど、しんちゃんが通う幼稚園の先生です。24歳の女性で独身。しんちゃんに言わせると、「見た目はいいけど、見栄っ張りで性格は最悪」という設定です。その松坂先生に関して、次のようなエピソードがありました。
―――――――
自分の部屋にいる松坂先生。買ったばかりの服を眺めながら、「今日もまたブランドの服買っちゃった。これ着て街を歩くと男がみんな振り向いたりして、オホホホホホー!(自信満々)」
次のコマでクレジット・カードの請求書を見ながら、「これでまたしばらくカップ・ラーメンの生活か~
」
―――――――
たとえ毎日カップ・ラーメンを食う羽目になっても、ブランド服は高くても(高いからこそ?)買う松坂先生。「ブランドは高くてもいいけど、食品は安い方がいい」と思う現代の消費者の代表みたいなエピソードです。別のエピソードでしんちゃんが、「松坂先生は安月給なのに、あれだけブランド品が買えるのはなぜだ」と言う場面がありますが、その秘密は毎日のカップ・ラーメンにあったようです。そんな松坂先生だったら、きっとこう言うでしょう。
「自然食品やオーガニック食品? そんなもん高くて買ってらんないわ!カップ・ラーメンすすってりゃいいのよ!」
別のエピソードです。幼稚園で寒中水泳をやることになったとき、松坂先生が思ったことは、「新しい水着買わなきゃ。去年のをまた着るのは、わたしのプライドが許さないわ。」水着はよっぽど使用しない限り、何年でも持つものです。しかし、それでは水着が売れない!毎年、テレビのニュースなどで水着のショーの報道を耳にします。そこでニュース・キャスターが、「今年の流行は○○だそうです」なんて言いますが、これは要は、「今年の流行は○○だから、去年の流行だった△△はもう古いぞ。新しい水着を買えよ」と消費者に圧力をかけているようなもんでしょうね。新しい水着買ってもいいけど、古い水着はどうしろっていうんだろ?
こんな松坂先生だから、クレヨンしんちゃんに「見栄っ張り」呼わばりされるんでしょうね。現代日本の消費者の代表みたいな、愛すべき(?)キャラクターです。
現代の消費者心理を説明する手段の一つとして、「社会=劇場」という概念をこのブログで使用してきました。この消費者心理をよく表しているのが、わたしの愛読書『クレヨンしんちゃん』に出てくる松坂先生です。しんちゃんの担任ではないけれど、しんちゃんが通う幼稚園の先生です。24歳の女性で独身。しんちゃんに言わせると、「見た目はいいけど、見栄っ張りで性格は最悪」という設定です。その松坂先生に関して、次のようなエピソードがありました。
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自分の部屋にいる松坂先生。買ったばかりの服を眺めながら、「今日もまたブランドの服買っちゃった。これ着て街を歩くと男がみんな振り向いたりして、オホホホホホー!(自信満々)」
次のコマでクレジット・カードの請求書を見ながら、「これでまたしばらくカップ・ラーメンの生活か~

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たとえ毎日カップ・ラーメンを食う羽目になっても、ブランド服は高くても(高いからこそ?)買う松坂先生。「ブランドは高くてもいいけど、食品は安い方がいい」と思う現代の消費者の代表みたいなエピソードです。別のエピソードでしんちゃんが、「松坂先生は安月給なのに、あれだけブランド品が買えるのはなぜだ」と言う場面がありますが、その秘密は毎日のカップ・ラーメンにあったようです。そんな松坂先生だったら、きっとこう言うでしょう。
「自然食品やオーガニック食品? そんなもん高くて買ってらんないわ!カップ・ラーメンすすってりゃいいのよ!」
別のエピソードです。幼稚園で寒中水泳をやることになったとき、松坂先生が思ったことは、「新しい水着買わなきゃ。去年のをまた着るのは、わたしのプライドが許さないわ。」水着はよっぽど使用しない限り、何年でも持つものです。しかし、それでは水着が売れない!毎年、テレビのニュースなどで水着のショーの報道を耳にします。そこでニュース・キャスターが、「今年の流行は○○だそうです」なんて言いますが、これは要は、「今年の流行は○○だから、去年の流行だった△△はもう古いぞ。新しい水着を買えよ」と消費者に圧力をかけているようなもんでしょうね。新しい水着買ってもいいけど、古い水着はどうしろっていうんだろ?
こんな松坂先生だから、クレヨンしんちゃんに「見栄っ張り」呼わばりされるんでしょうね。現代日本の消費者の代表みたいな、愛すべき(?)キャラクターです。