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ぬぐせよ第10話 内容その1

2008-04-07 16:33:42 | ぬぐせよ
遅くなりましたが10話です♪いつの間にかもう後半…

#車に乗り込むスンヒョ
スンヒョ「ウェットティッシュはないんですか、この車には」
ジェハ「乗せるのくらい、何、大したことではないですどね。普通は先に、頼むものでしょう。車に乗る前に」
スンヒョ「乗車拒否されるかもしれませんからね。タクシーもバスも、皆降りろっていうもので。大したことがないっておっしゃるなら、こちらも気楽にお願いできますね。乗せて下さい」
ジェハ「どちらまで行かれますか?先にお送りしないと」
ヨンイン「耳が聞こえないんですか?チャ社長さん。私たち、どこにお送りすればいいのかって聞いてるんですよ」
スンヒョ「私たち?」
ヨンイン「ええ。私たちですよ。早く言ってくださいよ。おじさん、待ってるじゃないですか」
スンヒョ「私のために、わざわざ途中で車を止める必要はありません。私はそんなに場をわきまえない人ではない。あなた達が行くところまで一緒に乗せて行って下さい。そうすればお二人も、全然不便はないでしょう」

#また映画見てる死神。とイルゴン
イルゴン「ヨンエさんが、私が戻ってきたんだってこと、判ったんです。言ってもいいですか?その通りだって。チャ・スンヒョの声で、ヨンエさんに言ってもいいですか?」
死神「聞いても仕方ないってあなたもわかっているんでしょう。そんな綱引きはいやになりませんか?執着も欲も捨てなさい。ソン・イルゴンという人は死んだんです。あなたは戻ればそれでお終いだけど、残された人はどうするんですか。愛する人たちに、また同じ苦しみを二度も味あわせるのですか?あなたの言うとおり、チャ・スンヒョは生きてる人間です。チャ・スンヒョにまかせましょう。チャ・スンヒョにさせましょう。49日間というのはすぐです。整理することがあるなら早く整理して、娘とやりたいことがあるのなら、さっさとやって下さい。一日のうちの3時間をどう使うかは、あなたの自由ですが、49日をどう使うのかはチャ・スンヒョの自由ですから」
イルゴン「それはどういうことですか。49日が、チャ・スンヒョの自由っていうのは」

#ジェハの車の中で
スンヒョ「何だって?私たち?」
ジェハ「さっき言ってた、ソン・ヨンインのただの男の人っては、僕が今考えてるその人?」
ヨンイン「はい?」
ジェハ「僕が見ても、彼氏にするにはちょっとな。ずっと、ただの男の人、のままにしとけ」
ヨンイン「はい…」
スンヒョ「おい、お前、今、男の所をうろついている場合じゃないだろう。そんなにヒマなのか?私が見るに、お前は今、彼氏もダメだし、ただの男もダメだ。会うな。誰にも」
ジェハ「ヨンインにかなり関心がおありのようですね。チャ社長さん」
スンヒョ「全くありませんよ。どうしてそう見えるのかわかりませんね。確かに誰彼なく、見たいように見てるようですけどね」
ジェハ「チャ社長さんじゃなくて、どうして気持ちが楽になるんでしょうねえ。とにかく、良かったです。(ヨンインに)明日何時に会う?」
ヨンイン「誰かさんのおかげでアルバイト、クビになったから、何時でもいいですよ」
ジェハ「そうしたら、警察署に行って、どこか遊びに行く?」
ヨンイン「本当に?どこに?」
ジェハ「お前が行きたいところに」
ヨンイン「うーん。そうしたら、海。海でもいいですか?」
ジェハ「明日ちょっと調べて、朝電話するよ」
スンヒョ「二人、警察署へはどうして」
ジェハ「ヨンインが、再捜査して欲しいっていうからですよ」
スンヒョ「事故でない可能性も考えてみたってことか?」
ヨンイン「してみろって言ったじゃないですか」
スンヒョ「あの、ちょっとタバコを一本だけお借りできますか?」
ジェハ「私はタバコは吸わないんです。それに、ヨンインもいるので、車内でタバコをすうのはちょっと」
スンヒョ「私もタバコは吸いません」
ジェハ「それならどうして」
スンヒョ「そこ、シン理事の横にあるタバコ、ちょっと珍しいもののようですから。ちょっと見たことのあるタバコのようでもありますし」
ジェハ「どうぞ。友達が忘れていったものみたいです」

