今回も誤訳御免で
#(先週の話)
声は聞こえないけど、イルゴンの姿が見えるようになったスンヒョ。でもスンヒョには信じられません。「死んだ人がどうして見えるっていうんですか。くだらないこと言ってないで、すぐ出てって下さい!」「本当なのを見せてやるから…今度は3時間後の11時に会おう」って言って憑依しちゃうイルゴン^^
#ヨンエのキルトショップ
スンヒョが来て、モーニングコーヒーしようなんて言っている間にヨンインが。
ヨンイン「あなたたち、いつから…」
スンヒョ・ヨンエ「ちがう!ちがうわよ!!」
ヨンエ「誤解よ」
ヨンイン「年いった女性が好きなんですね。おばちゃんなのに」
ヨンエ「(スンヒョに)どうして何も言わないんですか!誤解なのに。早く違うって言って下さいよ。チャ・スンヒョさん、私のこと好きなの?違うでしょ?ヨンインのことで相談があるって言ってたじゃないですか」
ヨンイン「私の何をですか?私に何か問題があるんですか?私に問題があるなら、私に相談してくださいよ。どうしてこのおばさんに相談するんですか」
スンヒョ「だから、その、それは…」
ヨンイン「私はおばさんを釣るためのエサだったのね。そうでしょ。立派なふりして、こんなおばさんが社長の趣味なんですね。」
スンヒョ「おい。こんなおばさん、だなんて、何ていい方をするんだ。私が!…いや、お前のお父さんがそう教えたか?」
ヨンイン「何ですって?どうしてここでうちのお父さんの話になるんですか?それから、ご存知ないようですけど、このおばさんは、前からうちのお父さんの恋人だったんですよ。公園でチョコパイ積んで誕生日パーティーして、火事まで起こすところだったんですよ。このおばさん」
ヨンエ「今どうしてその話をするのよ」
ヨンイン「どうしてですって?今の彼氏の前で前の彼氏の話をするから恥ずかしいんですか?うちのお父さんが死んで、まだいくらも経ってないのに、まだ49日もすんでないんですよ。もう新しい彼氏とつきあってるんですか?おばさんがそうしてるの、うちのお父さんもきっと、ちゃんと見てると思いますよ」
スンヒョ「そうじゃないよ、こいつ。どうしてそんないい方をするんだ。いくらお前でもそういう言い方は許せないよ」
ヨンイン「信じられない、ほんとに。ちょっと、チャ・スンヒョ社長。そんなにまで親切な方だとは知りませんでした、私。どうぞお二人、うまくやって下さい。…完全に浮気者なんじゃない」
ヨンエ「(追いかけていって)どうして、このまま帰るのよ」
ヨンイン「死んだ昔の恋人の娘のことはほっといて、かっこいい新しい恋人が待ってるんですから、戻って下さいよ」
ヨンエ「あなた、あの人のこと好きみたいね」
ヨンイン「誰のこと好きですって?私があんな人を?」
ヨンエ「あの人がかっこいいって、あなたにはそう見えるんでしょ。私の目には、あなたのお父さんが一番かっこよく見えるのに」
ヨンイン「好きなわけじゃ絶対ありませんから。勝手な想像しないで下さい」
ヨンエ「あなたも勝手な想像しないで。私のために来たんじゃなくて、あなたのために来たんですって。朝8時半に起きるやいなや、出勤もしないで、あなたの問題を相談しにきたのよ、あの人」
ヨンイン「自分の問題相談しなさいよ。私に何の問題があるっていうのよ」
ヨンエ「まだご飯食べて無いでしょ。ご飯食べに行こう」
ヨンイン「お父さんの事って何ですか?それを聞きに来たんですから、早く言って下さいよ。」
ヨンエ「食べながら話すわ」
ヨンイン「嫌です。食べません」
#結局食べに行ってる3人。
いただきます代わりのいつもの呪文。ヨンエが、え?って感じで見てます
スンヒョ「そんなにがっついてるくせにどうして行かないなんて意地はったんだ」
ヨンイン「がっついてるですって?このおじさん、ほんとに」
スンヒョ「スプーン取るなり食べてたじゃないか、今」
ヨンイン「そうですよ、がっついてますから。私はね、誰かがおごってくれるときにはしっかり食べておくんです。今度いつ、こんな充実した食卓の前に座れるかわかりませんから。 食べられる時に食べておかないと。いいですか」
スンヒョ「私のも食べるか?」
ヨンイン「どうして?髪の毛入ってたんですか?それとも唾でもかけたんですか?」
スンヒョ「こいつ。ほら、みんな食べなさい。お肉も…ここ肉無いのか?」
前にキルトショップに来たときの、素のスンヒョとは全然違うことに気が付くヨンエ。
