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KIND OF BLUE

「苟に日に新たに、日日に新たに、又日に新たなれ」

B-Lock北山

2006-11-01 | 建築写真
設計:安藤忠雄
竣工:1990年
京都市北区上加茂



これですねRaynoさん
なぜ、CB造なのかは解りません。
ブティックのようでした。

GARDEN OF FINE ARTS

2006-10-29 | 建築写真
京都府立陶板名画の庭
 安藤忠雄建築研究所
 竣工:1994年3月

  「最後の晩餐」

  「睡蓮・朝」 

  「最後の審判」

  これは 建築なのか アートなのか

     ANDOさんがデッサンし

        そしてイメージをかたちにした
   
       ここは 光溢れる庭 

          屋根など ない

        すべて オープンスペース 
    
  

ミケランジェロ「最後の審判」の陶板の前が広場になっていて、今日は
”二胡”の演奏だった。不思議な楽器だ。中国のバイオリン?

汗ばむほどの陽気だ。もうすぐ11月なのに。

GOJO BAUM

2006-10-22 | 建築写真
市立五條文化博物館
「THE CITY MUSEUM OF GOJO CULTURE」

安藤忠雄建築研究所
1995年4月竣工(別館:1997年12月竣工)






安藤さんの美学に魅了されてしまった。
何故、こんなにシンプルなのに美しいんだろう。

「何も足さない、何も引かない」と言うCMがあったけど。

安藤哲学を学んできました。

円形を1/4だけスパッっと切り取ったフォルム。
2Fは円形広場になっている。そこから館内に光を入れる。

今日は少し遠かったから、よく歩いた。
五條の駅から博物館まで緩やかな坂道を1時間程度。
しんどかったけど その分、感動もおおきかった。

この建築の打ちっ放しも綺麗で肌触りもよかった。
「日本建築の趣を感じさせる質感」と安藤さんが何かで書いていた。

ぼくは、絹のような感触とおもっています。

「かくしてや なほやなりなむ 大荒木の

         浮田の杜の 標に あらなくに」 万葉集(五條)

   おわり。

奈良市写真美術館

2006-10-16 | 建築写真
        設計:黒川紀章 Kisho Kurokawa
         竣工:1991年11月

       
       
              


pathos_mieさんが「黒川紀章」の建築を紹介されていたので、私も昨日見学に行ってきました。

奈良街のようなところにあることや寺院が多いので、屋根はそれをイメージしたデザインでした。

また勉強してみよう。
         

TADAO ANDO 

2006-10-09 | 建築写真
「大阪府立狭山池博物館」

安藤忠雄建築研究所
2001年3月竣工

「狭山池をめぐる人と土と水の物語」がこの博物館のテーマです。
日本最古のダム式ため池、狭山池の土木遺産をそのまま保存・展示してあります。















水の躍動感が印象的でした。
テーマが水の博物館であることもあり、安藤さんの水をめぐる建築手法がふんだんに生かされていていました。滝のように降り注ぐ水に濡れても当たり前と言う安藤さんらしい発想、自然との共生を感じました。

建築はいたってシンプル、なのに魅了してしまう魔術。これがANDO建築の真髄か・・・

博物館は大阪府の管轄なのかな?、入場料は「無料」。館内も歴史を学べる空間造りが良い。時間を忘れてしまった。

もう一度行ってみたい建築です。

館内の様子も写真が撮れたので又、載せてみます。

終わり。


TIME’S Ⅰ・Ⅱ

2006-09-18 | 建築写真
安藤忠雄建築研究所 Ⅰ期-1984年9月、Ⅱ期-1991年9月竣工







いつか忘れたけど、安藤さんの存在も知らない時に、一度来たことがあります。その時、階段で高瀬川に降りていくと、川が非常に近いのが印象に残っています。

「高瀬川を庭に見立てようと考えました。庭は季節や時刻によってみごとに変化して、いつ行っても違う表情があって面白い、水を感じる庭をつくりたいと、考えたのです」安藤忠雄/建築を語る

(高瀬川は幅5M程度、水運用の運河。琵琶湖疏水の開通まで、京都の水運の中心として重要な役割を果たした。一級河川である。深さ10cm。)

この建築はコンクリートブロック造です。都市計画道路にかかっているため、2階建てで、かつ容易に解体できる、軽い建築しか許されないということです。

1階はグランドレベル、地階は川を望める一体感が個性的、2階は天井高を他の2倍にすることで構成されています。

Ⅰ期のコンクリートブロックは22年の歳月から、ブロック内の鉄筋からかなり錆びが発生していました。(下図Ⅰ期)

竣工当時のことは知りませんが、クライアントの意向は、時代を先駆けるデザイナーのブティックを入れたビルにしたいとのことでした。時代の流れには逆らえないですね。今は空きテナントも多く、少しさびしくもありました。

「京都駅のような立派な建築ができると、そこに商業が集中しますから、TIME’Sのような小さい商業ビルにはなかなか人が来ないのです。今度機会があれば、美術館や画廊の入るようなビルにできればと考えています」安藤忠雄/同上

●コンクリートブロックの施工方法

     

    Ⅰ期                     Ⅱ期
 
Ⅱ期-目地の無いコンクリートブロック。積み上げていってからなかに鉄筋を入れて補強するだけで、目地は詰めないからとてもきれいに仕上がるとのこと。

自分の目で見るのが一番ですね。見て感じて、また本や図面を見て考えてみる。机上だけではみえないのもがそこにありますね。


司馬遼太郎記念館

2006-08-19 | 建築写真










建築に夢をみた/安藤忠雄著を読了した。初めて安藤さんの本を読んでみました。素人にもわかり易く書かれた文章が非常に印象的でした。巻末にあった安藤建築探訪ガイドに「司馬遼太郎記念館」が紹介されていたので、早速行ってきました。

緩やかな曲線に包まれる特徴的な建物です。B1F~2Fまでの吹抜け(約11m)に2万冊の蔵書がイメージ展示されています。その空間にやや薄暗い自然光が射し込むように設計されています。安藤建築を堪能しながら司馬遼太郎の足跡を学ぶ、素晴らしい記念館でした。

建築は実際に現場に行かないと、その場の持つエネルギーや佇まいを感じることが難しいですね。