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『ダレニモイワナイデ』ファーストインプレッション

2010-11-25 23:41:59 | Weblog
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Architect of Music: 『ダレニモイワナイデ』ファーストインプレッション
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真野恵里菜さんの2ndアルバム【More Friends】に
KANさんが作詞作曲で楽曲提供した
『ダレニモイワナイデ』
をiTMSでダウンロード購入。

爽やかっこいいラテンポップで
インストはピアノとブラスが全体を支えます。

もともとKANさん自身の曲として
メロディを作っていたそうですが、
これをまのえりスタイルに作り替え。
少しフランソワーズな
地に着かないテンションコードと
音が重なり過ぎないブラスが
心地好いです。

もし今のKANさんが歌うならば、
キーやアレンジは共に重めになるのでしょう。
それにしても爽やか過ぎかも?(^-^)

メロディが上下しない部分と
メロディが上下する部分のメリハリが
効いていて、それぞれを繋ぐ部分に
ブラスが動き回る。

ここまではセオリー通りだけど
実はブラスの旋律はほぼ全て違うという
KANさんらしいこだわり。そして
いつものKANさんならストリングスで
書きそうな旋律の数々の応酬。
これをたいせいさんが上手く昇華。

メロディが上下しないフレーズがある曲って、
他の曲にどうしても似てしまうリスクがあるから
一番難しいんですけど、
すごいなあ、コード進行を駆使すると
こんなにちゃんとユニーク(独特)な
旋律になってるんよなあ。
勉強になります。

歌詞は今回はKANさんが書かれたのですが
いいですね~、歌唱法ふくめて
KANさんのやりたい放題で(笑)

清純派アイドルの歌う曲の歌詞は
男性作家が書くほうが文字通り【偶像】を
作りだしやすい(歌詞の内容的に)から良いなあ。

もちろんアイドルに現実路線の曲
を歌ってもらうなら女性作家ですけども。なんだかんだ言って、そういう曲なら
100の取材よりも1の経験が
モノをいいますからね。

なんというか、80年代に僕が抱いた
「なんでアイドルの曲は男性作詞家の作品が
多いんだろう」という、基本的な疑問が
今回ようやくすっきり解決した感じです。

時間切れなので最後にひとこと。
この曲で一番、おお~、と思ったのは
【どっかいっちゃう】という表現。
歌う曲と人によってこうも印象が変わる
のかと実感しました。

そう、対比しているのは
KANさんの『ピーナッツ』です。
あんな寂しい切ない【どっかいっちゃう】と
真野さんの今回のかわいい冗談めいた
【どっかいっちゃう】。
いやはや参った。

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