東京城北サイクリング

東京の城北エリアおよびその近辺の道路事情や再開発を紹介します

補助第83号線 (その1)環七以北(清水坂)

2016年07月24日 | 補助第83号線
補助第83号線の現状についてレポートしていきたいと思います。
都の資料によると『補助第83号線は、北区滝野川二丁目から北区赤羽西三丁目に至る延長約2.6キロメートルの都市計画道路です。』とのことです。
北から見ると、赤羽西三丁目の73号線との交差点から南へ向かってスタートし、東十条の少し西側を通り、北区役所前を通り、王子駅の西側で明治通りと合流したところがゴールとなります。

今回は、赤羽西から環七交差部の手前までを紹介します。

[全体図] 数字の1~6が今回の撮影ポイントです。

現道は清水坂と呼ばれる長~い坂道となっています。自転車で通る場合、登りは非常にきつく、下りはとてもスピードが出るため危険で、ちょっとした難所といえる道です。
今回紹介する箇所は事業が開始されておらずスペックなどの詳細が公表されていませんが
環七以南の事業が開始されている部分の資料から推測すると、
幅員は標準部で20m、環七との交差部で30m。標準部は車道2車線と自転車レーンと歩道で構成されるものと思われます。

(1)73号線との分岐点

補助第83号線の北端部分です。
右側の、白とグレーのストライプ柄の建物を挟んで右側が73号左側が83号線となります。
少し下り坂となって、埼京線をアンダーパスします。
この辺りはおおむね敷地が確保されているように見えます。

(2)埼京線通過後の地点

埼京線を潜り抜けると上り坂になります。
ここからしばらくは線路沿いを通るので沿道の片側(西側)のみが道路用地となります。
この撮影ポイントの左側はコトニア赤羽という子育て支援・高齢者福祉複合施設があります。
以前はお風呂屋さんだったと記憶しています。
右側はとある企業さんの会社建物がありますが敷地の半分ほどが道路用地にかかっています。

(3)あじさい荘付近

北区の特別養護老人ホーム清水坂あじさい荘(右側の黄色い建物)付近です。
建物はあらかじめ道路用地を避けて建てられており、予定地部分は一時的に緑地として整備されています。

(4)北区八幡山

右側に見える緑地は小さな山になっていて若宮八幡神社という神社があります。
道路沿いは児童公園となっており、その部分が道路用地となっています。
がっしりとした石垣があり、神社の載った山もあるのでここの土木工事は大変そうです。
八幡様ごめんなさい・・・

(5)上り坂とS字カーブ

少しカーブしてこの辺りからJRの線路から離れます。
ここからは沿道両側に道路用地がかかってきます。
西側はやや小高くなっており高低差の処理が難しそうな箇所がいくつか見受けられます。

(6)環七交差点北

この先で環七と交差します。都市計画図をみるとこのあたりの幅員が広がっており30mほどあると推測されます。
図面には立体交差するような線が描かれていますが、現時点ではオーバー、アンダーパスのいずれになるかはわかりません。
地形からすると83号線がアンダーパスした方が上下の移動が少なくて済むように思えます。


以上、補助第83号線、環七以北の紹介でした。
空き地の存在や高層建物の建てられ方から、全長の半分程は道路建設を見込んだ作りとなっていることがわかりました。
次回は環七を渡り、事業着手された区間に入ります。