上海に限らず、海外でゲンサイやってる人ってどれぐらいいるんでしょう。
僕はプロフィールに記載通り、2011年の夏に来たので、早いもので5年目になってしまいました。
今となっては、上海に居る時の方が日常で、年に数回帰国したときなんて、目線が完全に中国人観光客…。
日本のトイレすげー!紙あるー!つーか、流せるー!
■社会人反抗期
ゲンサイになった時の年齢が、20代半ば〜30代前半って方は少なく無いと思います。
これは、大学を卒業して、就職し、一息つける年代と重なり、僕的には社会人反抗期だと思ってます。
上司への不満、社会の不条理に対するやるせなさが溜まってくる頃。
ドヤ顔で後輩に「社会人って大変やねん」と語り始める頃。
社会人反抗期がやってくると、生活に変化を求めると同時に、転職、結婚などライフイベントが起こり易くなる年齢も重なり、
一部の人間は海外へ行きたくなってしまうのだろうと。
■反抗期の失敗
反抗期が到来した社会人は、あれこれ模索し始めますが、
これは中高生の頃に来るホンモノの反抗期と同様、後から思い起こせば恥ずかしくなったり、後悔するような見境無い行動に出てしまうもの。
勢い余って海外に来てみたが、2、3年後に「ああああしまった、やってもうた」ってなるんじゃないかなと。
■なぜやってもうたなのか
ライフイベントがおこり易い年代ですから、当然自分以外にもライフイベントは発生します。
例えば友達が転職した、昇進した、独立してそこそこ成功している(ように見える)、結婚した…人と比較して、
劣等感を持ってしまう。
自分の心の拠り所は「海外で生活している」所だけ。
人から「海外ってすごいね」と言ってもらえても、
実態は月収一万数千元(これは中国なら)、
自宅は他人とシェア、日本では無保険無年金、っていうか住民票も抜いてしまったもんだから日本では「住所不定無職」。
心中穏やかではありません。
■だからゲンサイにはなるな
反抗期が激しすぎてガチでグレてしまった友人ってきっと居ると思います。
逆に葛藤もあったのでしょうが、真面目にやってた友人はオトナになってからそれなりにやってるはずです。
社会人の反抗期も同じ。
会社の言う事を聞いて、嫌な事があっても逃げ出さないで、我慢している人が大抵の場合は勝ちます。
駐在員を観ていれば、分かると思いますが、基本的には良き会社人属性を持つ人が多いはずです。
ゲンサイに自らなるような破天荒さは無い人が多いと思います。
破天荒な性格、思考回路は人生においてマイナスにしかなりません。
見切り発車で海外に行ったり、見当違いの転職をしても、得られる心の平安は一過性のもので、数年後に襲うのは後悔しかないと思います。
ハーフでもなく若い頃に留学(中高生年代)も経験していない純国産がちょっと海外にいったぐらいでは何も変わらないし、職業経歴上ではむしろマイナスにしかならない。
だからゲンサイになるのはバッドチョイスだと思うし、僕は経験者として他人には勧めない。
若いのは今の瞬間だけ。明日の自分は、今よりも年老いています。
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