スンヒョもジェハも、みーんな目が赤い…
一時間しか寝てないとか…撮影大変なんでしょうね。ファイティン!
いいシーンが増えてきて、素敵なセリフもたくさん出てくるんですけど…うまく伝えられないなあ。私の貧しい日本語力では
言葉より何より、スンヒョの表情が一番多くのことを語ってくれるから、まあ…
大事な所は、はぁとで感じて下さい
#会社の前で、トラックを前にしてスンヒョVSジェハ&ドキュメンタリーチーム
ジェハ「撮影を始めましょう。初日から迫力に溢れるのはドキュメンタリーじゃなくブロックバスター?ですか」
PD「ということは、このトラックの中に絵があるということですか?」
ジェハ「多分」
PD「ところで、この人は誰ですか?ここはどこですか?」
ジェハ「それはあの方に直接インタビューしてみればわかるでしょう。はっきりしているのは、皆さんと私は今、思いがけず、ソン画伯の作品を誰かが着服しようとしている現場に来ているということです」
PD「こんにちは。HBNドキュメンタリー制作チームです」
スンヒョ「カメラを止めて下さい」
PD「今、故ソン・イルゴン画伯の失われた絵を探しているんですが、このトラックの中にその絵があるという情報がありました。ちょっと確認してもよろしいでしょうか」
スンヒョ「私が、死んだ画家の絵を盗みでもしたっていうんですか?」
PD「さあ。そういうことではありませんが…」
ジェハ「警察を呼びましょう。どちらにせよ、この扉を開ければ、公権力が必要になってくるでしょうから」
スンヒョ「止めろ。カメラを止めろって言ってるじゃないか」
ジェハ「警察が来て、トラックの戸を開ければ、あなたはすぐに連行されることになりますが、大丈夫ですか?チャ・スンヒョ社長」
スンヒョ「トラックの戸は開けて差し上げますから、上がってお茶でも一杯いかがですか、シン・ジェハ理事さん」
ジェハ「開けろ!早く開けろ!」
開けてみると…トラックの中身は空です。やっぱり
スンヒョ「孤児院に本を寄付したんです。本を運んで帰ってきたトラックなんですが、なぜ皆さんこんなことをされるのかわかりませんね」
#スンヒョの社長室で
ジェハ「絵がどこにあるのか言え。お前が奪った事はわかってる。どこにある。絵はどこにあるんだと聞いてるんだ、チャ・スンヒョ!」
スンヒョ「また探し出してみて下さい。いらっしゃったついでに、私の部屋に盗聴器でもつけていきますか?」
ジェハ「これは明白な盗みだぞ。誰が何と言おうと、ソン画伯の絵は法的にはUギャラリーの所有なんだ。画家が抜き出した絵を、画家が死ぬとすぐにまた院長とあんたが着服したんだ。どうせ狂ったみたいに駆け回っているんだ、その気になれば、あんたや院長を飛ばしてしまうことも大したことじゃない。俺もあんたたちも、刑務所に入るより怖いのは、社会的に抹殺されてしまうことじゃないか?」
スンヒョ「絵の話ではなく、私はシン理事と、その絵を描いた画家の死についての話をしたいんですがね。絵の窃盗なんてつまらない話ではなく、巨額の金のために、平凡に元気に暮らしていた画家を殺人した話ですよ」
ジェハ「何だって?」
#スンヒョの家の前ですかね。移動図書館のバスの中に入った絵のところに、ヨンインが来ています。
ユン理事「ヨンイン嬢に絵を見せてさしあげて」
ホジュン、見てます…っていうかその場所じゃ危なすぎるでしょう~。せめて門の中に入るとか…
そして、バスの中でようやくヨンインはお父さんの絵とご対面。そこをホジュンがヨンインごと奪っていきます。
警備員…あっさりやられすぎだし…
#スンヒョの社長室
スンヒョ「無くなったタバコの吸殻の話からしましょうか?それとも、新春保育園を襲った、未来画廊から送られたという借金取りの話からしましょうか?それとも、119通報者を音声分析した話からしましょうか?説明してください。ソン・イルゴン画伯はどうやって死んだんですか?説明でも解明でも言い訳でも言ってみろ、シン・ジェハ。あんたの所の画家に、一体何をしたんだ」
