写カットライフ

写真を通して人生を楽しみたい。
道具に凝るのもよし、撮影技術を磨くもよし、写真をテーマに楽しみ方を綴ったブログです。

横浜山手新緑散歩 8 イタリア山庭園

2013年05月10日 21時56分11秒 | 小さな旅

イタリア山庭園から見た外交官の家は景観的にとてもマッチした配置であった。この庭園は1880年から1886年までイタリア領事館がおかれていて、それでイタリア山と言われるようになったようだ。

幾何学的な模様で仕切られた公園はイタリアで多く見られらしい。自分はイタリアには行ったことはないが、そうなのであろうか。

横浜方面を振り返ると大きくそびえるランドマークタワーが見えた。午後の2時過ぎであったが、訪れる人も少なくのんびりと散歩できる場所である。スケッチを楽しむ人、彼女を撮影して楽しむ人など、各自思い思いに過ごせる場所であった。

今週も週末がやって来た。時間の経過は本当に速い。何気なく過ごしているこの一瞬も、充実して感動的な感情を覚えている一瞬も時間という概念では同じなのだ。歳を重ねると本当に記憶の力は落ちると思う。感動の記憶も当然含まれる。
しかし、写真という体験を閉じ込めた画像は、その中に体験という記憶の添付ファイルを残してくれる。
添付ファイルというと一般的にはこの逆を示す。物事の流れや解説を補う資料的な存在が写真などが含まれる添付ファイルだ。
でも、自分のブログは写真がキーワードだ。日記とは違うが、シャッターを押した、自分の見た風景の気持ちがこのブログであり添付ファイルである。

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横浜山手新緑散歩 7 外交官の家

2013年05月09日 19時16分43秒 | 小さな旅

 ベーリック・ホールを出てからはしばらく山手本通りを歩くことになる。山手公園北側入り口から左に行けば山手68番館とテニス発祥記念館があったが、今回は行かなかった。そして目指したのは外交官の家とブラフ18番館であった。
山手本通り側の外交官の家は裏庭に当たるのかどうかわからないが、おとなしい建物に見えた。

この建物はニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などをつとめた明治政府の外交官内田定槌氏の邸宅として、東京渋谷の南平台に明治43(1910)年に建てられたようだ。そして、1997年にここイタリア山公園に移築復元されたとある。
建物に沿ってイタリア山公園を石川町方向に歩いていくと、新緑の葉の間から洋館の窓を望めた。 

そして、公園側から外交官の家を眺めると全く雰囲気が変わった。 こちら側が正面であった。立派な洋館だ。季節を通して絵になる光景だ。

今日は気温が上がり、ちょっとだけ初夏のようになった。しかし、湿度が低いのでさわやかな感じが強い。寒かった分このような快適な日が続くことを祈りたい。
そろそろスーツも夏仕様に変えたいころだ。いや、来月からはクールビズが本格的に始まる。サマースーツを購入する機会はだいぶ減りそうだ。

 

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横浜山手新緑散歩 6 ベーリック・ホール

2013年05月08日 22時35分52秒 | 小さな旅

エリスマン邸のすぐそばにベーリック・ホールはある。周りを囲む木々がないせいか、いきなり地中海に面したスペイン風の建物が現れた。玄関の形が山手111番館に似ていると思ったら、設計者が同じJH.モーガンであった。

 この壁は本当に太陽光が似合う。ここだけ見ていたらスペインと言っても誰も疑わないだろう。

そして、たいていバラがあり、その風景はのアクセントとなっている。これがスペインの生活感のある風景なのであろう。

バラ園でよくバラは撮影するが煉瓦の壁がある園は少ない。茎や葉や花を含めたバラ全体が煉瓦壁に似合っている。 

普段撮りなれない被写体も撮っているうちになぜかなじんでくる。不思議なものでこのような体験はほかの場所でも時々感じる。やはり、慣れるより撮れということは写真でも通用するようだ。

 

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横浜山手新緑散歩 5 エリスマン邸

2013年05月07日 17時53分03秒 | 小さな旅

山手本通りを挟んで山手234番館の向かい側にあるのはエリスマン邸だ。エリスマン邸は、生糸貿易商社シーベルヘグナー商会の横浜支配人として活躍した、スイス生まれのフリッツ・エリスマン氏の邸宅として、大正14(1925)年から15(1926)年にかけて山手町127番地に建てられた。しかし、マンション建築のため一回解体されこの場所に元町公園であるこの場所に再現されたようだ。元はどこのあったのだろうか。山手127番地のあたりを地図で探すと、クレスト山手というマンションがある。山手本通りよりかなり内側に位置した場所だ。

今回は入らなかったが、1Fに喫茶がある。このあたりが西洋館巡りの中間あたりなので休んでみても良かったかもしれない。

次回来たときは室内まで入ってみよう。ネットで後から調べているのでしょうがないが、興味をひくものもかなりありそうだ。

次に訪れる建物はすぐ隣にあるベーリック・ホールだ。

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横浜山手新緑散歩 4 山手234番館

2013年05月06日 17時19分14秒 | 小さな旅

港の見える丘公園前の交差点に戻り、山手本通りを少し歩くと山手234番館がある。こちらは昭和の初期(2年ごろ)に外国人向け共同住宅として建てられたようだ。関東大震災の後で外国人に帰ってきてもらう目的もあったようだ。4世帯住めるようなっていたとある。いったいどのような人達であったのだろうか。

建物の右奥にはバラのアーチがあった。この建物とは関係ないのだろうか

昭和2年というと1927年だ。改修や維持管理がしっかりなされているされているとはいえ、築86年には見えない安定感のある建物だ。

港の見える丘公園交差点からここに来るまでいくつかの教会があり、休日のイベントなのかバザーをやっていた。
気温がやや低い連休初日であったが、このあたりまで歩くとうっすらと汗ばんできていた。緑の森林浴とはならないが、それに近いくらい面白い散歩だ。

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横浜山手新緑散歩 3 山手111番館

2013年05月05日 17時18分46秒 | 小さな旅

横浜市イギリス館のすぐそばに山手111番館がある。間に大佛次郎記念館に通じる大きな広場がある。そのすぐそばだ。
この西洋館はアメリカ人建築家J.H.モ-ガンの設計によるもので、1926年(大正15年)に当時横浜で両替商を営んでいたラフィンの居宅として現在地に建築されたものだとネットに紹介されている。約1世紀ほど前に建築されたスパニッシュな外観は当時としても相当珍しい建物であったと思う。

この玄関のような3連のアーチ形の門は天井がない。バーゴラというらしい。その一つを切り取っても絵になる光景だ。強い日差しの下、場所はスペインといってもわからないかもしれない。

ワシン坂に面した垣根にはバラが咲いていた。春バラには少し早いかと思っていたが、ちょうど良い時期であった。

今回は建物の中には入らなかったが、次回は中に入ってみようと思う。表から見ると2階建てのようであるが、裏手は傾斜地となっているので地階もあるようだ。地階といってもテラスとなっているようで、そこからバラ園が見えるようだ。
以前、港の見える丘公園でバラ園に行ったことがあるが、その時に見えていた喫茶がこの地階であったようだ。

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横浜山手新緑散歩 2 横浜市イギリス館

2013年05月04日 18時57分59秒 | 小さな旅

港の見える丘公園の中にイギリス館がある。公園のバラ園から建物を望むことができる。バラ園のバラはこれからが最盛期となるだろう。

横浜市イギリス館は1937年にイギリス総領事公邸として建築されたとある。中に入ってみると天井が高いことに気が付いた。
そして、窓の形に趣がある。さりげなく飾られている小さな花のカップがイギリスを感じさせる。

正面玄関は華美な装飾はなく意外にすっきりとしたものだ。つつじが咲いていたが和風の庭にも合うように設計されたのか、それともつつじなどは後から植栽されたのか。いずれにしても落ち着きのある玄関であった。

いつも自然の風景ばかり撮っていて建物を撮ることはあまりない。十分な下調べのないスナップ散歩的な撮影であった。
今回は異国情緒の漂う西洋館という建物を、初対面でどのように写すのか、その場その場の緊張感を味わい、どう撮ってしまうのか、感性の状態を知ることも目的とした。
撮って、現像編集して、結果を正直に受け止めたい。
出足のイギリス館は正直20点ほどだ。全体を把握することもままならない気がする。それでもまずは良しとしよう。多分、また来る機会もあると思う。今日は出会いの時だ。