スンヒョ「二人に、人間として、お願いがあるんだけど。必ず聞いてもらわないと」
ヨンエ「お願いですか?」
ヨンイン「どんなお願いなんですか?」
スンヒョ「二人…一緒に住んじゃダメ?…ですか?」
ヨンイン「はい?」
スンヒョ「しばくの間だけ。ずっとじゃなくて、ほんの2ヶ月位だけ。ヨンエさんには申し訳ないんだけど、女の子だし、状況が状況だから。これが、ヨンインにとって一番いい方法だと思うから。ヨンエさんじゃないと、私が安心できないんです。お願いです。ヨンエさん」
ヨンエ「…」
ヨンイン「…」
スンヒョ「…私が~でしゃばりすぎたかな。ソン兄(ひょん)がそう思うんじゃないかと思って」
ヨンイン「ひょん…?」
#スンヒョが計算してる間に、ヨンエとヨンイン
ヨンエ「お父さんが亡くなる数日前、急に借金取りが現れて、借金の返済、絵でしてもいいって言って、10日以内に金でも絵でも出さないとただじゃおかないって。お父さんにプレッシャーかけるためにあなたの学校まで言ったっていう、あの人たち?」
ヨンイン「チンピラたちが、お父さんの絵を出せって言ったんですか?」
ヨンエ「あの人たちが、お父さんを…そうしたんじゃないのかしら?」
スンヒョ「さ、ご飯食べたから、どこかでお茶でも飲もうか エブリバディOK?」
ヨンイン「NO!NO! ノーサンキュー。帰ります」
スンヒョ「おい、ソン・ヨンイン!! 一時間だけお父さん(あっぱ)と一緒に…」
ヨンエ「お父さん?」
スンヒョ「いえいえいえ。このお兄さん(おっぱ)ですよ。おい!ソン・ヨンイン!オッパと一緒にあと一時間…オッパとお茶飲もう!(ヨンエに)一緒にお茶飲みたいんですが、あいつをちょっと。また来ます。絶対来ますから。また会いましょう。ヨンエさん」
ヨンエ「あの…本当にバカなこと言ってるのはわかってるんですけど、もしかして…もしかしてイルゴン…いえ、何でもありません。どうして教室でてこないんですか?登録だけして。明日は来て下さいね」
ヨンエ「はい、ヨンエさん、また会いましょう」
#道を歩きながら、ヨンイン
ヨンエ(回想)「借金取りが、借金を絵で返してもいいって…あの人たちがお父さんを…」
スンヒョ「どこ行くんだ、ソン・ヨンイン」
スンヒョ(回想)「他の可能性…誰かが意図的にお父さんを死なせた可能性だ」
ヨンイン「違うでしょ。違うでしょ、お父さん」
スンヒョ「車に乗れよ。送ってやるから」
ヨンイン「手には5万の細菌がいるって言ってたじゃないですか。チャ社長。私の手掴んでもいいんですか?」
スンヒョ「ああ、ごめん」
放そうとするスンヒョの手を、がしっと掴むヨンイン。
スンヒョ「どうしたんだ?」
ヨンイン「事故じゃなくて、他の可能性を考えてみろって言ったでしょ。うちのお父さんが本当に、悪い人に意図的に。違いますよ。それは。そんな怖い死に方をしたんじゃないと思います。そうでしょ。お父さん、ひとりでどんなに怖かったか…」
抱きしめるスンヒョ。
驚く運転手。
ヨンイン「何するんですか!許可もなく」
#車の中で、ヨンインを見ながら。イルゴンの心の声
「何を顔赤くしてるんだ、こいつ。そうやって一度抱きしめてやろうと思って歌うたっても、9歳からはもう全然ダメなのに。大きくなったって、近づきもしないのに。何を素直に抱きしめられてるんだ。足で蹴飛ばすとか、横っ面をひっぱたくとか。ダメだ。チャ・スンヒョは好きになるな。私の目の黒いうちは決して…(あ、もう死んでた^^)とにかく!こいつは絶対にだめだ!」
#
おばさんにも、ヨンインにも仕事の邪魔だから帰れって言われながらも、
大変なアルバイトはやめろと聞かないイルゴン入りスンヒョ。
鉄板洗いも代わってあげて。
ヨンイン「おじさん、本当に私のこと好きになったんですか?」
おばさんたちも好奇心満々です。
そして、イルゴンが抜ける11時。今までと違うのは、この後スンヒョの目にイルゴンが見えることですね。自分の状態見て、「ダメ、冷静に」って言うイルゴンに向かって
スンヒョ「これ、あんたがやったのか!!」
ヨンインには見えませんから。自分に言われたのかと。
ヨンイン「あなたがやったんじゃないですか!」
スンヒョ「お前は黙ってろ。お前に話してるんじゃないだろうが」
ヨンイン「じゃ、誰に話してるんですか。あのおばさんたちですか?それともこの鉄板?」