ジェハ「お前の弟に聞いてみろ。その場にいたのは、俺じゃなく、お前の弟だから。偉そうな顔をするな、チャ・スンヒョ。ヨンインの目をまともに見られないのは、お前も俺も同じ事だ」
…いや、一緒にするなって…
そのとき、ホジュンから携帯が
ホジュン「写真は気に入りましたか?」
スンヒョ「どこだ、お前、今どこにいるんだ!」
ホジュン「絵だけ持っていこうと思ったんですが、急にチャ・スンヒョ社長にどうしても会いたくなりましてね。こうやって呼びでもしなければ、ご立派な社長さまにはお出ましいただけないでしょうからね。俺みたいな汚い人間のクズのところにはね」
#ホジュンのところにかけつけるスンヒョ(とイルゴン)
スンヒョ「どこにいる、ソン・ヨンインは。どこだ」
ホジュン「いやあ~。本当に来ましたねえ。早かったですね。飛んできたんですか?」
スンヒョ「ソン・ヨンインはどこにいるんだ!」
ホジュン「ところであの女とはどういう関係ですか?付き合ってるんですか?いやあ、さすが能力がありますねえ。やっぱり男は金。金、金、金。あの女、近くで見たら可愛いですしねえ」
ホジュンを殴りつけるスンヒョ。
ホジュン「拳まで。あの女の効果は一番強いねえ。俺が突いたところは間違ってなかったようですねえ。汚いものは我慢できないチャ・スンヒョ社長の弱点」
スンヒョ「言え、ソン・ヨンインはどこにいるんだ」
ホジュン「嫌だ。それを言ったらゲームはお終いだよ。今から面白くなるのに。ああ?」
スンヒョ、案外ケンカ強いじゃん…
スンヒョ「言え、ソンヨンインはどこにいる」
ホジュン「その前に謝れ。うちの母親を侮辱したことを」
スンヒョ「謝るよ。母親のことは、私が悪かった」
ホジュン「人の母親に、むやみなことを言うな。チャ・スンヒョのアキレス腱はあの女みたいだけど、俺のアキレス腱は母さんだから」
スンヒョ「そんなにお母さんのことは考えるのに、その程度にしか生きられないのか?」
ホジュン「何だと?」
スンヒョ「私が見るに、お前が人生をいい加減に生きてる程度は、お前の父親よりひどくはあっても、マシなことはない。このまま行けば、30年後のお前の姿は、まさに今のお前の父親の姿だよ」
ホジュン「こいつ…お前が何を知っているっていうんだ!お前が俺のことを知っているのか?うちの親父のことを知っているのか?俺が、うちの親父がお前のために、これまでどんな風に生きてきたのか、知ってるのか?何にも知らないくせに、いい加減な事を言うな!」
スンヒョ「私が何故。私のためにどうして!私がお前やお前の父親のことなんかどうして知らなきゃいけないんだよ!いきなり現れて、一体私にどうしてこんなふうにするんだよ。
放っておいてくれ。私のことはそのまんま放っておいてくれ!知らないで生きてきたんだから、頼むからこのまま知らないふりして生きていこう」
ホジュン「ああ。俺も望むところだよ。今この時から、俺もお前について関心を持たないようにするから、お前も俺に関心を持つな!こいつ。ソン・ヨンインが心配なんだろ。あいつをすぐ連れて帰りたいんだろ。それなら、今回のことで手を引け。お前がそのことについて、どれだけ知ってるのか知らないけれど、かき回しても、お互い何もいいことは無いから、ここで終わりにして手を引け」
スンヒョ「チェ・ホジュン。お前、一体何をしてきたんだ」
ホジュン「関心を持つなと言ってるじゃないか!こいつ!あの女はどうするんだ。連れて帰るのか帰らないのか!わかった。俺があの女を連れて行ってやるよ。あの女が目を覚ましたら俺がお前の弟だって言ってもいいのか?」
ギャラリーでは、館長とハヨンが捕らぬタヌキの皮算用と、どーでもいいケンカをしながら、絵の到着を待っています。高価な絵がたくさんだから、時間がかかるのはわかるけど、それにしても遅いわねえ~とか言いながら。
そこに、ジェハ帰ってきます
館長「まあ、とうとう来たわね。どうしてあんなに電話も出ないのよ。心配したじゃない…どうしたの?そんな顔して。シン理事?」
