いつも、クソだクソだといっている現地採用にいいところはあるのでしょうか。
ちょっと考えてみたいと思いました。
■基本的に無い
現地採用にいいところは基本的にありません。
■百害あって一利なし
基本的には「現地採用などするな」これが僕の現地採用に対する基本スタンスです。
「日本で粛々と駐在のチャンスを狙っうべき」「駐妻になるチャンスを狙うべき」というのが、3年強、上海で暮らしてみての思うことです。
■でも海外に行くチャンスが無い
無いんだから行く必要ないです。
あなたにとっては、日本が主戦場ということです。
でも、それでも行きたいなら、現地採用になるしかない。
■本当に「現地採用になりますか?」
よく考えてください。
給与は安いし、不安定だし、文化が異なる相手との仕事は、一筋縄じゃいかないです。
海外は、旅行等で来て、「いいところだけ」観れば良いのです。
もし、あなたが日本で安定した暮らしを送っているならば、現地採用にわざわざ好き好んでやる意味があるものではないです。
好きではない仕事であっても、毎日会社に行って、紆余曲折あろうとも、毎月固定給が貰えて、友達に会えて、家族に会えて、日本語が使えて、という 環境を捨ててまで海外に飛び出す必要はありません。1mmたりともありません。
20代前半の語学留学は良いと思いますが、アラサーでだなんてイタすぎるし、絶対にやめた方がいいです。正気の沙汰じゃないです。
親御さんも不安です。アラサーになっても、息子、娘は永遠に両親の子供なのです。
日本は素晴らしい国なので、日本語さえできれば偉くなれるし、暮らしていける土壌がある社会です。語学語学と躍起になっても仕方のないことです。
だいたい30手前までロクに語学力もなく生きてこれたんです。
今後もあなたが自発的に外国語を学ぶ必要は永久に無いし、とりあえず死ぬまでは生きていけるハズです。
「海外で働く」「海外で暮らす」、島国で育つ日本人にはステキな響きがありますけど、大したことじゃありません。
コンビニで働く中国人を見てステキだと思う人は居ないでしょう?
美しき風景は世界中にありますが、日本にだってあります。
人材会社は「海外でキャリアップ」などと言いますが、99.9%ウソです。
■人生に大切なのは積極的に選びとる腹落ち感
それでも「何を差し置いても」「どうしても」「絶対に」やりたいならば、どうぞ。
僕は、中国に来て、知らなかったことをたくさん知りました。
でもそのうちの99%は、知らなくても生きていけるものだったと思います。
特に価値などありません。
逆に、この3年半「日本にいたら知れた事」を知らないまま過ごしました。
でもとりあえず生きていけています。知れなかったことも、それほど価値がないことだったんでしょう。
僕は現地採用になる前、1年ほど下調べをし、「何があっても海外で暮らす」と結論付けました。
ですから、今、お世辞にも成功しているとは言えませんが、腹落ち感や納得感があります。
どういう選択をするにしろ、やはり腹落ち感が大切だと思います。
現地採用になる人、なりたい人は、「百害あって一利なし」である現実をよくご理解いただき、覚悟を持って海を渡ってほしいと思います。
■最後に
現地採用のいいところを書こうと思いましたけど、やっぱりありませんでした。
それでも、海外に暮らしたかったので、こちらに来てしまったのですね。
哀れな思考回路だなあと自己憐憫せざるを得ません。
現地採用の良いところについて語れる人は、僕以外にたくさんいるはずなので、ポジティブなブログを探してみてください。僕はネガティブなエントリを投稿し続けたいと思います。
<お問い合わせはこちら 現地採用について、無料で相談に乗ります>
shengshowchina@yahoo.co.jp
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