スンヒョ「何だって?」
イルゴン(字幕)「私が言ったじゃないか。11時、11時だよ。」
こういう性格の人と一緒だと大変だよ~、いや、お金があればいいじゃない。この人すごいお金持ってるのよ~なんて、おばさまたち勝手な事言ってますが。
イルゴン(字幕)「私がここにいるって事は言わないで。お願い」
スンヒョ「あなたは私に一体何をしたんですか。私がどうしてここにいるんですか!どうして!」
出ましょ、っていうジェスチャーのヨンインにも
スンヒョ「私に何をした。あなたも一体私に何をしたんだんだ!」
#車で海辺に来ているジェハ。ホジュンがやってきます。
ホジュン「~春が来た~♪春が来た~♪ (タバコの吸殻)これでしょ。あ~。激しく流れてるなあ。川の水も激しく、時間も激しく。お昼何食べたんですか?」
証拠の吸殻を投げ捨てるジェハ
ホジュン「お金持ちはお昼に何を食べるんですか。普段ラーメン食べたりなんかするんですか?」
ジェハ「今この瞬間から、絶対に事故を起こすな。ケンカはもちろん、飲酒運転、不審尋問にも絶対にひっかかるな。証拠は消えても、お前のDNAは警察署に残ってる」
ホジュン「あったら何?俺が何かしたっていうのか。事故現場でタバコ吸ったのは罪じゃないでしょ。俺は怖い事ないけど、何か怖い事あるんですか?死んだその人は、かえって俺に感謝しなきゃいけないんじゃないですか?臨終を守ってあげたんだから。俺が。それで、俺のアリバイはそうとして、どうして葬式の式場まで行って、ショーをしようなんて考え付いたんですか。兄貴たちに、本当に殴られたそうじゃないですか」
お葬式の時に借金取り達からヨンインを守った場面の回想…。
ジェハ「チャ・スンヒョがどう動くのか、続けて見守っていた方が良さそうだな。敏感な人間だから、慎重に動け」
ホジュン「チャ・スンヒョか。ところで、どうしてその人が急にあの女の回りをうろつくようになったんですか?男が女の周りをうろつくのは、二つしか理由がないでしょ。気があるか、得るものがあるか。TVで見たんですけど、88億だったかの大当たりの宝くじを、持って、奥さんが旦那には何もいわず、実家の家族と逃げたそうですよ。それで、その宝くじは、旦那さんが奥さんにあげたものだったんですって」
ジェハ「何が言いたいんだ?」
ホジュン「別に。金が最高って話ですよ。それで、実際、その88億は法的には旦那のものなんですか?奥さんのものなんですか?」
ぎろっと睨んで立ち去ろうとするジェハ。
ホジュン「この夏から、俺は、タヒチの海岸でスキューバダイビングしてるんでしょ?」
#
スンヒョ「つまり、あなたの言うのは、死んだあなたが、一日に3時間ずつ、私の体に入って、私のまま、私として生きてきたってことですか。他の人の目には見えないけれど、私の目にだけ見えるということですか」
ヨ秘書が入ってきても、まだイルゴンと話をしてるスンヒョ。人にはスンヒョが一人で話してるように見えます。
スンヒョ「いいでしょう。あなたの言うとおり、あなたが本当に幽霊だとして、一日に3時間ずつ人の体に寄生してるとしましょう。それがよりによって、どうして私なんですか?あなたは私を知っているんですか?生きている時に、私達が知り合いだったんですか?違うじゃないですか。それなのになぜ、このチャ・スンヒョを狂った人に、精神病患者にするんですか。どうして?」
ヨ秘書「チャ社長…どうしたんですか…」
スンヒョ「何ですって?くそっ。何言ってるか全然わかりませんよ。全然!口もっと大きく開いて下さいよ!あなたも知らない?全て死神の意志だって?そうしたら、テヤングループの話を白紙にしたのも、よう子さんとの約束を破ったのも、みんなあなたの仕業ですか。よう子さんのバックはどこですか。どこにやったんですか?」
#逃げ帰ろうとするヨ秘書。ユン理事と運転手に会います。
ユン理事「どうしたんですか?」
ヨ秘書「社長、お化けがついたみたいなんです。一人で怒って…一人で声はりあげて…よう子さんのバッグはどこだ、出せって…怖くてたまりません…」
ユン理事「どういうことだ」
運転手「理事、実は私も申し上げることがあって、ついてまいりました」
ユン理事「何ですか」
運転手「道端で…抱いてらっしゃったんです」
ユン理事「この人たち、一体今日はどうしたんですか。何を言ってるんですか、二人とも」
