セルフマネジメントの技法

仕事を進める上で必要なリソースを管理する技法についてまとめていきます。いわゆるLife Hacks/GTD

ウィルス対策を徹底的にする

2008年04月08日 | デジタル
■Winnyをやっていなくても、ウィルスには感染する

イージス艦の機密情報が漏れたとか、プライベートな写真が漏れたとか、ウィルスに感染した被害のニュースが毎週のように流れている。
にもかかわらず、皆、どこか他人事のように思っている。非常に危うい状況ではないかと思う。

この大きな原因は、ニュースのミスリードがある。マスコミは著作権の保護に力点をおくあまり、「Winnyをやっているせいで、感染した」と言わんばかりの報道をしているのだ。
私はWinnyをやっていないから感染しない……そう思ったら大間違いだ。感染するのは、Winnyをやっていない人でも感染する。友人からのメールの添付ファイルや、フリーソフトのインストール、悪意のあるWebサイト……ウィルスは多種多様であり、Winnyをやっていなくても、ウィルスには感染してしまうのだ。

■徹底的なウィルス対策が必要

※OSをアップデートする
まず必要なことは、感染していないことを確認した上で、OSのセキュリティホールをふさぐことだ。OSは最新版にアップデートしておくべきだ(Vistaにしろという意味ではない。為念)。
マイクロソフトでは、「悪意のあるソフトウェアの削除ツール」を2005年から公開している。
 悪意のあるソフトウェアの削除ツール

※ウィルス対策ソフトをインスートルする
そしてウィルス対策ソフトをインストールすることだ。

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OSを最新版にアップデートし、ウィルス対策ソフトを入れておけば、かなり、被害に遭う確率は減る。Winnyで個人データを流出させてしまった人というのは、これら最低限のこともしていなかったということだ。
とはいえ、ウィルス対策ソフトもコストが掛かる。ついつい、無しで済ませようと思ってしまう人がいるのもわからないではない。

しかし、AVGなど、優れたフリーのウィルス対策ソフトもある。何かしらの対策は必ずとるべきだ。
 AVG 日本公式サイト

※データの保存場所を分散する
山田ウィルスやAntinnyなどのいわゆる暴露ウイルスは、デスクトップ、マイドキュメント、Cドライブのファイルを流出させる。いざというとき流出されて困るファイルは、これらのフォルダになるべく置かないようにする。
デスクトップは、キャプチャ画像が流出する場合があることに留意すべきだ。デスクトップにずらりとアイコンが並ぶのは見苦しい……というのは、個人の美意識の問題かもしれない。ただ、プログラムではなく、データが並んでいる場合、そこからファイル名などで個人や組織の特定につながる情報が流出してしまう。
データは、OSがインストールされたドライブではなく、データ保存用のドライブを別途増設し、そちらに保存するようにしたい。いざ感染してしまったときの復旧もスムーズになる。

※ファイル名の拡張子を表示するように設定を変更する
ファイルのアイコンを偽装し、圧縮ファイルに見せかけたプログラムというのが存在する。そうした偽装を見抜くためにも、設定を変更し、ファイル名の拡張子を表示するようにする。

※ホットスワップ・Raidに対応したNASを導入する
ネットワークカードとHUBをギガビットイーサーネットワーク対応に切り替えた上で、ホットスワップRaidに対応したNAS(Network Attached Storage)を導入する。
これによって、データをPCから分離・独立させることができ、PCがウイルスに感染した場合でも、データを流出させるリスクが下がる。
また、OS再インストールの場合でも、復旧が楽になる。WindowsとMac(あるいはLinux)、デスクトップPCとノートPC、普段使うPCの選択の幅も広がる。
さらに、一部のハードディスクが壊れた場合でも、故障したドライブだけを交換することが可能でデータを失うことがない。

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