ハヨン「うまくいかなかったの?」
館長「本当にダメだったの?絵はどこにあるの?ソン画伯の絵はどこにあるの?」
#ヨンインを負ぶってでてくるスンヒョ。…車の中にいたのね…
そしてホジュンは絵が積まれた車を運転して行ってしまいます。
#そしてUギャラリーへ。
ホジュン「絵の配達に参りました。忠誠!」
すごい顔して喜んでるジェハ^^
#スンヒョの家で、眠ってるヨンインに、
イルゴン「起きろ。起きろヨンイン。目を開けてくれ、ヨンイン…どうしてこんなことに…どうしてこんな…そのまま、娘を捨てて自殺したダメな父親のまんまで逝ってしまうべきだったのに…自分がよければいいと、自分の満足のためだけに戻ってきて、何だこれは、何だこのザマは…ほら、起きろ…」
イルゴン、出てきてスンヒョに
イルゴン「入ってやれ。何もしてやることができない、私は。自分の子供の手を握ってやることも、顔にかかった髪を払ってやることも…いても見えないだろうし…ヨンインが目を覚まして、誰も見えなかったら…あいつ、よけい怖がりはしないか?側にいてやってくれ」
#眠っているヨンインに…
スンヒョ「おい、私のサッカーボール。起きてサッカーしよう。今日はポーンと蹴らないから、目を開けろ、早く」
スンヒョ(心の中で)「お前を心の中に抱いてるのが、私はとても辛い。お前を心の中に抱いてるのが、私はとても怖い。わからない、私は。本当に、何もわからない、私は」
目を覚ましたヨンイン
スンヒョ「お前…お前…大丈夫か?」
ヨンイン「顔、どうしたんですか?何?どうしてケガしたんですか?…泣いてるんですか…?」
スンヒョ「薬でも飲んだか?私がどうして…私がどうして泣…」
涙が…ぽとっ… うぐう…
ヨンイン「でも、一緒に泣いてるからいいな。あのね、涙ってね、心の安全ベルトなんですって。もう悲しくならないようにって、心の安全ベルトを締めてるんです、私たち」
スンヒョ「本当によくしゃべるな、お前」
ヨンイン「ええ」
#イルゴンは死神のところへ
イルゴン「あなたは知ってたんでしょ。私がどうやって死んだのか、どうして死んだのか。どんなヤツが私を死なせたのか。あなたは皆知ってたんですよ。そうでしょ。こうなるってわかっていながら、結局こんなふうに終わるってことをしりながらも、私をチャ・スンヒョに。チャ・スンヒョを私の娘に…何故?一体どうして?あまりに過酷じゃないですか、これは。こうなるなら…最初からこうなるとわかっていたなら、ダメだと言ってくれなくちゃいけなかったのに。行ってみても残酷なだけだと、私が戻ってみても、娘を傷つけるだけだって言ってくれなきゃいけなかったのに!これは何だ。これは一体何なんですか!!あなたのせいで私の娘は泣いているじゃないですか。私のせいで、また…死んでからまでまた、私の娘の心に大きな傷をつけているじゃないですか、私は!…何でもしてやれると思った。チャ・スンヒョは金持ちだから、チャ・スンヒョは立派なヤツだから、毎日毎日チャ・スンヒョになって、うちのヨンインに、生きてるうちできなかったこと、してやれなかったことを残らず全部やってあげて、それから去ろうと思ってた」
死神「私の警告を無視したのはあなたの方です。あなたの娘にしてあげられることをしないで、してあげられない事ばかりにこだわって、怒って、時間ばかり無駄にして。あなたの娘が望んでいることは何だと思うんですか?いい服?美味しい食べ物?200億を超えるお父さんの絵?あなたの書いた少女の絵を見て、あなたの娘さんは、長いこと泣いていました。嬉しくて泣いて、悲しくて泣いて。しばらく泣いていました。他の人の目には億単位の金にしか見えなかったあなたの絵が、あなたの娘の目には、父親の人生に感じられたんでしょう。娘を愛して来た至高な時間だと感じられたんでしょう。何かをしてあげなくては、と考えるのをやめて、娘さんと一緒に交わすことを考えなさい。時間を交わし、言葉を交わし、考えを交わし、心を交わし…一緒に出来ない事が、どれだけたくさんあるか。一緒に出来る事が、どれだけたくさんあるか…」