運転手「チャ社長はこの前、道端で、ソン・ヨンインという学生の手を取り、急にひしと抱きしめたんですよ」
#ユン理事が入ってみると、一見普通に見えるスンヒョ
スンヒョ「ヨ秘書に言って、これをちょっと片付けさせて下さい。…昨日の晩、家の前で事故がありました」
ユン理事「え?事故ですか?もしかして解雇者達がなにか?」
スンヒョ「いえ。薬品を使って意識を失わせたのを見ると、私を狙ったわけではなく、財布から現金がなくなってはいましたが、単純な事故ではなさそうでした」
ユン理事「では?」
スンヒョ「ソン・イルゴン氏の事故現場で発見されたタバコの吸殻がなくなったんです。自殺でも、ただの事故死でもないってことでしょう。警察署で昼譲り受けた吸殻が、晩には私の家の前で奪われたんです。私を尾行してきたって話でしょう。家と会社の警備体制を強化して下さい」
ユン理事「わかりました。その強盗の容疑者の特徴を覚えてらっしゃいませんか?」
スンヒョ「後ろから襲われたんだが、服からコーヒーの香りがしたようだったな。で~してたんだけど、ヘイズロー??の香りのようだったが。それ以外は、すぐに意識を失ってしまったから…。誰か人をやって市中で手にはいる黒いタバコを全種類買ってきて下さい。今すぐに」
#ボクシング場で
ヨンヒ「練習生もいないのに、何がボクシングジムだよ。妻を殺す場じゃないのかね」
チョルス「いないなんて。ちゃんと一人いるじゃないか」
ヨンヒ「この焼酎を飲まないだけでも、一人息子の合意金、二回は払えたろうに、」
スンヒョの記事の切り抜きをみつけるヨンヒ
ヨンヒ「アメリカに養子に出したっていうあんたの息子、今いくつ?」
チョルス「講習中だろ」
ヨンヒ「何が講習だよ。いくつだい?30になってる?」
チョルス「知らないよ。自分の年だってもう久しく数えてない」
ヨンヒ「名前は?」
チョルス「知らないよ。急にどうしてそんな話を持ち出すんだ」
ヨンヒ「急に?旦那様にとっても急にだったらいいんですけどねえ」
チョルス「(練習生に)ちょっとここで練習してて下さい。(おばさんに)何だ。どうして急に私の息子の年や名前が気になるんだ。その子の話はするなって言っただろう」
ヨンヒ「私の息子?ふん、ええ、あんたの息子ね。もしかして、この子なの?ここに出てるこのチャ・スンヒョ?この子があんたの息子なの?」
チョルス「これをいつ?」
ヨンヒ「あんたの息子なのね。会ったの?私には知らせずに、二人で会ったの?それでうちの息子のホジュンは眼中にも…」
ホジュン「商売もしないで何でここに来てるんだ」
ヨンヒ「お前、どうして。どうやって出てきたの?」
ホジュン「出てきたんだから、どうしてだっていいだろう。行こう。メシおごるよ」
ヨンヒ「どの金で出てきたんだ?誰が出してくれたんだ」
ホジュン「サムギョプサルじゃなく、~をごちそうしてやるよ」
チョルス「誰が出してくれたんだって父親が聞いてるだろうが」
ホジュン「こんな時だけ親父ヅラかよ。いつも質問ばっかりで答えはなくて。自分はまともに生きてないくせに、息子にはちゃんと生きろって言う。必要な時には傍観者してるくせに、ヒマができれば自分が父親だって声を張り上げて主張する。父さんが俺の父さんなのが、俺は本当にいやだ。父さんが俺の父さんなのが、俺は耐えられない。俺に答える答えがないなら、質問するな。先に背を向けるのは、いつも俺じゃなくて、親父の方だよ。
(母親に)食べに行くのは今度にしよう。それから、パスポート作っておいて。親父のいないところに、どこか移民しよう」
ヨンヒ「移民?どういうことよ。お前、また何か企んでるんだろ。ホジュン!」
#(先週の話)
声は聞こえないけど、イルゴンの姿が見えるようになったスンヒョ。でもスンヒョには信じられません。「死んだ人がどうして見えるっていうんですか。くだらないこと言ってないで、すぐ出てって下さい!」「本当なのを見せてやるから…今度は3時間後の11時に会おう」って言って憑依しちゃうイルゴン^^
#ヨンエのキルトショップ
スンヒョが来て、モーニングコーヒーしようなんて言っている間にヨンインが。
ヨンイン「あなたたち、いつから…」
スンヒョ・ヨンエ「ちがう!ちがうわよ!!」
ヨンエ「誤解よ」
ヨンイン「年いった女性が好きなんですね。おばちゃんなのに」
