手術説明など受けてきました。

火曜日に、ダンナにきてもらい、病院で入院前の説明をいろいろと受けてきました。


まず、麻酔の先生の説明がありました。

これが。もう、とてもわかりやすく、
いままで漠然としかわかっていなかった硬膜外麻酔について
親しみやすいパンフと、口頭でご説明いただきました。

これをお読みの皆さんはすでに硬膜外麻酔などよくご存知のことと思いますが、
私は、あまりよくわかっておりませんでしたので、
一応メモしておきます。

あくまでこの病院の場合ですが
麻酔は、全身麻酔と局所麻酔（硬膜外麻酔）の併用

１）全身麻酔は、マスクからガスを入れて行う。数分で眠ってしまう…
麻酔がかかってから酸素を通すため、のどにチューブを挿入。
　（この時点では麻酔がきいているので苦しくはない）
手術が終わったら、ガスを止める。
　とめたら10分ほどで目が覚める。
　なので、すぐに付き添いの家族と話したりも出来る。
　ただそのため、痛みは麻酔が切れるとすぐに感じてしまうので硬膜外麻酔で補う。

２）硬膜外麻酔は、手術前に丸めた背中に痛み止めの注射をしたあとカテーテルを入れ、麻酔薬を入れる。
　　「この間は、すっとそばにいますから、心配しないで、痛いときは我慢しないでいってください」
　　カテーテルは、実際その場でさわらせていただき、
　　「このくらい細いものなので違和感はほとんどありません」とのこと。
　　翌日の夜くらいまでそのまま入れるとのこと。


「このほかにも何種類もの麻酔を用意しています。
術後の痛みは、完全に取り去ることはできないし、また、個人差もありますが、
普通の生理痛程度の痛みに抑えることは出来ると思います、
痛みを我慢する必要はありませんから、辛いときはいってください。
一緒に頑張りましょう」
とのこと（涙←ありがたくて）


この先生は、「患者の不安を取り除く」ということを目的にしていらっしゃるのが
よくわかりました。
もう、表情とか、話し方が、そういう感じがつたわってくるのですよね。

なので、こちらも遠慮することなく、質問もさせていただきました。

数年前に、姉が手術で入院したとき、
手術翌日にすごくせきがでて、そのたびに手術の傷が痛くて苦しんでいたことを話し、
これは麻酔薬に対するアレルギーかなにかでしょうか。とたずねると、
おそらく、気道確保のために通すチューブでのどが傷ついたのでしょうとのこと。
そういう場合も、それに対応する麻酔がありますから、心配しないでくださいとのこと。

姉の場合は、せきがひどかったのが運悪く日曜日で、
その病院では「日曜日には医者がいないため薬がだせないとのことで」（ヒドイ病院だ）
一日中我慢して、苦しがっていましたが。

この病院では、そんなことはなさそうです！！



さて次に、入院の事務的な説明。
費用のこと、支払いのこと、持ち物、その他の注意事項などなど。
パジャマは貸し出しもあるとのこと（一枚1000円）
洗濯施設はないとのことでした。
何回くらい交換したくなるか分からないので、とりあえず自分で何枚か持参して、
足りなければレンタルということにしました。
持参するパジャマは、必ずしも前あきでなくてよいとのことでした。
パジャマらしいパジャマってもってないもので、
結局部屋着を三組くらいもっていくことに。
そのうち一枚だけ前空き。
正確には、前あきのゆったり七部袖綿ブラウス（インド風）
　これで窮屈じゃないく寝られるかどうか一度実験が必要ですが。

ここで旦那が到着して、
最後に、手術の説明です。
今回はまた前回お会いしたとは違う先生です。

一般的な内臓の様子と、私の場合のMRIの画像を表示して、
子宮の役割、筋腫の大きさ、摘出する場合のメリットなどの説明。
先生の説明では、「かなり大きく現在18センチくらいですね」とのこと。


