12月2日 2009-12-02 | 人生の座標 池田大作語録 青空を見て、「ああ素晴らしいな」と思う。川のせせらぎに聞きほれて、耳が洗われたような気持ちになる。その心が、「美」を愛する心であり、芸術・文化の心なのです。 決して特別のことではない。本来、一流の芸術も、自然と同じように「人をくつろがせたり」「生命力を与えてくれる」ものなのです。
11月21日 2009-11-21 | 人生の座標 池田大作語録 日本の教育は、人間としての基本を教えていない。教える者もいない。自分のことしか考えない、利己主義の社会の行く末は、厳しいものとなろう。慢心のよりどころであったはずの経済的繁栄も失いつつある。国際的に孤立してしまえば、社会は衰亡の一途をたどるにちがいない。 すべてが閉塞状況にあるこの国で、日本人は、己の前途に待ち受ける運命をどう転換していくのか。どう自分に打ち克っていくのか。そのためにも、人間としての基本を教えていくことが大事である。 人のため、社会のために生きる。それが人間にとっての基本である。人に尽くすことこそ、実は自分を生かす道であり、他の人を顧みないことは、実は自分を傷つけていることになる。
11月13日 2009-11-14 | 人生の座標 池田大作語録 今、なぜ読書なのか。第一にそれは、読書経験が、ある意味で人生経験の縮図をなしているからです。 また、その第二の意義として、蓄えられた読書経験は、巷にあふれ返るバーチャル・リアリティー(仮想現実)のもたらす悪影響から魂を保護するバリアー(障壁)となってくれるでしょう。
10月24日 2009-10-24 | 人生の座標 池田大作語録 時代の混乱の原因の一つには、「知識」と「知恵」の混同がある。 学んだ「知識」を何に使うか。それが「知恵」である。「知恵」のない「知識」をいくら集めても、価値は生まれない。習った「知識」を記憶しているだけでは観念である。 それに対し、「知恵」は、生活であり、生きる力であり、生き抜く源泉だ。「知恵」こそが、勝利と幸福につながる。「知識」だけでは幸福につながらない。
10月21日 2009-10-21 | 人生の座標 池田大作語録 当たり前の人生を、ただ無難に送るだけなら苦労はいらない。深き哲学もいらない。しかし、人間として生まれた、その”人間の証”をどう示し切っていくのか。生涯をかけて、その追求の実践を貫く人こそ偉大である。わが生命を極限まで燃やしきっていく。そうした生きざまのなかに真の生きた哲学がある。
10月10日 2009-10-10 | 人生の座標 池田大作語録 あいさつは、はつらつとした人間性の発露であり、伸びようとする精神の弾みである。 外交といっても人間の出会いから始まり、それはあいさつから始まる。大いなる友情の海原へと船出する、こころの交流の門戸こそ、あいさつにほかならない。
10月5日 2009-10-05 | 人生の座標 池田大作語録 「人に尽くそう」と決め、勇気を出して「行動」を開始したとき、もっと強い自分になれる。人間としての器が、もっと大きくなる。 多くの大人たちは、その勇気を、もう失ってしまっている。年をとればとるほど小さく固まって、「自分を守る心」が強くなっていく。
10月4日 2009-10-04 | 人生の座標 池田大作語録 「うまく勝利した人は、条件がよかったのだ」と考える人は多い。こういう人は、たいてい「もしも、自分にあれがあったならば」「もしも、自分がこんな問題をかかえていなかったならば」と考えている。しかし、それは結局、グチではないだろうか。困難をかかえていない人はいないからである。
10月3日 2009-10-03 | 人生の座標 池田大作語録 見ることは「刹那的」であり、読むことは「永続性」がある。見るだけでは「受け身」になる。読むには努力が必要です。自分で努力し、自分で想像をめぐらし、一字一字、一行一行、一頁一頁、読んでいくしかない。 大変だが、大変な分、自分で自分の心と頭脳を耕している。だから、読書している人は、顔つきまで違ってくる。