Bro2の暇つぶし

表現の難しさに惑わされてはいけない

昨日の仕事現場への移動中、マセマから出ているキャンパスゼミ・電磁気学の第1章ベクトル解析のまとめを読んだ。キャンパスゼミシリーズを読んでいて、いつも思うのだが、このシリーズは読者目線に立って懇切丁寧に説明をしてくれる。実は学生時代にベクトル解析の本を読んで勉強したことがあったのだが、イメージが湧かずに挫折した。grad(勾配)、div(発散)、rot(回転)と言われて数式の羅列がしてあっても、意味や必要性、発想、具体例等の説明がないと、余程の数式オタクでないとチンプンカンプンだろう。上記のキャンパスゼミ・電磁気学では上手くイメージを利用しつつ説明してあり、成る程そうなのかと納得出来た。ガウスの発散定理、ストークスの定理まで概要は理解出来た。勿論、細かい数学的な証明はキャンパスゼミ・ベクトル解析を読まねばならないが、概念として理解出来、具体的な問題が解ければ当面の課題はクリアだ。電磁気学を勉強する動機はあくまでフリーエネルギーの理解に有るので、細かい数学的な瑣末な事柄にかかずらわる積りはない。学生時代に読んだ本は多分講義に使う教科書として書かれたもので、詳しい説明は講義中に行う為に、紙面には端折った説明しかされていなかったのだろうと思う。キャンパスゼミの第1章を読むにあたって、僕は受験生時代にベクトルの外積と多重積分位は理解していたので、基礎知識としてはそれで充分だった。
キャンパスゼミ電磁気学の第2章以降は詳しい電磁気学の解説になるのだが、数学的な基礎が出来たので多分理解出来るだろうと安心している。但し、最終目標はフリーエネルギーの解明なので、既存の電磁気学を理解しても終わりではなく、そこが出発点である。どうも既存の数学、物理学は読者に理解してもらおうというスタンスに立っていないと感じる。簡単な概念を説明するのに、何重にもカギをかけている様な印象を持つ。理解出来る人にだけ理解させてさらに理解出来た少数の人をドグマで洗脳する。
昔、生物の教科書にはセントラルドグマという奴が載っていた。DNAからRNAが作られ、RNAからタンパク質が作られるという流れで、逆は無いと言われていた。しかし、RNAからDNAを作るレトロウイルスが見つかり、RNAからDNAを作る逆転写酵素が見つかってセントラルドグマは崩壊した。またDNAが関与しない感染性タンパク質、プリオンも見つかった。この例でも判る様にドグマは壊れるものだ。電磁気学、熱力学、相対性理論等をつつけばほころびを見つけることは、容易くはないが可能だと思っている。ファインマン物理学の力学の相対性理論の説明が学生時代に読んで、矛盾に満ちたものだった印象があるのだが、それはまた後日の話題に。
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