ヨンエ「(スンヒョに)どうして何も言わないんですか!誤解なのに。早く違うって言って下さいよ。チャ・スンヒョさん、私のこと好きなの?違うでしょ?ヨンインのことで相談があるって言ってたじゃないですか」
ヨンイン「私の何をですか?私に何か問題があるんですか?私に問題があるなら、私に相談してくださいよ。どうしてこのおばさんに相談するんですか」
スンヒョ「だから、その、それは…」
ヨンイン「私はおばさんを釣るためのエサだったのね。そうでしょ。立派なふりして、こんなおばさんが社長の趣味なんですね。」
スンヒョ「おい。こんなおばさん、だなんて、何ていい方をするんだ。私が!…いや、お前のお父さんがそう教えたか?」
ヨンイン「何ですって?どうしてここでうちのお父さんの話になるんですか?それから、ご存知ないようですけど、このおばさんは、前からうちのお父さんの恋人だったんですよ。公園でチョコパイ積んで誕生日パーティーして、火事まで起こすところだったんですよ。このおばさん」
ヨンエ「今どうしてその話をするのよ」
ヨンイン「どうしてですって?今の彼氏の前で前の彼氏の話をするから恥ずかしいんですか?うちのお父さんが死んで、まだいくらも経ってないのに、まだ49日もすんでないんですよ。もう新しい彼氏とつきあってるんですか?おばさんがそうしてるの、うちのお父さんもきっと、ちゃんと見てると思いますよ」
スンヒョ「そうじゃないよ、こいつ。どうしてそんないい方をするんだ。いくらお前でもそういう言い方は許せないよ」
ヨンイン「信じられない、ほんとに。ちょっと、チャ・スンヒョ社長。そんなにまで親切な方だとは知りませんでした、私。どうぞお二人、うまくやって下さい。…完全に浮気者なんじゃない」
ヨンエ「(追いかけていって)どうして、このまま帰るのよ」
ヨンイン「死んだ昔の恋人の娘のことはほっといて、かっこいい新しい恋人が待ってるんですから、戻って下さいよ」
ヨンエ「あなた、あの人のこと好きみたいね」
ヨンイン「誰のこと好きですって?私があんな人を?」
ヨンエ「あの人がかっこいいって、あなたにはそう見えるんでしょ。私の目には、あなたのお父さんが一番かっこよく見えるのに」
ヨンイン「好きなわけじゃ絶対ありませんから。勝手な想像しないで下さい」
ヨンエ「あなたも勝手な想像しないで。私のために来たんじゃなくて、あなたのために来たんですって。朝8時半に起きるやいなや、出勤もしないで、あなたの問題を相談しにきたのよ、あの人」
ヨンイン「自分の問題相談しなさいよ。私に何の問題があるっていうのよ」
ヨンエ「まだご飯食べて無いでしょ。ご飯食べに行こう」
ヨンイン「お父さんの事って何ですか?それを聞きに来たんですから、早く言って下さいよ。」
ヨンエ「食べながら話すわ」
ヨンイン「嫌です。食べません」
#結局食べに行ってる3人。
いただきます代わりのいつもの呪文。ヨンエが、え?って感じで見てます
スンヒョ「そんなにがっついてるくせにどうして行かないなんて意地はったんだ」
ヨンイン「がっついてるですって?このおじさん、ほんとに」
スンヒョ「スプーン取るなり食べてたじゃないか、今」
ヨンイン「そうですよ、がっついてますから。私はね、誰かがおごってくれるときにはしっかり食べておくんです。今度いつ、こんな充実した食卓の前に座れるかわかりませんから。 食べられる時に食べておかないと。いいですか」
スンヒョ「私のも食べるか?」
ヨンイン「どうして?髪の毛入ってたんですか?それとも唾でもかけたんですか?」
スンヒョ「こいつ。ほら、みんな食べなさい。お肉も…ここ肉無いのか?」
前にキルトショップに来たときの、素のスンヒョとは全然違うことに気が付くヨンエ。
スンヒョ「二人に、人間として、お願いがあるんだけど。必ず聞いてもらわないと」
ヨンエ「お願いですか?」
ヨンイン「どんなお願いなんですか?」
スンヒョ「二人…一緒に住んじゃダメ?…ですか?」
ヨンイン「はい?」
スンヒョ「しばくの間だけ。ずっとじゃなくて、ほんの2ヶ月位だけ。ヨンエさんには申し訳ないんだけど、女の子だし、状況が状況だから。これが、ヨンインにとって一番いい方法だと思うから。ヨンエさんじゃないと、私が安心できないんです。お願いです。ヨンエさん」
ヨンエ「…」
ヨンイン「…」
スンヒョ「…私が~でしゃばりすぎたかな。ソン兄(ひょん)がそう思うんじゃないかと思って」
ヨンイン「ひょん…?」
#スンヒョが計算してる間に、ヨンエとヨンイン