#救急箱を取り合ってるスンヒョとヨンイン
スンヒョ「私がやるから」
ヨンイン「嫌です。私がやってあげるんですから」
スンヒョ「どうして」
ヨンイン「何がどうしてですか!私の彼氏の顔だからでしょ」
スンヒョ「何?彼氏の顔?」
ヨンイン「だって彼女の顔じゃないでしょ。毎日どうして何にでも理由が必要なんですか?ただやってあげるって言ってるんですから、黙って顔を出しちゃダメなんですか?毎日皆ぶち壊しにして。とにかくあっという間に気分をダメにするのも度がすぎますよ。バカみたいなうちの奇跡さんは」
スンヒョ「その代わり、今お前と私とでやっているこの事は死ぬまで秘密だぞ。わかったか?」
ヨンイン「どうなったのか、聞いてもいいですか?お父さんの絵は、今どこにあるんですか?誰が私を気絶までさせて…言って下さい。私も知るべきことは知らなきゃいけないじゃないですか」
#ジェハとホジュン、車の中で
ジェハ「何だって?誰を誘拐したって?お前、まともか?誰がそう言った?誰がお前にそんなことをしろと言ったよ。ただ見てろと言ったじゃないか。どこに行くのか、誰と会うのか、指一本触れずにただ見てろって言っただろう」
ホジュン「は!やってあげたのに文句を言われるとは。お陰で、目の前で逃す所だった200億ウォンの絵を探してきてあげたじゃないですか。俺が。報奨金をもらっていい所なのに、一体どうしてあんな小娘のために皆大騒ぎをするんですか。理事もチャ・スンヒョも」
ジェハ「チャ・スンヒョは何も言ってなかったか?」
ホジュン「何のことですか?」
ジェハ「知ってる」
ホジュン「一体何を知ってるっていうんですか」
ジェハ「お前と俺、ソン画伯の事故。119で録音されたお前の声までもう分析されてる」
ホジュン「何ですって?」
一時間しか寝てないとか…撮影大変なんでしょうね。ファイティン!
いいシーンが増えてきて、素敵なセリフもたくさん出てくるんですけど…うまく伝えられないなあ。私の貧しい日本語力では
言葉より何より、スンヒョの表情が一番多くのことを語ってくれるから、まあ…
大事な所は、はぁとで感じて下さい
#会社の前で、トラックを前にしてスンヒョVSジェハ&ドキュメンタリーチーム
ジェハ「撮影を始めましょう。初日から迫力に溢れるのはドキュメンタリーじゃなくブロックバスター?ですか」
PD「ということは、このトラックの中に絵があるということですか?」
ジェハ「多分」
PD「ところで、この人は誰ですか?ここはどこですか?」
ジェハ「それはあの方に直接インタビューしてみればわかるでしょう。はっきりしているのは、皆さんと私は今、思いがけず、ソン画伯の作品を誰かが着服しようとしている現場に来ているということです」
PD「こんにちは。HBNドキュメンタリー制作チームです」
スンヒョ「カメラを止めて下さい」
PD「今、故ソン・イルゴン画伯の失われた絵を探しているんですが、このトラックの中にその絵があるという情報がありました。ちょっと確認してもよろしいでしょうか」
スンヒョ「私が、死んだ画家の絵を盗みでもしたっていうんですか?」
PD「さあ。そういうことではありませんが…」
ジェハ「警察を呼びましょう。どちらにせよ、この扉を開ければ、公権力が必要になってくるでしょうから」
スンヒョ「止めろ。カメラを止めろって言ってるじゃないか」
ジェハ「警察が来て、トラックの戸を開ければ、あなたはすぐに連行されることになりますが、大丈夫ですか?チャ・スンヒョ社長」
スンヒョ「トラックの戸は開けて差し上げますから、上がってお茶でも一杯いかがですか、シン・ジェハ理事さん」
ジェハ「開けろ!早く開けろ!」
開けてみると…トラックの中身は空です。やっぱり
スンヒョ「孤児院に本を寄付したんです。本を運んで帰ってきたトラックなんですが、なぜ皆さんこんなことをされるのかわかりませんね」
