まさやす日記

長野県議会議員。
宮田村の議員(議長も)していました。
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第3回伊那新校再編実施計画懇話会

2021-02-16 | 教育・出産・育児

夜、伊那新校の懇話会を傍聴。

冒頭、前回の懇話会で質問のあった件について県教委から説明
その後、懇話会の前段で開催した校地検討委員会の報告。今回は部会長の選出などについて。

で、本題。
本日は、まずは伊那北高校と伊那弥生ヶ丘高校の生徒から学校紹介や新校に期待することなどを発表。

〇伊那北

1,2年生にアンケート調査、200人の回答

回答は資料の通りですが、発表時に口頭説明があった点を何点かメモより

現在の取組み
・SDGsと地域の身近なことを結び付けている

新校に期待すること
・卒業後の進路などに結び付けた授業を
・勉強に関係しない部活動にも理解を
・人数が増えても授業の質が保たれるような仕組みを考えてほしい
・部活は、おのおのの伝統を言うとまとまらない
・改めて詳しく説明して欲しい
・学力の幅が広がり授業内容が心配

〇伊那弥生ヶ丘高校

学校紹介
・35の部活があり、器楽部とダンス部は全国出場

アンケートより新校に期待することなど
・冷暖房の改善
・WIFI環境の整備
・弥生は元々女子高なので、男子トイレが少ない
・制服は止めて欲しい
・制服は体温調整が難しい
・暑さ寒さ対策
・学習、これからにネットワーク
・生徒一人ひとりにあった指導を
・進路で関係ない人は模試は必要ない
・伊那北と弥生の両校のよいところをとって
・郷土愛や地域との連携、グローバルな学び、
・部活動、、、安易な統合は疑問
・文化祭や百人一首の大会などは残すべき

休憩後意見交換

澤井座長より
「どんなこともで良いので、どなたか?」
と広く意見を求められましたが、どなたも発言がなく、

「卒業後に期待することは?受け手の大学としてはどんな子を期待?」
ということで澤井座長より大学の先生などへ質問。

A.大学の立場、各学校でポリシーが違うので異なるだろう。大学に入るため、学ぶためには、基礎学力がまず大事。最近の学生は素直な子が多い。昔はもっと「なんでそうなるの?」という学生がいた。講義内容をうのみしてしまう子が多い。「なぜ?」という探究心をもっと持って。不思議?という気持ちも。
指導要領が大きく変わる、例えば近代史だけになる、、、とか聞くが、地元の歴史、産業などを学ぶことも良いと思う。
基礎学力考える力を今、大学が求めているというイメージ。

A.プレゼン能力探究心を更に。社会に出ると、多様な価値観の人を受け入れながら仕事をする。高校生の時から多様な人とかかわって欲しい。今の子は、お年寄りなどを含め、様々な人とかかわることが少なくなっているので。

A.医療の立場としては、新しい高校に医師を育てて欲しいと思っている。基礎学力はもちろん、医師を目指すように。長野県は10医療圏あり、上伊那は下から3番目の人口に対する医師数の少なさ。コロナのワクチンも始まるが、マンパワーが少ない。医師を目指して欲しい。いろいろな知識を獲得して欲しい。

「今、突っ走りたい夢があるか?」

A.夢を職業で終わりにしたくない。JICAでも話した。夢はとにかくいろんな人と関わりたい。そのために今できることを考え行動している。

A.音楽家になりたい。音楽が大好き。その音楽を使って、人を楽しく、しあわせにしたい。コロナで音楽家は大変だが、社会に役立つような音楽家になりたい。

A.松尾さん:小さいころから好きなこと、音楽関係。それをずっとやっていきたい。仕事とプライベートと分けると、どちらかを我慢しなければになってしまうので、自分のやりたいことを続けるために、様々なことにチャレンジしていきたい。

