「WINDの午後日記」

無事に筋腫の手術も終わりました。これからの「人生の午後」をのんびりつづります。

2017年 脳動脈瘤経過観察。「前兆」について質問。

2017-06-22 12:11:33 | 脳動脈瘤
実に久しぶりの更新となってしまいました。
おかげ様で特に問題もなく元気に暮らしています。

先週、脳動脈瘤の年一回の経過観察行ってきました。
MRI検査の結果、今回も2.6ミリで、サイズも形もまったく変わりありませんでした!


(以前の画像です)


次回の検査は来年の6月。
いまのこところ、このペースで問題なさそうです。

そういうわけで、主治医の先生とお話しするチャンスは、一年に一回。
せっかくの機会ですから、以前から知りたかったことを、質問しました。

知りたかったのは、
「脳動脈瘤が破裂する前に前兆の症状があるといわれているが、頭痛やめまいなどどれもありふれた症状。何か特徴はあるのだろうか?」ということです。

前兆の症状としては、以下のようなものがあげられます。
(検索したネット上の記事から抜き書き(&寄せ集め)させていただきました)
●頭痛 めまい
 「違和感のある頭痛やめまい」「軽い頭痛が続く」
●血圧の乱高下
●吐き気
●視覚の異常
 「一部が見えにくい」「物が二重に見える」「視界が暗くなる」「片方だけ目が開かない」
●首や肩の凝りや痛み。

いずれも、「違和感がある」とか、「いつもと違う」、「いままで体験したことがない」ということが前提です。
が……

どうですか皆さま?!
こんな症状、更年期世代の女性だったら、
いつだって体のどこかに起きていませんか。私の場合だけですかね??

朝起きたら今まで感じたことのない頭痛だったり、
首から後頭部にかけて痛みがあって枕が当たるだけでも痛くて眠れなかったり、
体験したことのないひどいめまいに数日間悩まされたり、
頭が外から強く圧迫される感じでボーッとしたり、
いままで見えていたものが、老眼やかすみ目で、全然見えなかったり。
血圧を自分で測ってみると、そのたびに全然違って、乱高下ですよ、もう(*_*)

そもそも更年期症状そのものが「体験したことのない」とか、「違和感がある」症状のオンパレードなわけですからね。

そして、これらの症状がどの程度の強さなのか。
違和感があるとはどの程度なのか。
なんだかはっきりしないし、
数時間前にこの前兆がある人から、「思い返してみれば数週間前にこんなことがあった」という人までいる。
これらの症状は、マイナー・リーク(少量出血)によるものと、神経の圧迫によるものがあるようで、それによってもひとくくりで語るのはむつかしいのかもしれません。

ともかくもうなにが前兆なのか、さっぱり判断がつきませんし、
心配しだしたら、きりがありません。
仮にそんなことを心配していちいち病院に駆け込んでも、
なんだか病院で「またですか」と嫌な顔をされそうな気がする(^^;)

多分先生に質問して解決するようなことではないのですが、
何か目安となるような指針がほしい、ということで、
先生に尋ねてみたわけです。「何かこれといった特徴はあるのですか」と。
 
先生のお話では、
これらの前兆の症状がでるのは1~2割程度の人だそうで、まったく前兆に気づかない人も多いとのことでした。
「ゼロではないので全く気にしなくてよいとは言えませんが、前兆が出ない人も多くいるので、気にし過ぎる必要はないと思います」とのことでした。
そして、前兆の頭痛の特徴としては、前兆であったとしても、じわじわくるのではなく突然で、何時何分からと始まりがはっきりわかるケースが多いとのことでした。

先生の患者さんの中には、
いろいろな症状が心配になって、頻繁に病院に来てそのたびに検査する方もいるそうで、
「でもそういう方の場合、検査して問題なくてもそれで安心が得られるわけではなく、だんだん余計に不安がつのっていくので、そういう場合には手術を薦めることもあります」とのことでした。
こういう話をされるとき、先生は「神経質で困った患者だ」というニュアンスではなく、人間はそいういものです、という感じでおっしゃったので、なんだかちょっとほっとしました。

そして、「いずれにしても、絶対大丈夫とはいえないので、心配なときは、気軽に病院に行ってみてよいのですよ、CTを撮ればすぐわかるのですから」と。

私としては、「前兆の場合も、はじまりのはっきりした突然の頭痛のケースが多い」というのはとても線引きしやすくなってすっきりしました。
というのは、最近頻繁に頭痛があるんです。
それも、毎回ちょっと今までと違う、という頭痛でして、いろんなバリエーションで手を変え品を変えという感じで襲ってくる。
それをいちいち気にしていると、もうきりがなく……

ということで、自分の中ではこんな風に整理しました。

酷い頭痛(激痛)だったら、もちろんまよわず救急車。
そこまで激痛ではないけども、始まりが何時何分とわかる頭痛の場合は病院に電話してみよう。
めまいの場合は耳鼻科に、目の見え方がおかしい場合場は眼科にすぐに行ってみよう。(そこで脳動脈瘤があることを話せば、必要に応じて脳神経外科にいくように言われるだろう)

ただし、朝起きたら頭が痛かったとか、だんだん痛くなってきた、
頭が圧迫された感じでもやーっと頭が重苦しい、といった頭痛と、
継続するめまいや、首や肩が痛いというのは、今のところあまり気にしすぎない。

※ここで私が排除したものも、くも膜下出血の前兆として記載されている記事もたくさんありますのでご注意くださいませ。あくまでも私の場合です。私の場合、ほぼ毎日このどれかの状態になってしまうので。

ともかく、こんな風に線引きしたらちょっとすっきり。
もちろんいままで50年以上つきあってきた体なので、これはさすがにちょっと変?という違和感を感じたら、きっと本能の赴くままに、行動すると思いますが。

先生も繰り返し言っておられましたが、頭の中のことだから絶対大丈夫ということはできません。
心配になったらその都度病院に行くことは間違ってはいないことと思います。
でも、一度しかない人生を、その心配に多くのエネルギーを割くのは、ちょっと残念な気もします。
もともと能力の多い人ならともかく、私のように容量の少ない人間は、そんなことを気にしていたら生産性が落ちまくり、ほぼないに等しくなってしまう(笑)。
自分の中の線引きをすることで、生きている時間をより有意義にしたい、今日一日一生懸命に生きよう、ということなのでした。

ところで、
「くも膜下出血の前兆となる症状」って、言葉自体がなんだか長くて、もやもやして、検索してもドンピシャじゃない感じが非常にまどろっこしく、
ネットでいろいろみているうちに、前兆となる少量の出血を英語で「マイナー・リーク」ということがわかりました。
「マイナー・リーク」つまり日本語にすると「軽い漏れ」……。
前兆の症状は、少量の出血によるものだけではないと思いますが、これで検索もしやすくなりましたし、
自分の中で、こう呼び名ができたので、ちょっとすっきりしました。

名前がついたことで、脳内の「引き出し」にもしまいやすくなりました。


※私の感想を記録しているので、全然医学的な内容ではありません。ご容赦くださいませ。

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