#ヨンドクの家の前?で待ってるホジュン
ホジュン「ああ~。もう嫌になるな。まだ来ないのか」

#ヨンドクの家に到着して。
スンヒョ「おい、ここはどこだ」
ヨンイン「どこかっていうと…、どいて下さいよ。邪魔じゃないですか」
ホジュンに、今は出てくるな、と合図するジェハ。
ジェハ「屋根部屋にもって行けばいいんだろ?(スンヒョに)ちょっとどいてもらえますか」
ジェハがヨンインと一緒に上がっている間に、スンヒョのいる車の所に近づくホジュン。
ホジュン「ちょっと火をかしてもらえますか」
スンヒョ「ありません」
ホジュンの手に、例のタバコ。
ホジュン「じゃあ、ちょっと車を使いますね」 
車の中から、例のタバコを持っていくホジュン。
ホジュン「キーがないので、火が付かないんですが…ありがとうございました」

#ヨンドクの部屋で、ヨンドクとジスクがヨンインを歓迎
ジスク「気に入った?この子(ぬいぐるみ)は?」
ヨンイン「すごい気に入ったわ~」
ジスク「(ヨンドクをさして)この子は?」
ヨンイン「うん?」
ジスク「試供品だから使おうが、誰かにあげおうが、捨てようが、ご自由にどうぞ」
ヨンイン「一旦使ってみて、それから考えるわ。グォン・ヨンドク。これから仲良くすごそうね」
ヨンドク「俺と一緒でも別に大丈夫だろ?何なら家にかえるよ。弟(妹?)と一緒の部屋使うから」
ヨンイン「弟、高3じゃない。怖くないし、私はいいんだけど、何か不都合?」
ヨンドク「そしたら、ジスクが言うとおり、テント張ってすめばいい。お前達がいいなら、俺もいいよ」
ヨンイン、ジスク「やさし~い」
ジスク「(ジェハを見て)二人、どういう関係?」
ヨンイン「どういう関係も何も」
ジスク「何もなかったって?5日間も同じ家で過ごしておいて。何、猫かぶっちゃって」
ヨンイン「猫なんかかぶってないわ。ほんとよ。私は女じゃないんだって。住民番号まで読んで女だって言ってるのに、お前のどこが女だって言われたわよ。いい?」
ジェハ「おい、ソン・ヨンイン。お前、そんなに悔しかったのか?そしたら、女と見てやるよ。今からお前は女だよ」

#車の方に降りてくるジェハ
ジェハ「心配だから、一日に3回ずつ必ず電話するんだぞ。約束だ。それじゃ、明日また。おやすみ。ああ、海辺は寒いかもしれないから、コートちゃんと来てこいよ」
ジェハ、スンヒョのところにやってきて
ジェハ「いままでいらっしゃったんですか?お帰りにもならないで。行きましょう。バス停までそんなにありませんけど、お送りしますよ」
スンヒョ「いえ、大丈夫です。自分の車を呼べばすみますから」
ジェハ「それなら最初からそうなさればよかったのに、どうして」
帰るジェハ
ヨンイン「人の家の前で何してるんですか。帰らないんですか」
スンヒョ「お前、シン・ジェハとはどういう関係だ」
ヨンイン「気をつけてお帰り下さい」

#ヨンドクとジスクに歓迎してもらうヨンイン
ジスク「~今からお前は女だ~かっこいい~。どきどきするでしょ」
ヨンイン「さあ。気分はいけど、ドキドキまでではないわ」
ジスク「うちのクク(ヨンイン)は元々反応が鈍いじゃない。来週の水曜日くらいになってやっと、心臓がどきどきするって大騒ぎになるわよ」
ヨンドク「でも、年が上すぎない?30だろ?10歳差はちょっと…」
ジスク「この人は、どうしてそう考える事一つ一つが保守的なんだか。年なんか関係ないでしょ。人が好きになるのに」
そこにスンヒョ登場♪
スンヒョ「(ヨンドクに)誰だあなたは」
ヨンドク「ここに住んでる人間ですけど」
スンヒョ「何?ここに住んでる?」
ヨンイン「何ですか?どうしてこんな所までくるんですか」
スンヒョ「シン・ジェハの家から出ろっていたら、今度はまた男の家か。どうして男の家ばかりうろついてるんだ。女の友達はいないのか?」
ジスク「その子女の友達ですよ」
スンヒョ「何?女の友達?」
ナムジャじゃーん^^

#公園?でヨンドクとジスク
ジスク「狂男もかなりかっこいいんだけど。そうじゃない?あなたどっちがいい?シン理事?チャ社長?」
ヨンドク「年上すぎないか?31だって?そしたらシン理事よりもさらに一つ上じゃないか。11歳上はちょっと」