A.はっきりした夢はないが、小さい時から有名になりたい。洋服が好きだったので、そういった方向、ブランドを立ち上げてグローバルに活躍したい。

O.進学校はどこそこの大学に入る、、、が目的になってしまっている。進学校の役割としてより高い学力をつけるため、、、もあるだろうが、それだけでなく多様な人と結び付けれるようにすべき。大学の三回生の娘は、コロナでオンライン授業を地元で受けている。

座長:
大学進学を目指す子が多い高校になるだろうが、大学側からは基礎学力、プレゼン能力、人とのかかわり、、なども大切との話があった。
地域としては、医師にも目を向けて欲しい。
高校生の皆さんは、自分を活かしたい、、、という話。自己満足で終わるのではなく。何ができるようになるのか?を。

「保護者の立場では?」

A.高1の子がいる。前回の話を聞いて、表現する力を身に付けることができるように。どう表現しどう伝えるか。まだよくわからない生徒へも先生方が教えてくれればありがたい。
高校時代は、一番いろいろなことを感じる時。その後の人生をどうするか?に結び付けてステップアップの場となれば。

A.子どもたちは、夢とか職業など決まっていない子が多い。中学ぐらいだと、自分の将来についてあまり考えられない状態。新校に入ってすぐには難しいのでは?高校に入る時にはまだ自分の特性も分かっていない。多様なことが学べる場であってほしい。

A.うちの子はどうか?と考えると、受け身である気がする。将来の夢などもハッキリしない。まだ迷っている。多様な人に会って、いろんな話を聞いて、自分で考えていくことが大切と感じた。
自分も、昔は受け身の学習だったと振り返る。自分から考えてということは、社会へ出ると大事なこと。探究的な時間など大切。

A.高2でこれからの夢があるというのは素晴らしい。自分も高校生の頃は夢があった。今は毎日の生活がどうしても惰性になってしまっている。いくつになっても夢を、、、と思った。新校、総合的な学び、基礎学力、部活動は両校の伝統を活かしていって欲しい。

O:中学の時から受け身ではなく能動的な活動ができる人材、夢を追い求めれる力を、多様な力を付けて欲しい。

O:四人の生徒の発表を聞いて嬉しく思った。母校が無くなって嫌だ、、、という気持ちや何万人の同窓生を思うと苦しい。でも、、、一番大事なことはこれからの子どもたちのこと。今、学びが変わる、産業も変わっている。
新校は、偏差値の幅が生まれると思う。医師を目指すクラス、偏差値のちょっと低いクラスがあっても良いと思うし、偏差値だけではないと思う。新しい学校、モデルとなる学校にして欲しい。全ての人たちの力で。総合技術や総合学科なども含め、上伊那からの流出を止めれるような取組みにして欲しい。

O.これからは国際化、これからの子どもたちには世界を見て欲しい。そうすると日本や地元の良いところも分かる。そして帰ってきてくれれば。

座長.今日はどういう進路?などの話だった。次からは学科、学び、部活、生活、、、などの話をしたい。

「地域で盛り上げてという意見があったが?」

A.地域の課題を解決するためには、考える力、判断力、、、などが重要。「なぜ?」という疑問を持つことが大事。地域を支える子がこの地域に戻ってきて欲しい!という気持ちもある。医師が足りない、産業界でも研究者が戻ってきて欲しい、そういう人材が欲しい。地域の拠点となる普通科高校を。グローバル化など社会を取り巻く環境に対応できるようにすることが重要。

座長.今、高校などでどんな探究的な学びをしているのか?そういった事例を次回、示して欲しい。学校生活でどういったことを考えるか?なども。
新校に対する期待という視点で進めていきたい。

・・・・・・

といった内容でした(僕のメモからなので、正式には後日事務局より出される懇話会まとめをご覧ください。)

これからの子どもたちのために、、、前向きな意見交換が行われていました。

現役生にとっては、楽しい高校生活を送っている中、酷な話のような気もしますが、、、だからこその改善点などがあると良いな、、、とも思いました。

「夢」
その時点で持っていてもいなくても、意識するタイミングは幼少期からもっとあるべきでは?と感じました。


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