ヨンエ「お父さんが亡くなる数日前、急に借金取りが現れて、借金の返済、絵でしてもいいって言って、10日以内に金でも絵でも出さないとただじゃおかないって。お父さんにプレッシャーかけるためにあなたの学校まで言ったっていう、あの人たち?」
ヨンイン「チンピラたちが、お父さんの絵を出せって言ったんですか?」
ヨンエ「あの人たちが、お父さんを…そうしたんじゃないのかしら?」
スンヒョ「さ、ご飯食べたから、どこかでお茶でも飲もうか エブリバディOK?」
ヨンイン「NO!NO! ノーサンキュー。帰ります」
スンヒョ「おい、ソン・ヨンイン!! 一時間だけお父さん(あっぱ)と一緒に…」
ヨンエ「お父さん?」
スンヒョ「いえいえいえ。このお兄さん(おっぱ)ですよ。おい!ソン・ヨンイン!オッパと一緒にあと一時間…オッパとお茶飲もう!(ヨンエに)一緒にお茶飲みたいんですが、あいつをちょっと。また来ます。絶対来ますから。また会いましょう。ヨンエさん」
ヨンエ「あの…本当にバカなこと言ってるのはわかってるんですけど、もしかして…もしかしてイルゴン…いえ、何でもありません。どうして教室でてこないんですか?登録だけして。明日は来て下さいね」
ヨンエ「はい、ヨンエさん、また会いましょう」
#道を歩きながら、ヨンイン
ヨンエ(回想)「借金取りが、借金を絵で返してもいいって…あの人たちがお父さんを…」
スンヒョ「どこ行くんだ、ソン・ヨンイン」
スンヒョ(回想)「他の可能性…誰かが意図的にお父さんを死なせた可能性だ」
ヨンイン「違うでしょ。違うでしょ、お父さん」
スンヒョ「車に乗れよ。送ってやるから」
ヨンイン「手には5万の細菌がいるって言ってたじゃないですか。チャ社長。私の手掴んでもいいんですか?」
スンヒョ「ああ、ごめん」
放そうとするスンヒョの手を、がしっと掴むヨンイン。
スンヒョ「どうしたんだ?」
ヨンイン「事故じゃなくて、他の可能性を考えてみろって言ったでしょ。うちのお父さんが本当に、悪い人に意図的に。違いますよ。それは。そんな怖い死に方をしたんじゃないと思います。そうでしょ。お父さん、ひとりでどんなに怖かったか…」
抱きしめるスンヒョ。
驚く運転手。
ヨンイン「何するんですか!許可もなく」
#車の中で、ヨンインを見ながら。イルゴンの心の声
「何を顔赤くしてるんだ、こいつ。そうやって一度抱きしめてやろうと思って歌うたっても、9歳からはもう全然ダメなのに。大きくなったって、近づきもしないのに。何を素直に抱きしめられてるんだ。足で蹴飛ばすとか、横っ面をひっぱたくとか。ダメだ。チャ・スンヒョは好きになるな。私の目の黒いうちは決して…(あ、もう死んでた^^)とにかく!こいつは絶対にだめだ!」
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おばさんにも、ヨンインにも仕事の邪魔だから帰れって言われながらも、
大変なアルバイトはやめろと聞かないイルゴン入りスンヒョ。
鉄板洗いも代わってあげて。
ヨンイン「おじさん、本当に私のこと好きになったんですか?」
おばさんたちも好奇心満々です。
そして、イルゴンが抜ける11時。今までと違うのは、この後スンヒョの目にイルゴンが見えることですね。自分の状態見て、「ダメ、冷静に」って言うイルゴンに向かって
スンヒョ「これ、あんたがやったのか!!」
ヨンインには見えませんから。自分に言われたのかと。
ヨンイン「あなたがやったんじゃないですか!」
スンヒョ「お前は黙ってろ。お前に話してるんじゃないだろうが」
ヨンイン「じゃ、誰に話してるんですか。あのおばさんたちですか?それともこの鉄板?」
スンヒョ「何だって?」
イルゴン(字幕)「私が言ったじゃないか。11時、11時だよ。」
こういう性格の人と一緒だと大変だよ~、いや、お金があればいいじゃない。この人すごいお金持ってるのよ~なんて、おばさまたち勝手な事言ってますが。
イルゴン(字幕)「私がここにいるって事は言わないで。お願い」
スンヒョ「あなたは私に一体何をしたんですか。私がどうしてここにいるんですか!どうして!」
出ましょ、っていうジェスチャーのヨンインにも
スンヒョ「私に何をした。あなたも一体私に何をしたんだんだ!」
#車で海辺に来ているジェハ。ホジュンがやってきます。