#スンヒョの社長室で
ジェハ「絵がどこにあるのか言え。お前が奪った事はわかってる。どこにある。絵はどこにあるんだと聞いてるんだ、チャ・スンヒョ!」
スンヒョ「また探し出してみて下さい。いらっしゃったついでに、私の部屋に盗聴器でもつけていきますか?」
ジェハ「これは明白な盗みだぞ。誰が何と言おうと、ソン画伯の絵は法的にはUギャラリーの所有なんだ。画家が抜き出した絵を、画家が死ぬとすぐにまた院長とあんたが着服したんだ。どうせ狂ったみたいに駆け回っているんだ、その気になれば、あんたや院長を飛ばしてしまうことも大したことじゃない。俺もあんたたちも、刑務所に入るより怖いのは、社会的に抹殺されてしまうことじゃないか?」
スンヒョ「絵の話ではなく、私はシン理事と、その絵を描いた画家の死についての話をしたいんですがね。絵の窃盗なんてつまらない話ではなく、巨額の金のために、平凡に元気に暮らしていた画家を殺人した話ですよ」
ジェハ「何だって?」
#スンヒョの家の前ですかね。移動図書館のバスの中に入った絵のところに、ヨンインが来ています。
ユン理事「ヨンイン嬢に絵を見せてさしあげて」
ホジュン、見てます…っていうかその場所じゃ危なすぎるでしょう~。せめて門の中に入るとか…
そして、バスの中でようやくヨンインはお父さんの絵とご対面。そこをホジュンがヨンインごと奪っていきます。
警備員…あっさりやられすぎだし…
#スンヒョの社長室
スンヒョ「無くなったタバコの吸殻の話からしましょうか?それとも、新春保育園を襲った、未来画廊から送られたという借金取りの話からしましょうか?それとも、119通報者を音声分析した話からしましょうか?説明してください。ソン・イルゴン画伯はどうやって死んだんですか?説明でも解明でも言い訳でも言ってみろ、シン・ジェハ。あんたの所の画家に、一体何をしたんだ」
ジェハ「お前の弟に聞いてみろ。その場にいたのは、俺じゃなく、お前の弟だから。偉そうな顔をするな、チャ・スンヒョ。ヨンインの目をまともに見られないのは、お前も俺も同じ事だ」
…いや、一緒にするなって…
そのとき、ホジュンから携帯が
ホジュン「写真は気に入りましたか?」
スンヒョ「どこだ、お前、今どこにいるんだ!」
ホジュン「絵だけ持っていこうと思ったんですが、急にチャ・スンヒョ社長にどうしても会いたくなりましてね。こうやって呼びでもしなければ、ご立派な社長さまにはお出ましいただけないでしょうからね。俺みたいな汚い人間のクズのところにはね」
#ホジュンのところにかけつけるスンヒョ(とイルゴン)
スンヒョ「どこにいる、ソン・ヨンインは。どこだ」
ホジュン「いやあ~。本当に来ましたねえ。早かったですね。飛んできたんですか?」
スンヒョ「ソン・ヨンインはどこにいるんだ!」
ホジュン「ところであの女とはどういう関係ですか?付き合ってるんですか?いやあ、さすが能力がありますねえ。やっぱり男は金。金、金、金。あの女、近くで見たら可愛いですしねえ」
ホジュンを殴りつけるスンヒョ。
ホジュン「拳まで。あの女の効果は一番強いねえ。俺が突いたところは間違ってなかったようですねえ。汚いものは我慢できないチャ・スンヒョ社長の弱点」
スンヒョ「言え、ソン・ヨンインはどこにいるんだ」
ホジュン「嫌だ。それを言ったらゲームはお終いだよ。今から面白くなるのに。ああ?」
スンヒョ、案外ケンカ強いじゃん…
スンヒョ「言え、ソンヨンインはどこにいる」
ホジュン「その前に謝れ。うちの母親を侮辱したことを」
スンヒョ「謝るよ。母親のことは、私が悪かった」
ホジュン「人の母親に、むやみなことを言うな。チャ・スンヒョのアキレス腱はあの女みたいだけど、俺のアキレス腱は母さんだから」
スンヒョ「そんなにお母さんのことは考えるのに、その程度にしか生きられないのか?」
ホジュン「何だと?」