#スンヒョとヨンイン。
スンヒョ「食べるのやめて、片付けてくれ、これ」
ヨンイン「言いたい事があるなら、さっさと言って帰ってくださいよ。ね!何ですか?何なんですか?」
スンヒョ「飛ぶじゃないか!食べるかしゃべるかどっちかにしろ」
気にせず食べ続けているヨンイン
スンヒョ「お前に言うことは5つだ。1、さっきは抱いたんじゃない。ちょっとここをつかんで起こしてやっただけだ。2、アルバイトの件は本当に私がやったんじゃない。3、もう一度言うが、シン・ジェハは注意したほうがいい。4、そういう意味で、明日は海に行くな。する事もないのに、どうしてそんな所に行くんだ。お前、そんなにヒマなのか? 最後に5、お前のお父さんが見える。私にだけついてきて、私の目にだけ見える。頼むから、どうかお前のお父さんを何とかしてくれ。私の言う事は聞かなくても、お前の言う事なら聞くかもしれない」
吐き出すヨンイン
スンヒョ「お前、何するんだ!!!」
ヨンイン「出てって。今すぐ出て行って!そして私の前に二度と現れないで。出てって!出てってって言ってるでしょ!」
スンヒョ「お前!お前!お前!!」

#ジェハの車の中で
ホジュン「あひゅ~。映画が一本とれますね。かっこよく誘拐して、かっこよく助けて。夜道が怖くて、また理事の家に戻ってくる。絵を探そうとしたら、あの子を捕まえておかなきゃならないんでしょ、どうするんですか。またやりますか?」
ジェハ「正気か?チャ・スンヒョと話しをして、チャ・スンヒョに顔を見せて。どういうつもりだ、お前」
ホジュン「何をそんなに敏感になってるんですか。あいつが俺をどうしてわかるんですか。全然。全然気が付かなかったよ。いいですか。ところで、どうしてあいつが理事の車から降りてきたんですか?」
ジェハ「俺を追ってきたのかソン・ヨンインを追って来たのか、俺も知らないよ」
ホジュン「だから、どうしてチャ・スンヒョが理事を追ったりソン・ヨンインを追ったりしてるんですか。チャ・スンヒョも絵を探してるんですか?」
ジェハ、孤児院の住所の書かれた紙を渡して
ジェハ「明日すぐ行って来い」
ホジュン「わかったんですか?絵のありか(メモ見て)新春孤児院?」
ジェハ「さっさと戻って探せ。絶対にここにある」

#ヨンドクの家で。とりあえず汚れた服を浴室で。
スンヒョ「これのどこが浴室だ!ドブじゃないのか?私に、ここでうずくまって頭を洗えというのか。絶対出来ない!」
ヨンイン「できないんですか?じゃあ出てきて下さい。早く出てきて下さいよ。許可も無く浴室に飛び込んだの誰ですか。ドア壊れてますからね。何かまた言ったら、扉あけて入りますからね!」

スンヒョ「おい!タオルくれ」
ヨンイン「そこに掛かってますよ!」
スンヒョ「使ったタオルじゃないか。私は新しいのしか使わないんだ」
ヨンイン「はい、新しいタオルですよ(ホントは思いっきり使ってるけど^^)
スンヒョ「服は?服もくれなきゃダメだろう。そんなことまでいちいち私が言わなくちゃいけないのか!お前、そんなに頭が悪いのか」
ヨンイン「頭が良くてらっしゃるチャ・スンヒョ社長さん。そういう時には、怒鳴るんじなくて、お願いしなきゃいけないんですからね。丁重にお願いするなり、脱いで家に帰るなり好きにしてください」
スンヒョ「服をくれ。これでも最大限丁重に頼んでるんだ」
そして渡したのは黄色くて可愛いフード付き♪
スンヒョ「おい!ソン・ヨンイン!こんなものをどうして着られる!他の服を持って来い」
ヨンイン「それしか無いんですよ。嫌なら脱いで出てきて下さい」
あああ~ 可愛すぎ
スンヒョ「こんな乞食みたいなのが服なのか。おい、友達に服のスタイルを変えろって言っておけ」
ヨンイン「あいぐ~この服、どれだけかっこいいか?今、社長さんちゃんと着てないからですよ。このフードをかぶって、紐をきゅっと締めるとすっごくかっこいいんですよ。うーん、最高」
…おもな!おもな!おもな!!…かわいすぎ…そりゃあ、ヨンイン、やられますわ。

