「WINDの午後日記」

無事に筋腫の手術も終わりました。これからの「人生の午後」をのんびりつづります。

近所の婦人科へ行ってみました。

2015-06-24 13:45:51 | つれづれ日記
子宮全摘手術をして、1年9カ月たちました。

卵巣の検査は必要なので、
「今後は一年に一回くらい近くの婦人科でエコー検査は受けるようしてください」と手術した病院でいわれましたが…

ときどきおなかがいたいんで、ちょっとだけ気になっていたものの
どうも、婦人科って行くのが面倒で、そのままになっていました。

で、昨日突然思い立って、
買い物の途中で近所のレディースクリニックにいってみましたよ。
筋腫の手術前に一回いったことがあったのですが、
ちょっとぶっきらぼうでくせのあるおじいさん先生で、
その後足が遠のいていました。

とりあえず、ときどきおなかが痛いこと、
体温調整がおかしかったり、不眠、関節痛などの症状があるので更年期かも、という話はしました。

「特に治療は必要じゃないんじゃないの?」とめんどうそうに言われただけでしたが、内診と血液検査をして、次回までにホルモン量を調べてもらうことにしました。
手術の傷などは特に問題ないとのことでした。

全然検査しない < とりあえず近所のクリニックに行く < きちんと病院をしらべて行く

という順序だとして、
まず何もしないよりも、特に評判がよいわけではなくても近所の医者に行く方がいいのかな、
有名病院で何カ月も前に予約が必要なところより、
なにか変だなと言う時に、気軽に寄って相談できればその方が長い目でみてよいのかなとおもったわけですが

やはり、きちんと評判をしらべてよい病院・お医者にめぐり合うことが大事なのかなぁとちょっとよくわからなくなりました。

まずは、来週血液検査の結果が出るので、その時のやり取りで考えます。

テレビで更年期や女性特有の体調不良などを特集すると、たいてい「一度婦人科に行って相談してみてください」と言っていますが、そんなあやふやな理由で診察を受けてそれなりに対応してくれる婦人科って 実は少ないんじゃないかなぁと思います。

なので余計に評判のよい病院に人が集まり、予約が入りにくいという状況なのではないかしら。

健康で、元気な50代を過ごしたいなぁ。
基本はそれだけなんですけどもね(^^;)
ある意味単純です。

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母の件、失敗して凹んでましたが、先ほど急上昇。

2015-06-16 15:29:29 | 
まず、先日の記事で書きました
「母にエンディングノートを書いてもらう」計画の結果から書きますと、
これはもう見事に大惨敗でした。

極力穏やかに、わかりやすく、丁寧に話し始めたつもりなんですが、
途中で母はものすごく怒りだし、もう支離滅裂な攻撃が雨あられのように……
予想はしていたんですけどもねぇ。やはり落ち込みました。

なんであなたの都合でこんなこと書かせるのよ。
私の友達はだれもこんなの書いてないわよ。
親を看取るのなんか当たり前でしょ? 
なんであなたはそう大ごとにしたがるの?
何もノートなんか書かなくても、あたり前に誰だってできることなのに。
私はおばあちゃんにそうしてきた。
あなたの育て方を間違えたわ。
お姉ちゃん(私の姉)にやきもち焼いているんでしょ。
どうしてあなたは自分の自我ばかり大切にするの?
自分が楽したいだけなんでしょ。

とまあ、散々な言われよう。
「自我」の意味ちゃんとわかって言っているのか疑問だよ、と内心思いながらも、
なんとかこらえて黙ってきいておりました
がところどころ、ちょっと私も感情的になってしまい、反省です。超反省。

こじゃれたレストランで、こんなことになり、
周囲のお客さん、本当にすみません。
お恥ずかしい。思い返すたびに、穴があったら入りたい気分です。

最後に私が持参したエンディングノート、
「こういうの本当にはやっているわよね」と母はひどく嫌味っぽい口調で吐き捨てるように言って、それでもバッグにいれて持って帰ってくれました。

予想はしていたんです。
多分、感情的になって私の人格攻撃をはじめるだろうと。
そして、結局何を話したのか忘れるだろうと。

そこで、あらかじめ三枚の紙をつくっていき、それをエンディングノートの中にはさんでおきました。


一枚目:今まで会話の中で、私にこまごま頼んできたことのまとめ
二枚目:これを私に頼むのであれば母自身にあらかじめやっておいて(決めておいて)もらわなくてはならないことのまとめ。
三枚目:なぜ私がこういうことを頼むのかの説明。