スンヒョ「私が見るに、お前が人生をいい加減に生きてる程度は、お前の父親よりひどくはあっても、マシなことはない。このまま行けば、30年後のお前の姿は、まさに今のお前の父親の姿だよ」
ホジュン「こいつ…お前が何を知っているっていうんだ!お前が俺のことを知っているのか?うちの親父のことを知っているのか?俺が、うちの親父がお前のために、これまでどんな風に生きてきたのか、知ってるのか?何にも知らないくせに、いい加減な事を言うな!」
スンヒョ「私が何故。私のためにどうして!私がお前やお前の父親のことなんかどうして知らなきゃいけないんだよ!いきなり現れて、一体私にどうしてこんなふうにするんだよ。
放っておいてくれ。私のことはそのまんま放っておいてくれ!知らないで生きてきたんだから、頼むからこのまま知らないふりして生きていこう」
ホジュン「ああ。俺も望むところだよ。今この時から、俺もお前について関心を持たないようにするから、お前も俺に関心を持つな!こいつ。ソン・ヨンインが心配なんだろ。あいつをすぐ連れて帰りたいんだろ。それなら、今回のことで手を引け。お前がそのことについて、どれだけ知ってるのか知らないけれど、かき回しても、お互い何もいいことは無いから、ここで終わりにして手を引け」
スンヒョ「チェ・ホジュン。お前、一体何をしてきたんだ」
ホジュン「関心を持つなと言ってるじゃないか!こいつ!あの女はどうするんだ。連れて帰るのか帰らないのか!わかった。俺があの女を連れて行ってやるよ。あの女が目を覚ましたら俺がお前の弟だって言ってもいいのか?」
ギャラリーでは、館長とハヨンが捕らぬタヌキの皮算用と、どーでもいいケンカをしながら、絵の到着を待っています。高価な絵がたくさんだから、時間がかかるのはわかるけど、それにしても遅いわねえ~とか言いながら。
そこに、ジェハ帰ってきます
館長「まあ、とうとう来たわね。どうしてあんなに電話も出ないのよ。心配したじゃない…どうしたの?そんな顔して。シン理事?」
ハヨン「うまくいかなかったの?」
館長「本当にダメだったの?絵はどこにあるの?ソン画伯の絵はどこにあるの?」
#ヨンインを負ぶってでてくるスンヒョ。…車の中にいたのね…
そしてホジュンは絵が積まれた車を運転して行ってしまいます。
#そしてUギャラリーへ。
ホジュン「絵の配達に参りました。忠誠!」
すごい顔して喜んでるジェハ^^
#スンヒョの家で、眠ってるヨンインに、
イルゴン「起きろ。起きろヨンイン。目を開けてくれ、ヨンイン…どうしてこんなことに…どうしてこんな…そのまま、娘を捨てて自殺したダメな父親のまんまで逝ってしまうべきだったのに…自分がよければいいと、自分の満足のためだけに戻ってきて、何だこれは、何だこのザマは…ほら、起きろ…」
イルゴン、出てきてスンヒョに
イルゴン「入ってやれ。何もしてやることができない、私は。自分の子供の手を握ってやることも、顔にかかった髪を払ってやることも…いても見えないだろうし…ヨンインが目を覚まして、誰も見えなかったら…あいつ、よけい怖がりはしないか?側にいてやってくれ」
#眠っているヨンインに…
スンヒョ「おい、私のサッカーボール。起きてサッカーしよう。今日はポーンと蹴らないから、目を開けろ、早く」
スンヒョ(心の中で)「お前を心の中に抱いてるのが、私はとても辛い。お前を心の中に抱いてるのが、私はとても怖い。わからない、私は。本当に、何もわからない、私は」
目を覚ましたヨンイン
スンヒョ「お前…お前…大丈夫か?」
ヨンイン「顔、どうしたんですか?何?どうしてケガしたんですか?…泣いてるんですか…?」
スンヒョ「薬でも飲んだか?私がどうして…私がどうして泣…」
涙が…ぽとっ… うぐう…
ヨンイン「でも、一緒に泣いてるからいいな。あのね、涙ってね、心の安全ベルトなんですって。もう悲しくならないようにって、心の安全ベルトを締めてるんです、私たち」
スンヒョ「本当によくしゃべるな、お前」
ヨンイン「ええ」
#イルゴンは死神のところへ