それから手術のリスク。まあ一般的なことです。
手術の流れは、まず腹腔鏡で筋腫を子宮から取りはずす、
そうすると、子宮はもとの形に戻るので
その上で子宮をつっている靭帯と血管を切る。
最後に、下の方に6センチくらいの横切開したところから、子宮と分割した筋腫を取り出します。
とのこと。

実は、このあたりはあんまりよく分かりませんでしたが、（緊張していたせいでもあります）
まあそんなに詳しく聞くこともないと思うので全然OKです。
たとえば、先に筋腫を子宮から取り外して、それから子宮を切除して、その後体外に…
ええとその間、一旦はずした筋腫はどこにいるんでしょうか？？

ま、どこでもいいです。無事に出るんなら。


縫う糸は、すべて溶ける糸なので抜糸は不要。
手術時間は三時間ほど。
もし腹腔鏡では危険と判断された場合は、12～14センチほど切る通常の開腹手術にきりかえ。

出血は300～700ccを予想。
この病院ではセルセーバーという、血液再利用システム（手術中に一旦出た血液をためて再利用する）があるので、
まずそれを使う。足りない場合のみ取り寄せて輸血します。

私は、いつも献血は400ccを選んでいるので、なんだかそのくらいの出血なら平気そう、と思ってしまいました。


それから、これはすごくくだらない質問かも？？とおもいつつ、
気になっていたので聞いてみました。

「手術後は腸などがその場所にくるので空洞になるわけではないとの説明がありましたが、
子宮摘出した知人が、術後、内臓のすわりが悪い気がする、違和感がある、走るとカポカポするとか、言うのですが……
そんなことあるのでしょうか」

すると先生は、
「はっきりいって、そういう意見は全然本気にしなくていいです（笑）」とのこと。
今までが内臓を無理に押している状態だったので、
摘出するとあっという間に、腸がうごくのです。動くのはすぐです。手術中にも戻ります。
違和感があるというのは、それは手術の傷などの違和感から来ていると思います」

なるほどなるほど。
この意見は経験者数人からいわれていたので、こう断言していただくと、安心しました。

そして、手術後は、癒着を防ぐのと落ちた体力アップのためなるべく動くように。とのこと。
そのほうが回復は早い。
買い物などはすぐでもOK。
買い物の荷物を運ぶのは多少重くてもよいのですが、
よっこらしょと腰に力がかかるように下から物を持ち上げるのは少しまってください。とのこと。

退院後三週間位で、演劇の舞台撮影を頼まれていて、断るか迷い中なのですが
三週間なら平気かな。体力つければいいのかな。それはまた後日考えることにします。


いずれにしても程度の問題ですね。
頑張ったほうが良いけど、頑張りすぎないほうがよい。
痛みは多少はあると思うけど、それを我慢しすぎる必要もない。
必要に応じて訴えていけばいいのですね。
こういうのは、信頼感というか安心感があれば、
びくびくしないで、必要なときに看護師さんに相談できるからそれだけで安心できます。

その他、「麻酔のせいで手術後に暴れる人がいるので、その際にはベルトで固定しますがいいですか。
でも暴れる人はめったにいないから大丈夫ですよ」とか、
「手術後、傷あとから細い管がでていますがびっくりしないでくださいね。時々、すごくびっくりする人がいるんです」
などなどのお話がありました。
こうやって事前にお話ししていただいていれば、全然OKです。
真剣なお話なのに、ちょっとくすっと笑ってしまいました。
暴れてベルトで固定されている自分とか、傷あとから出ている管を見てぎょっとしている自分とか想像して。

先生が「たいしたことないですよ～」オーラを出してくださっていたからだと思いますが。


こんなわけで、昼前に病院をでました。

帰ってから、必要なものを書き出し
nissenで大きめの下着などを注文して、

それからちょっと現実逃避で、入院にはどの本をもっていこうかな、とか
手術の時にかけるCDを持ち込みできるとのことなので、それをどれにしようか考えたり、

なんだかかなり準備が整ってきました。

来週は、どういうわけか、いつになく仕事があるので、ぼやぼやしていられません。
が、あとは準備するだけ、というところまできたのはありがたいことです。
がんばろうっと！！

手術まであと11日です。

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