中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

若手日本人なんて要らんわ

2014-11-22 | 現地採用事情


日系企業も現地化を進めており、担当者レベルにおいては中国人スタッフが占める割合が上がってきました。

現地化が進むと、日本人現地採用というポジションは減ります。
我々にとっては死活問題でしょう。

■日本人を雇う理由(特に若手現地採用。経験10年未満)
「日本人だから」ではなく、「その人だから」できるオンリーワンな技術を持っている人なら良いのですが、多くは違います。
オンリーワンな人材は国籍にかかわらず重宝されます。
オンリーワンと言っても世界で一人とかのレベルじゃないですよ!

特に若手現地採用、若手と言っても35歳以下ぐらいまでですね。
仕事能力という意味では、とびきりとんがったところはないけれど、悪くもない。
就労ビザを取得して、働くことができる程度にマトモな、普通の層です。


彼らを担当者レベル、エントリーレベルでなぜ雇うか。

これは取引先が日系メインであり、取引先も日本人。
いわゆる「日本人的な○○」を期待されて採用されるのです。


しかし、この「対日本人要員」のポジションが減ってきている気がします。

■相手が現地化する
取引先の担当者が中国人になると、途端に日本人のプレゼンスは下がります。
当然と言えば当然ですけど、語学の面、文化の面では同国籍者の方が圧倒的にやり易いからです。
もう理由は本当にこれだけ。

今、「対日本人要員」のポジションに就いていて、非管理職の方は、このまま現地採用で安定しては居られないでしょう。
僕もそうです。今すぐ、という話ではないです。

ただ、段々と任せられる仕事は減り、最後はお払い箱となるでしょう。
どうやって生き残るか、真剣に考えないと海外生活は維持できない時代です。


■お払い箱になったとき、生き残れるか?
20代後半で海外に行ったとしても、もがいているうちにあっという間に30代。
対日本人要員としてでも経験を積み、現地事情に明るくなっていれば恩の字ですが、中国人とのポジション争いに敗れ、転職を繰り返しているようで は、日本に戻っても暗いでしょう。

日本国内でも、「中国に強い日本人」を取るよりは「日本に強い中国人」を海外要員として採用する時代です。

■最後に
本当は、日本でしばらく経験を積んで、「戦える力」を持ってから行くのがベストです。

ただ、その頃には結局30代半ば、もしかしたら結婚していたりして、身動き取れなくなってるかもしれません。

そして、やっぱり若い時だからこそ、海外に行きたい、冒険したい!という気持ちになるのだと思います。


1度きりの人生だから絶対に後悔したくない!だけど、まわりの目が怖くて、なかなか動けない。そんな20代の君が1歩を踏み出す50のコトバ
クリエーター情報なし
すばる舎


僕自身、こっちに来る前に本当に悩みました。日本での仕事は安定していたし、いわゆる大手企業でした。

たぶんあの時、「行かない」選択をしていたら、一生海外で勤務することはなかったと思いますし、今も元気にあの会社で働いていたと思います。
逆に「今」渡航したくても、ブレーキした気がします。

約4年前、結局それなりにそこそこうまくやれていた、平均点以上であった(と思われる)、人生を投げ捨てこちらにきました。

そして現在、コチラでの暮らしはうまく行ってないですね。人生なかなかヘヴィです。
それでも、良く考えて自分で選んでこちらに来て、勝手に自滅した。
納得感がありますから、まあ、トータルで見れば悪くないのかもしれません。


<お問い合わせはこちら>
shengshowchina@yahoo.co.jp

★ブログランキング参加しました
にほんブログ村 海外生活ブログ 上  海情報へにほんブログ村


最新の画像もっと見る

コメントを投稿