#ジョギングしてるヨンドクとジスク。明日はヨンインも連れてこようね、何て言いながら、二人仲良く走ってます。

#スンヒョが目覚めると、そこにはイルゴン
スンヒョに任せろっていう死神の言葉を思い出しながら、スンヒョの寝顔を見ているイルゴン。…いいなあ…何気にかなり羨ましいぞイルゴンshi
スンヒョ「ちょっと、ソン・イルゴンさん。私が何て言いました?あなたが幽霊だかお化けだか知りませんが、私の目に触れないで下さいって。私の家、私の部屋、私の事務所、むやみに入らないでくれって言いませんでしたか。出て下さい。私の家から、私の体から、すぐに出て下さい!」
イルゴン「この人情無し!上も下もわからないで毎日ぎゃあぎゃあ声を張り上げて。お前みたいな性格の悪いやつは!この考えなし。未熟者!一体幽霊たちも、この腐ったヤツから捕まえていかないとは、何を考えているんだ。こいつ!私が何者か何にも知らないくせに、ムカついて死にそうだ、こいつ!!…(わかるようにはっきりと)私と、ちょっと話しをしよう、チャ・スンヒョ!」
スンヒョ「(聞こえてま~す)人情なしで、性格が悪くて、考え無しで、未熟者のチャ・スンヒョと、何の話をしようって言うんです?」
イルゴン「何だ…私の話、全部聞こえた?聞こえる?私の声が聞こえるのか?チャ・スンヒョ!や~!こいつ♪チャ・スンヒョ」
スンヒョ「出ましょう。私も話があります」

#テーブルで向かい合って
イルゴン「助けてくれ、チャ・スンヒョ。今、私を助けられるのはお前しかいない」
スンヒョ「私がどうして?私は、誰かを助けたり、誰かに助けられたり、そういうことは出来ない人間です。他の人を探して下さい」
イルゴン「してやれなかったことがたくさんある。何もしてやれなかった。生きてる間ずっと、幼い娘に、心配ばかり、苦労ばかりかけてきた。お前の体を借りて、チャ・スンヒョとしてでいいから、最後にうちのヨンインに、いい父親として、一度しておいてあげたいんだ。もう会えないから、二度ともう、会えないから。どうせ私は去らなければならない。 少ししたら、お前の体から、私の娘から、この世界から去らなくてはならない。そのときまで我慢してくれ。私が去るときまで…ヨンインには何も言わず、お前だけが知ってて、お前と私の秘密にして、お前は私として、私はお前として、ヨンインが混乱しないように、私が去っても、ヨンインの胸が痛まないように。お前も親になるだろう。そのうちお前も父親になるだろう。…そうしたら、お前の父親を考えてみてくれ、お前を思うお前の父親を考えても…」
スンヒョ「申し訳ないが、私には父親っていう人間はいないんですよ。母親って言う人も同じくいません。何をおっしゃっても、ソン・イルゴン氏を理解する考えも、気持ちもありません。これまであなたがしてきた呆れた事のせいで私がどんなに苦しい立場にいるか、わかって言ってるんですか?知らなければともかく、知った以上は、あなたから私を守らなければなりません。どんな手を使っても、ソン・イルゴンさん、あなたを切り離さなければなりません」

#精神科?なんか役に立たなさそうな色んな質問がたくさん書かれてる紙を見ながら
スンヒョ「こんなくだらない質問に答えるんじゃなくて、他の検査とか処方は無いんですか?」
医者「多面的性格検査を通して、患者さんの性格的な傾向や何を憂鬱に思っているか、強迫観念などを知る事ができるんです。ご面倒でも343問全部チェックしてください」
スンヒョ「死んだ人が見えるって言ってるんです。幽霊が見えるんですよ。こんな質問じゃなくて、薬をくれるとか手術をするとか、何とかしてくれって言ってるんです」

#廊下で、「あなたなんでしょ、他の人にはわからなくても私にはわかるわ。ヨンインと私に会いに戻ってきてくれたんでしょ…明日来て下さいね」っていうヨンエの言葉を思い出したりしているうちに、スンヒョ出てきます。
イルゴン「お医者さんは、私を追い払ってくれるって?私は孤児院で育ったけれど一度も、両親がいないなんて一度も思ったことはない。どこかに生きているんだろう、そうでなければ、天にいるんだろうって思ってた。親のいない子供なんてどこにもいないんだよ、こいつ」

#外で待ってる運転手さん
イルゴン「どんな事情があるのか知らないけれど、私は父親って人間がいない。母親って人間もいないのは同じだ…そんな言い方をするな。わかったか?」
スンヒョ「やめてください、ソン・イルゴンさん。私の車に乗ろうなんて、夢にも考えないで下さい。降りて下さい。降りないんですか!私の車から今すぐ降りろって言ってるんです!」
イルゴン、「こいつ、怒鳴るなよ。運転手さんの顔が真っ青になってるのが見えないか?
 お前、この年まで生きてきて、一度も負けたことないんだろう。これからは負けてみろ。人間がどうして幽霊に勝てる?乗れ。私はヨンエさんに会いにいかなければ。乗れ、チャ・スンヒョ」

その2に続く♪

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