ユングについては関心があったので、何冊か本を読んで、ユング自伝も読んだので、幾らかは知っていたのだが、フロイトに関してはユングの側からの否定的なメッセージが頭に残っていて、あまり読んでこなかったので、今回の本、フロイトvsユングを読む事によってより詳しく知る事が出来た。フロイトに関しては先入観から思い違いをしていた事が明らかになった。
フロイトは精神現象、精神症状の根底にリビドー性欲の関与を重視する。ユングは性欲だけではない色々な面からアプローチする。しかし、告白すると50代後半の自分が未だに異性への恋慕で悩んでいる事を考えると、性欲というのは思っている以上に根源的なファクターなのかもしれない。
ユングを理解する上で、フロイトの理解は
前提条件というか、必須だと思う様になった。フロイトの精神分析入門新潮文庫を持っているので、それと夢判断を買って読破しようと思い立った。
妹からクリスマスプレゼントに図書カードをもらったので、フロイト、ユング関連本を購入するのに充てたい。
フロイトにせよユングにせよ、解説本では
簡単な図式で概念を説明しがちだが、原著にあたると遥かに大きな情報が得られると思うので、是非とも読んでみたいと今は思っている。