木村聖子

倶知安町議会議員3期目

宿泊税

2019年11月22日 | 議会活動

宿泊税徴収は今年の11月から開始されました。

対象の宿泊施設は、民泊33件を含む599件。
そのうち11月18日現在の特別徴収義務者の登録数は484件(92.7%)。

税務課の担当者は、宿泊事業者に足を運び説明と登録の協力依頼をおこなっており、この数字はかなり頑張っていると個人的に思います。
もちろん100%でなければ公平性が保持できないのですべての登録を目指さなければなりませんが、倶知安の場合は、事情が複雑です。
大きなホテル事業所であれば担当窓口も現地にあるかとおもいますが、ペンションやコンドミニアムを所有している外国人であれば、担当者と容易に接見することが難しいことも多いからです。

現在、未登録だが近日登録予定が24件、接触不能が8件、接触中が5件という状況ですので、
シーズン本格化する前になんとか登録して頂くことを願うばかりです。

登録が終わると、徴収作業が続きますが、この徴収手続き(報告)に少し難題があるようです。
(報告作業が煩雑なうえ、月に1度報告することがかなりの労力増、費用負担になる)
徴収義務者である宿泊事業者の方から、ヒアリングして次年度に改善できるものがあれば改善していきながら、納めて頂く宿泊者・徴収作業をする宿泊事業者が納得できる税制度になるよう、町は努めていかなけれななりません。

私は先日の経済建設常任委員会において、宿泊税の使途にも関わる「観光地マスタープラン・観光振興計画」の内容についても年次において具体施策を示すことができるようにすることが必要と意見いたしました。

さて明日は、午前は:ひらふ・町スキー場安全祈願祭、午後は子ども議会です。
日曜日はスキー場に行って足慣らし程度の初滑りをしようと考えています。

寒暖差による体調にも気を付けてください。足元にもお気をつけてくだ

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声を届ける

2019年11月19日 | 議会活動

この時期になると町執行部では次年度予算の編成が始まる時期です。

私も日頃より町民の皆さんから様々な意見や要望など頂きます。
その声はどれも貴重な話で、私たちが教えてもらわないと知ることに時間がかかったり、知り得ないことも多くあります。
ですから声をかけて頂くことは非常に大切な時間でもあり、議員としては重要な仕事のひとつと思っています。中には、個人的な要望や議員として聞き入るには返答にやや困る話題も時々あります。
いずれにしてもよく町民と話したうえ、「どういうことで困っているのか?どんな援助が必要なのか?あるいはその援助は行政がしなくてはいけないものか?」仕分けして、①すぐに改善に取り組むもの、②調査して取り組むもの、③調査して回答するもの というふうに自分なりに考えて活動しています。

さて、いま倶知安町は、交流人口(観光客など)が増えており、生活インフラ整備を進めないといけない状況が迫っています。水道整備には65億円とも試算されており、さらに下水道整備費用がかさむことも懸念されています。

このあと新幹線駅整備、駅前周辺整備など景観保護に関するルール作りや
交通量の増加に伴う渋滞、ハイヤーの不足などによる域内交通の確立など急がれるところですが、いわゆるオーバーツーリズムによる事業と費用のバランスをを考えると、非常に難しい課題が山積みです。
先日の新聞報道では、北海道がヒラフ地区の温泉を保護地域等に指定するか検討に入ったとありました。これもリゾート地区での開発の際に温泉掘削がおこなわれていることからです。

ともあれ、私の活動姿勢である「町民の声を届ける」ことは、町民の代表として議員活動をしている以上、皆さんの話しを聴いて、少しでも改善につながるように今後も地道に活動していきたいと考えています。

 

追伸

雪道、寒くなりますので体調に気を付けてください。
私は今週末にスノーボード初滑りをする計画です。

 

 

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住民サービスの追及とバランス

2019年11月02日 | 議会活動
10月31日北海道新聞朝刊(後志版)に本町の今後の上水道計画の記事が記載されました。
前年度以前から増量しないと対応出来ない話しは出ていましたが、先日の経済建設常任委員会で増量計画とその費用について説明がなされたものです。
再度確認のため水道課に足を運び、65億円の経緯や他方策の模索などについて私の立場として話をしました。

まず皆さんに知って頂きたいのは、現在の水道法では給水区域に水を供給する義務が水道事業者(自治体)にあるということ。
また、現在行われているホテル等の開発は、給水区域になっているということ。


法律的解釈は当然理解するものの人口減少にもかかわらず、1日最大給水量が倍近く増える程の開発が見込まれるので、令和7年に向けて2つの井戸を増設するため送水管増径工事を含める施設工事総額で概算65億円。

生きるための命となる水を供給するということが法律の本質と解釈しますが、町民には料金として跳ね返る、果たしてその予測は正しいのか、供給義務だから履行しなければならないのか、
奇しくもつい先日G20観光大臣会合が倶知安で開催され、オーバーツーリズムが引き起こす地域に及ぼす弊害について議論されました。
単に観光客が生み出すものではなく、キャパシティを越える開発行為が、町民の金銭的負担となる可能性があります。
増設をする・しないの二択ではなく、様々な観点からこの大きな課題に取り組む必要があると私は考えます。

また、増設に伴う貯水池施設について、羊蹄山山麓にある半月湖畔駐車場前に設置工事する件について、樹木伐採や景観を阻害する懸念があることから、現時点での計画を景観配慮して行えるように再考して欲しいと、委員会において指摘しました。
いずれにしても、反対賛成で片付けられる話ではないので今後もしっかりと調査していきたいとおもいます。

(下二枚:半月湖畔駐車場)





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