1)はマインドマップのソフトを使って、図もあしらいながらカラフルに。
いかにたくさんのことを口頭で指示してきたかがわかるように、
こってりと書き込んでみました。

2)も同じくカラフルに。
でも、あまりこまごま書くとやるのがいやになるだろうから、母自身が何をすれば(決めれば)よいのか一目瞭然でわかるようになるべく文字数減らしてわざとスカスカに。

3)は文章で、母自身がより達成感のある生き方をするためにも、希望通りに物事が実現されるためにも、こういうのを決めるのは必要なこと、という説明。
母を大事に思えばこそだということを分かってもらいたかったのです。

今回少しきつい言い方をしたんですが、
これは先日読んだ「私は私。母は母」という本がとても参考になりました。
その本についてはまた別の記事でそのうち書ければと思うのですが、
母親を一人の等身大の女性として見ることを勧めている内容で、母親側の心理がよく説明してあるんです。読んでよかった。

ともかく、こうして、ノートと紙三枚渡してきましたが、その後かなり悶々と数日間をすごすことになってしまいました。ものすごく悪いことをしたんだろうかと罪悪感にさいなまれたり、そのうちなんだかだんだん怒りがわいてきて気分をコントロールするのに苦労したり、夜眠れなくて布団の中でジタバタしたり……。

そんな中、今日、母から分厚い手紙が届きました。
「いやだなぁ、また、私へのダメだし?」と封を切るのを先延ばしにしていましたが、
仕方なく、先ほどあけました。

するとですね。

A4の紙三枚に手書きでっしり、私が決めてほしいとたのんだことが全部かいてありました。

すぐに電話しました。
母は、あの私への攻撃は一体なんだったんだろうとおもうような、超ご機嫌で電話でましたよ。

「よくこれだけまとめられたね」というと、
本人かなり得意げに「頭使って、一生懸命書いたわよ」とのこと。

たしかによくまとまっていました。
エンディングノートに書くのは抵抗があったらしいですが、項目は参考にしてあり、
いい感じに我が家用にカスタマイズした内容で、しかも遠方の姉や、フリーターで生活不規則な妹に、それぞれできそうなことを事前に割り振ってありました。

いままで全部私がするんだろうと漠然とおもっていたので、なんだか、むしろびっくりしました。

ここに書いてあることを何一つ事前にきめずに、誰が何をするのかの分担も一切きめずに、そういう事態に突入したらどうなっていたかと考えると恐ろしいです。

もっとも、実際どんな予想外のことがおきるか全く予想はつかないわけですが、それでも、かなり状況が整理されたので、突発的な事態にもかなり柔軟に対応できそうな気がしてきました。

一応私が目を通してOKならば、清書して、他の二人にも同じ内容をコピーして送って、了承してもらうとのこと。
そして、
「これからも近くに住んでいる以上、入院やら介護やらお葬式やら一番お世話になるのはあなたたち夫婦だと思うからよろしくね」と。

実際に「万が一」の事態がおきるのは20年後かもしれませんが、それでも母自身も、こういうことをきちんと決めたことで、なんだかすっきりしたような、すがすがしいような口ぶりでした。

ああーーー。よかった。肩の荷が下りた。
悩んで悩んで、このまま険悪になるのかと凹んで、母を傷つけてるのかと自己嫌悪になってましたが、ともかく一件落着です。

今夜はようやく穏やかに眠れそうな気がします。


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母にエンディングノートを書いてもらえるのか……

2015-06-12 10:03:14 | 
さて、今日はこれから母を誘ってランチなのですが、
実は隠れた目的があります。

母にエンディングノートを渡して、書いてくれるように頼むこと。
重大なミッションです!!