ホジュン「~春が来た~♪春が来た~♪ (タバコの吸殻)これでしょ。あ~。激しく流れてるなあ。川の水も激しく、時間も激しく。お昼何食べたんですか?」
証拠の吸殻を投げ捨てるジェハ
ホジュン「お金持ちはお昼に何を食べるんですか。普段ラーメン食べたりなんかするんですか?」
ジェハ「今この瞬間から、絶対に事故を起こすな。ケンカはもちろん、飲酒運転、不審尋問にも絶対にひっかかるな。証拠は消えても、お前のDNAは警察署に残ってる」
ホジュン「あったら何?俺が何かしたっていうのか。事故現場でタバコ吸ったのは罪じゃないでしょ。俺は怖い事ないけど、何か怖い事あるんですか?死んだその人は、かえって俺に感謝しなきゃいけないんじゃないですか?臨終を守ってあげたんだから。俺が。それで、俺のアリバイはそうとして、どうして葬式の式場まで行って、ショーをしようなんて考え付いたんですか。兄貴たちに、本当に殴られたそうじゃないですか」
お葬式の時に借金取り達からヨンインを守った場面の回想…。
ジェハ「チャ・スンヒョがどう動くのか、続けて見守っていた方が良さそうだな。敏感な人間だから、慎重に動け」
ホジュン「チャ・スンヒョか。ところで、どうしてその人が急にあの女の回りをうろつくようになったんですか?男が女の周りをうろつくのは、二つしか理由がないでしょ。気があるか、得るものがあるか。TVで見たんですけど、88億だったかの大当たりの宝くじを、持って、奥さんが旦那には何もいわず、実家の家族と逃げたそうですよ。それで、その宝くじは、旦那さんが奥さんにあげたものだったんですって」
ジェハ「何が言いたいんだ?」
ホジュン「別に。金が最高って話ですよ。それで、実際、その88億は法的には旦那のものなんですか?奥さんのものなんですか?」
ぎろっと睨んで立ち去ろうとするジェハ。
ホジュン「この夏から、俺は、タヒチの海岸でスキューバダイビングしてるんでしょ?」
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スンヒョ「つまり、あなたの言うのは、死んだあなたが、一日に3時間ずつ、私の体に入って、私のまま、私として生きてきたってことですか。他の人の目には見えないけれど、私の目にだけ見えるということですか」
ヨ秘書が入ってきても、まだイルゴンと話をしてるスンヒョ。人にはスンヒョが一人で話してるように見えます。
スンヒョ「いいでしょう。あなたの言うとおり、あなたが本当に幽霊だとして、一日に3時間ずつ人の体に寄生してるとしましょう。それがよりによって、どうして私なんですか?あなたは私を知っているんですか?生きている時に、私達が知り合いだったんですか?違うじゃないですか。それなのになぜ、このチャ・スンヒョを狂った人に、精神病患者にするんですか。どうして?」
ヨ秘書「チャ社長…どうしたんですか…」
スンヒョ「何ですって?くそっ。何言ってるか全然わかりませんよ。全然!口もっと大きく開いて下さいよ!あなたも知らない?全て死神の意志だって?そうしたら、テヤングループの話を白紙にしたのも、よう子さんとの約束を破ったのも、みんなあなたの仕業ですか。よう子さんのバックはどこですか。どこにやったんですか?」
#逃げ帰ろうとするヨ秘書。ユン理事と運転手に会います。
ユン理事「どうしたんですか?」
ヨ秘書「社長、お化けがついたみたいなんです。一人で怒って…一人で声はりあげて…よう子さんのバッグはどこだ、出せって…怖くてたまりません…」
ユン理事「どういうことだ」
運転手「理事、実は私も申し上げることがあって、ついてまいりました」
ユン理事「何ですか」
運転手「道端で…抱いてらっしゃったんです」
ユン理事「この人たち、一体今日はどうしたんですか。何を言ってるんですか、二人とも」
運転手「チャ社長はこの前、道端で、ソン・ヨンインという学生の手を取り、急にひしと抱きしめたんですよ」
#ユン理事が入ってみると、一見普通に見えるスンヒョ
スンヒョ「ヨ秘書に言って、これをちょっと片付けさせて下さい。…昨日の晩、家の前で事故がありました」
ユン理事「え?事故ですか?もしかして解雇者達がなにか?」
スンヒョ「いえ。薬品を使って意識を失わせたのを見ると、私を狙ったわけではなく、財布から現金がなくなってはいましたが、単純な事故ではなさそうでした」
ユン理事「では?」
