アメリカでみかんを食べたら、どこか変だゾ

写真は、行きつけの自然食品店で購入した「SATSUMA」というブランド名のみかん。どこで栽培されたのかは知らないけれど、オーガニックです。結構おいしくて、撮影した後、3つともあっという間に平らげてしまいました。でも、食べていてどこか変というか、ちょっと違和感があるというか・・・。この違和感、食べている環境にあったんですね。

自分の頭の中でみかんは、「コタツに座ってみかんを食べる」という日本の風物詩の一部になっています。だから、アメリカでこうして食べてみて、味自体は良くても違和感を感じたというか・・・。例えば、同じ冬の果物であるりんごをかじっていても、この違和感は感じません。りんごは、元々アメリカ大陸にあったのか、ヨーロッパ人が持ってきたのか知りませんが、植民地時代からの大事な食料源。アップル・パイやアップル・サイダーなどバリエーションも豊富で、りんごはアメリカの果物という感じがします。が、みかんは違います。少なくとも自分の頭の中には、みかんは、日本の冬の風物詩の一部としてインプットされています。

モノに文化的な意味付けをする人間。日本でコタツに座ってみかんを食べれば、「あ～、日本人に生まれてよかったワイ♪」とおいしさ2倍になるのだろうけれど、アメリカでみかんを食べたら、おいしさ10％引き。アメリカでみかんが手に入ること自体は嬉しいけれど・・・。