中華紀行文

アイ リブ イン サンハイ チーナ。
現地採用、海外就職、危険です。現地採用ダメ、ゼッタイ。
現地採用には…なるな!

大陸人の香港・マカオ入境時、場合によっては通行証が不要に

2015-09-03 | 現地採用関連以外の上海、中国ネタ


今日は抗日戦争戦勝70周年ってことで、いきなり3連休になりましたね。
北京では結構物々しくパレードをやっているようですが、上海は平穏そのものです。

パレードネタはきっと誰かがレポートしてくれると思うので、僕は全然関係ない話題を。
紀行文と銘打っている以上、たまには旅行ネタを…。

■香港基本法とマカオ基本法
香港、マカオ、(台湾)は入境(入国時)に、パスポートが必要なのはご存知かと思います。

これは、香港は英国に、マカオはポルトガルに過去租借され、大陸とは違う政治体制・経済体制
のもと運営されていた経緯があるためで、香港は97年に、マカオは99年に中国へ返還されました。

これにより、いきなり政治体制や経済体制が中国と同じになってしまっては、何かと不都合であろうということで(平たく言えば、ですが)、「一国二制度」…、
つまりは一つの国の中で二つの体制で運営できるように「香港基本法」「マカオ基本法」が制定され、
この法律が現在の香港マカオを運営する上での憲法としての役割を果たしています。

とはいえ、中華人民共和国の支配下ですから、基本的には「人民代表大会(中国の議会)の助言と承認に基づいて」
当該地域の運営がされている訳です。

■50年間の一国二制度
この一国二制度は、返還後50年有効と定められています。

段階的に中国化を進めて行き、最終的には統合すると観られています。
ただ、実際50年後にどうなるかは、香港基本法の条文には記載がありません。

香港基本法は、街中の書店で売っています。
非常に平易な中国語で書かれており、読み易いのでぜひ読んでほしいと思います。




■旅人ショック!2013年のスタンプ廃止
2013年6月に、香港政府・マカオ政府は入境時の手続きを電子化し、スタンプを廃止することを発表しました。
これにより、現在は入境時にスタンプはありません。

2001年にシェンゲン条約が発効し、EU圏内でスタンプがなくなった時同様、世界中の旅人を大きく失望させました。

そして、中国に関わる人間なら、「こうやって一体化を進めるのか…」と思わずにはいられなかったでしょう。

■本題、通行証が不要に?
長くなりましたがやっと本題。
携程(シートリップ)のメルマガで、こんなメールが…。



本文によれば、中国内地発で香港を経由して他国に出国する際、通行証不要で7日滞在できると。

香港が目的地でない中国人に便宜を提供しますよ、とそういうことですね。
香港空港inoutの場合のみ認められると。で、香港ドラゴン航空利用時のみになるんですかね。



7日も通行証ナシで滞在できるということは買い物し放題な訳で。
これを悪用して水貨(密輸)をやる人も出るんだろうな、どうやるかは知りませんが。

で、こうやって中国化が進んで行くと。巧妙だなー!


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