スンヒョ「ソン・イルゴン氏の事故現場で発見されたタバコの吸殻がなくなったんです。自殺でも、ただの事故死でもないってことでしょう。警察署で昼譲り受けた吸殻が、晩には私の家の前で奪われたんです。私を尾行してきたって話でしょう。家と会社の警備体制を強化して下さい」
ユン理事「わかりました。その強盗の容疑者の特徴を覚えてらっしゃいませんか?」
スンヒョ「後ろから襲われたんだが、服からコーヒーの香りがしたようだったな。で~してたんだけど、ヘイズロー??の香りのようだったが。それ以外は、すぐに意識を失ってしまったから…。誰か人をやって市中で手にはいる黒いタバコを全種類買ってきて下さい。今すぐに」
#ボクシング場で
ヨンヒ「練習生もいないのに、何がボクシングジムだよ。妻を殺す場じゃないのかね」
チョルス「いないなんて。ちゃんと一人いるじゃないか」
ヨンヒ「この焼酎を飲まないだけでも、一人息子の合意金、二回は払えたろうに、」
スンヒョの記事の切り抜きをみつけるヨンヒ
ヨンヒ「アメリカに養子に出したっていうあんたの息子、今いくつ?」
チョルス「講習中だろ」
ヨンヒ「何が講習だよ。いくつだい?30になってる?」
チョルス「知らないよ。自分の年だってもう久しく数えてない」
ヨンヒ「名前は?」
チョルス「知らないよ。急にどうしてそんな話を持ち出すんだ」
ヨンヒ「急に?旦那様にとっても急にだったらいいんですけどねえ」
チョルス「(練習生に)ちょっとここで練習してて下さい。(おばさんに)何だ。どうして急に私の息子の年や名前が気になるんだ。その子の話はするなって言っただろう」
ヨンヒ「私の息子?ふん、ええ、あんたの息子ね。もしかして、この子なの?ここに出てるこのチャ・スンヒョ?この子があんたの息子なの?」
チョルス「これをいつ?」
ヨンヒ「あんたの息子なのね。会ったの?私には知らせずに、二人で会ったの?それでうちの息子のホジュンは眼中にも…」
ホジュン「商売もしないで何でここに来てるんだ」
ヨンヒ「お前、どうして。どうやって出てきたの?」
ホジュン「出てきたんだから、どうしてだっていいだろう。行こう。メシおごるよ」
ヨンヒ「どの金で出てきたんだ?誰が出してくれたんだ」
ホジュン「サムギョプサルじゃなく、~をごちそうしてやるよ」
チョルス「誰が出してくれたんだって父親が聞いてるだろうが」
ホジュン「こんな時だけ親父ヅラかよ。いつも質問ばっかりで答えはなくて。自分はまともに生きてないくせに、息子にはちゃんと生きろって言う。必要な時には傍観者してるくせに、ヒマができれば自分が父親だって声を張り上げて主張する。父さんが俺の父さんなのが、俺は本当にいやだ。父さんが俺の父さんなのが、俺は耐えられない。俺に答える答えがないなら、質問するな。先に背を向けるのは、いつも俺じゃなくて、親父の方だよ。
(母親に)食べに行くのは今度にしよう。それから、パスポート作っておいて。親父のいないところに、どこか移民しよう」
ヨンヒ「移民?どういうことよ。お前、また何か企んでるんだろ。ホジュン!」
9話UPありがとうございます
ヌグセヨは出演者も多くてセリフの料も半端
でないので、大変作業ですよね
私の方は嬉しくて待ちかねていました
話して居る事が判るとドラマの楽しさが倍増
しますね。韓国語を勉強しないとと思いつつ
何時もありがたく読ませてもらっています
9話の詳しいお話し、ありがとうございます
お陰さまで復習に力がはいります!!
(言葉の勉強できぬままスンヒョばかり見てますが^^;)
それにしてもヨンエさんの乙女心!!いいなぁ・・
ホントのもの見つける眼を持ってる人なのね、きっと
だってほら、あのアボジの良さがわかる人だもの^^
彼女の恋心、叶えてあげたいけれど・・・
スンヒョはスンヒョのまま恋も覚えなくちゃだし・・
(私が悩んでどうする??)
続き楽しみにしています^^
↑(ケサン君と焼酎派さんの両方に言ってます)
私も韓国語、勉強しながらなので…
これが一番いい勉強になります
たくさん出てくる登場人物が、また何か繋がってきそうで楽しみです!
ケサンくんはもちろんですけど
他の人たちもまたいい味出してるんですよね~
みそさん♪
そう、ヨンエさん、本物がわかる人ですよね~
私も最近はかなりヨンエさんを応援しちゃいます
羨ましいし~
でも、最近、何気に一番羨ましいのはイルゴン氏だたりして