一つ一つの認知に良い悪いは無いが、幸せな認知の仕方と不幸せな認知の仕方は確かにある。
今日は昼下がりの時間に、王様文庫 わ瞑想の不思議な力、を再読していて認知について考えさせられた。
著者の地橋氏は20代に放蕩生活を過ごし多くの人に迷惑をかけたらしい。20代の終わりに自分の生き方を反省して修行生活に入った。それから何十年も修行してその間にヴィパッサナー瞑想に出会う。
ヴィパッサナー瞑想は気づきの瞑想である。自分を観察して、今何をしている、今何を考えているといったその時々の行動や思考、感情などに気づきのコメント(サティという)を入れていく。ただこれだけなのだが、サティを入れる事により、自分自身の癖や考え方の特徴、更には認知の偏りについても気づかされる。
このヴィパッサナー瞑想を続ける事により人生が劇的に変化した人達の具体例がこの本には沢山出てくる。自分も随分と偏った認知の仕方をしていて、これではいかんなと思うことが多々あった。自分の醜さ汚さに直面するのは苦痛だが、そのままでいることよりは少しでも綺麗になって行くことを目指せる事は、今後の人生に対する福音に思える。
この本は小さな文庫本に過ぎないが、大きな価値のある名著だと思う。
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coconya
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