四万十川のほとりにて

Uターン爺さんのガーデニングや田舎暮らしを日記に。

クローニンの[城砦]を60年ぶりに読む

2019-05-27 10:19:07 | 日記
クローニンDr.A.J.Croninの城砦The citadelを図書館に依頼して探し、60年ぶりに読んだ。大学卒業したばかりの若き医者アンドルー・マンスンの物語で、1937年に出版された。自分が生まれる前の本、この本を大学入学前に読んで、痛く感動し今でも忘れられなかった思い出の本だ。恥をさらすようだが、自分はとてもマンスンのような医者にはなれないと、医学部受験を断念した。もちろん自分の学力は医学部に合格するだけの力は無かったが…。
マンスンは、セントアンドルース大学を卒業してウエールズの炭鉱町に初めて医者として出発する。様々な出来事や人間関係に悩み成長してゆく。炭鉱の落盤事故で一人の鉱夫を高さ2フィートの構内で足の切断する場面は、ショックだ。
小学校の女教師クリスチンとの出会いや交流も胸をときめかしたものだった。イギリスの医学会や様々な制約など(すなわち城砦)に敢然と対決してゆく姿にも感動した。
この本は医者にたいへん好かれた本だそうです。医者になる人のバイブルと言われたそうです。医者のみならず一般の若き人々に一度は読んでほしい本ですね。
コメント
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