イルゴン「あなたは知ってたんでしょ。私がどうやって死んだのか、どうして死んだのか。どんなヤツが私を死なせたのか。あなたは皆知ってたんですよ。そうでしょ。こうなるってわかっていながら、結局こんなふうに終わるってことをしりながらも、私をチャ・スンヒョに。チャ・スンヒョを私の娘に…何故?一体どうして?あまりに過酷じゃないですか、これは。こうなるなら…最初からこうなるとわかっていたなら、ダメだと言ってくれなくちゃいけなかったのに。行ってみても残酷なだけだと、私が戻ってみても、娘を傷つけるだけだって言ってくれなきゃいけなかったのに!これは何だ。これは一体何なんですか!!あなたのせいで私の娘は泣いているじゃないですか。私のせいで、また…死んでからまでまた、私の娘の心に大きな傷をつけているじゃないですか、私は!…何でもしてやれると思った。チャ・スンヒョは金持ちだから、チャ・スンヒョは立派なヤツだから、毎日毎日チャ・スンヒョになって、うちのヨンインに、生きてるうちできなかったこと、してやれなかったことを残らず全部やってあげて、それから去ろうと思ってた」
死神「私の警告を無視したのはあなたの方です。あなたの娘にしてあげられることをしないで、してあげられない事ばかりにこだわって、怒って、時間ばかり無駄にして。あなたの娘が望んでいることは何だと思うんですか?いい服?美味しい食べ物?200億を超えるお父さんの絵?あなたの書いた少女の絵を見て、あなたの娘さんは、長いこと泣いていました。嬉しくて泣いて、悲しくて泣いて。しばらく泣いていました。他の人の目には億単位の金にしか見えなかったあなたの絵が、あなたの娘の目には、父親の人生に感じられたんでしょう。娘を愛して来た至高な時間だと感じられたんでしょう。何かをしてあげなくては、と考えるのをやめて、娘さんと一緒に交わすことを考えなさい。時間を交わし、言葉を交わし、考えを交わし、心を交わし…一緒に出来ない事が、どれだけたくさんあるか。一緒に出来る事が、どれだけたくさんあるか…」
#救急箱を取り合ってるスンヒョとヨンイン
スンヒョ「私がやるから」
ヨンイン「嫌です。私がやってあげるんですから」
スンヒョ「どうして」
ヨンイン「何がどうしてですか!私の彼氏の顔だからでしょ」
スンヒョ「何?彼氏の顔?」
ヨンイン「だって彼女の顔じゃないでしょ。毎日どうして何にでも理由が必要なんですか?ただやってあげるって言ってるんですから、黙って顔を出しちゃダメなんですか?毎日皆ぶち壊しにして。とにかくあっという間に気分をダメにするのも度がすぎますよ。バカみたいなうちの奇跡さんは」
スンヒョ「その代わり、今お前と私とでやっているこの事は死ぬまで秘密だぞ。わかったか?」
ヨンイン「どうなったのか、聞いてもいいですか?お父さんの絵は、今どこにあるんですか?誰が私を気絶までさせて…言って下さい。私も知るべきことは知らなきゃいけないじゃないですか」
#ジェハとホジュン、車の中で
ジェハ「何だって?誰を誘拐したって?お前、まともか?誰がそう言った?誰がお前にそんなことをしろと言ったよ。ただ見てろと言ったじゃないか。どこに行くのか、誰と会うのか、指一本触れずにただ見てろって言っただろう」
ホジュン「は!やってあげたのに文句を言われるとは。お陰で、目の前で逃す所だった200億ウォンの絵を探してきてあげたじゃないですか。俺が。報奨金をもらっていい所なのに、一体どうしてあんな小娘のために皆大騒ぎをするんですか。理事もチャ・スンヒョも」
ジェハ「チャ・スンヒョは何も言ってなかったか?」
ホジュン「何のことですか?」
ジェハ「知ってる」
ホジュン「一体何を知ってるっていうんですか」
ジェハ「お前と俺、ソン画伯の事故。119で録音されたお前の声までもう分析されてる」
ホジュン「何ですって?」
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます