80歳に向けて・「新風来記」・・・今これから

風来居士、そのうち80歳、再出発です。

風来記事 その2  同居

2016年10月07日 20時00分35秒 | 考える
今さら、人生に期待するな。
人生に、過大な希望を持つな。
他人に夢を託そうなどとは考えるな。
もう、そんな時間は無い。


弟は今、ひたすら眠っている。
多分、それが必要なのだろう。

私は椅子に腰をかけたまま、何とか起きている。
明けかけた窓の外を眺めながら、ぼぉ~っとしている。

明日のためにしっかりと睡眠をとるのと、
何となく早起きして、ぼーっとしているのとでは、
どちらが有益な時間の使い方なのか?


私に今、何が必要なのか、分からなくなってきている。

弟の存在、そして私・・・。

兄弟としてではなく、二人の個人として、
お互いに、ほとんど無視し合った状態で同居している。
それが、私の正直な感想だ。

多分、それはそれでいいのだろう。

しかし、私は、弟にとって、一体何者なのか?
彼は、何の為に、そして誰の為に働いているのか?
確かに、そんな事は余計なことかもしれない。
いちいち他人に伝えねばならない必要なぞありはしない。

他人のことなど、知ろうと知るまいと、何も変わらない。
私は、現状をそのまんま受け容れていればいい。


正直なところ、それ以外は何もいらない。
何も私が、他人のことなど考える必要などないのだ。

弟の人生は、結局、彼自身のものでしかない。
彼自身が考えればいいことだ。



人は常に矛盾と同居して生きている。
今さらだが、何か、そんな気がする。

私は、知りたすぎるのかもしれない。
まぁ、人は、さまざまだ。
そんな感じの身内が存在してもいいのではないか。
などと思いつつ・・・。

ふと気がつく。
私が、結果として、これまでのようにしか生きられなかったと同様、
彼もまた、現在のように生きていくしか術がなかったのかもしれない。


週、3日、あるいは4日・・・、そういった働き方もあるのだ。
なるほど・・・。

人、生き方、考え方はそれぞれ違って当然だ。
だったら、それをぐずぐず考えるのは、もうやめにしよう。


・・・って、うまくいくだろうか・・・??