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横浜山手新緑散歩 1

2013年05月03日 19時07分54秒 | 小さな旅

連休後半の初日。気温はやや低いが快晴ですがすがしい休日がやって来た。今回の企画は横浜山手にある西洋館を巡ってみようと思い立った。
コースは元町から港の見える丘公園に上り、眼下に横浜市内を眺めながら石川町方面に歩いていくという計画だ。その途中にいくつかの西洋館がある。洋風のしゃれた建物を撮影しながらのんびりとこの休日を満喫しようというものだ。

新小岩から横浜までは総武快速で行き、横浜でみなとみらい線に乗り換えた。元町・中華街駅が終点だがものすごい人出であった。SuicaやPASMOを持っていない人は大変だ。精算機は台数が少ないようで長蛇の列ができていた。
出口を間違えたようで山下公園側の出口に出てしまった。大混雑の中華街を通り元町まで行った。元町はホコ天前でまだ空いていた。

港の見える丘公園にはフランス山を通って上って行った。なぜフランス山というかと、生麦事件でイギリス人が殺傷された後イギリスとフランスが幕府に軍隊の駐屯を認めさせ、フランス軍が駐屯していたところがここのフランス山だ。写真の風車はその時に設置されたようだ。
当時はこんなに木々がなかったのだろうか。これだけ木々に囲まれていると風に当たらなくなる。

青空に風車と新緑の葉が映える。5月という季節感たっぷりだ。

途中にレインボウブリッジの見える撮影スポットがある。PLフィルターを使い空の青さを強調した。

中華街と違って、このあたりはまだ人出はまばらであった。込み合う中を歩くということはなく、のんびりとマイペースで散歩ができた。
さて、最初に目指す西洋館は港の見える丘公園にあるイギリス館だ。

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川越 小江戸菓子屋横丁

2012年05月04日 19時31分39秒 | 小さな旅

川越 小江戸の蔵造りの町並みから西へ少し入ったところに菓子屋横丁がある。自分たちの年代には昔懐かしい駄菓子を売っている店が集まっている。昔からあったのか意図的に作って行ったのかは分からないが、どの店も軒先に駄菓子を並べて客を集めていた。

飴や芋、ふ菓子、せんべい、何故か漬物屋もあった。街の中の流れる小川には錦鯉が泳いでいた。

金平糖を弁当風にあしらったお菓子だ。面白い商品企画だ。

菓子屋横丁の西側には新河岸川が流れていた。緑のもみじにすがすがしさを感じる。よく見るとこの川にも大きな鯉が泳いで跳ねていた。

菓子屋横丁で買った芋甘納豆は調度よい甘さで旨いものであった。
秋の訪れると紅葉の風情も追加されて、撮影スポットももっと増えそうだ。

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川越 小江戸蔵造りの町

2012年05月03日 16時16分06秒 | 小さな旅

本川越から約1kmほど北の歩いた仲町交差点から北側に蔵造りの町並みが現れる。通りの車の往来や人出の数が少なければ、もっとその印象は深いのかもしれない。

曇り空の下であったのも影響しているが、全体的にブラックアンドホワイトの色調の通りだ。1階は川越の名産品である芋を使ったお菓子類を販売している店が多い。

川越の地ビールもあった。COEDOビールという。昼食の時に飲んでみればよかったが、あとで気がついた。

蔵造りの家屋を写す時は露出が難しい。被写体が全体的に黒いので、黒い壁で露出を測定すると全体が白く飛んでしまう写真となる。かといって明るい空に合わせると建物が真っ黒になってしまう。試行錯誤で屋根の瓦に合わせたのが下の写真だ。

銅張りの蔵の扉に新緑の葉が映える。

このあたりは戦時中でも空襲はなかったようだ。古い瓦の色あせに年月の歩みを感じる。

仲町交差点の東側に仲町観光案内所がある。そこで観光地図を手に入れて歩くとより町並みの理解の手助けとなるだろう。

 

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