正確には、コクヨの「エンディングノート もしもの時に役立つノート」というものなのですが、
Amazonでみると、なかなか評判がよいようです。
亡くなった時や認知症になった場合のことも、当然想定されてるわけですが
それだけではなく、若い人の緊急の入院や財布の紛失や海外旅行から帰れなくなったとき、
そんな時にも役立つようにという体裁です。

私も母に勧める前に自分で買ってみて、一通り書いてみました。
そういう場合に必要そうなことはよく網羅されていると思います。

父を見送って近所に越してきた母、
最近は終活と称してあれこれ考えたり、処分をしたりするのはいいのですが、
それを、口頭で私に伝えてきます。世間話のように楽しげに、エンドレスに…。
会うたびに、数時間、こってりの内容です。

例えばこんな内容です。
・私が倒れたら、○○銀行の口座こう処理して、○○銀行の口座はこう処理してちょうだい。
・A(私の姉)が葬儀や、見舞いに上京するときは、毎回こんな具合に交通費をいくらあげてちょうだい。
 宿泊費はいくらあげてちょうだい。
・姉や妹が立て替えたお金はこんな風に処理してあげてちょうだい。
・B(私の妹 フリーター)が将来お金にこまらないように、こういう援助をしてあげてちょうだい。
・姉と妹が衝突したら、こんな具合になだめてちょうだい。
・葬儀社は、自分が葬儀代を積み立てているので、この系列の中からえらんでちょうだい。
・お墓の文字はいれなくていいから。
・認知症になったら、早めに後見人手続きをして、こういう感じに対応してちょうだい。
・無理な延命治療は、しなくていいから。
・「いろう」はしないでちょうだい。ただし「いろう」をすればガーデニングができる状況ならしてちょうだい。
・自宅介護が無理になったらこういう感じの施設に入れてちょうだい。
・治療費、介護費、葬儀費のの支払いは、ここの口座からこんな風にしてちょうだい。
・自分の遺影は、こんな感じで、あまり修正しないちょうだい。
・自分の葬儀は、どこで、誰を呼んで、どんな感じでしてちょうだい。
・その後の法事は、こんな具合にしてちょうだい。

多分本人は、こういう話題を娘にするのは、ちょっと楽しいみたいなのです。
言いながら嬉々としてますもの。

しかし思いつきでしゃべるから毎回内容がひどく違う。一体どれが最終決定事項なのかなぞです。

これを全部母の思い通りに実現するって、(しかも、聞かされているのが私一人って)ものすごい責任が生じる気がします。というか責任持てません。
母の穏やかな気分のため、「ふんふん」とうなずきながら聞くだけでいいという考えもありますが、それにしては他のメンバーも巻き込んでの込み入った内容が多いのです。

我が家の場合、喪主等の目立つことは姉がするでしょうが、子育てと仕事とで忙しく、しかも遠方に住んでいるのでこちらに駆けつけるだけで精いっぱい。
だから今後、母がだんだん弱っていった場合、介護も、看病も、治療方針、介護方針、施設や病院の選定、入院や退院の手続きや判断、保証人、葬儀の準備、霊園への連絡、その後の法事の手配も、基本的に全部私がすることになるでしょう。

こういうのを、本人は私にしゃべっただけで満足しますが、
たとえば、延命治療はしないでと、いくら私にお茶を飲みながら繰り返し言っても、
それを他の親戚が反対すれば実現は難しいわけです。

本当にそれが母の意思なのかと不審に思う場合もあるだろうし。

どの口座から、治療費や介護費を出してほしい、というのも、
私が勝手に手近な口座からお金を引き出したと思われないとも限りません。
もちろん私の方でもしっかり会計記録はつけますが
自筆でしっかり希望を明記してもらわなくては、私も責任が持てません。
(その上で、銀行で代理人の手続きが必要なんでしょうかね…)

そもそも、そんなこまごまと口頭で広範囲な希望を言われて、
自分が全部覚えていて実現してあげられる自信がありません。
最近自分の記憶力には、我ながら相当不信感をもっています。

そんなわけで、しっかり自筆で書いておいてほしいわけです。
以前にもちょっとその話になったときは、母に全力で拒否されました。
いやなんですねぇ。
お茶を飲みながら自分の死後について話すのは気分がいいらしいのですが、ノートにまとめるのはいやなんですね。
まあ気持ちはわかりますが。

ですから今日は再チャレンジです。
自分で書くのが嫌なら、私が聞き取って毎回少しずつ書くていくという選択肢もありです。

話す内容をきめて、原稿をかいて繰り返し練習もしましたよ。
それが母自身の希望の実現のためにもプラスになることがちゃんと伝えられるように。

さてどうなるのか…
母が感情的に怒りだしても、こちらは決してひきずられて感情的にならないように、
極力冷静に、と自分にいいきかせつつ…
(そのために、出かける前に敢えてこの記事を書いてみました)

それでも大げんかになって凹みまくってかえってくるかもしれませんが。
(そうならないために、あえて家に行かずに外のランチにしたのですが)

さてどうなるのか…

行ってきます。



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