木村聖子

倶知安町議会議員3期目

宿泊税2

2018年08月31日 | 議会活動

9月3日(月)に第3回定例会が開会します。

今回は、平成29年度決算特別委員会が行われ昨年度の執行状況をチェックいたします。
現在、私も自宅で必死に資料を読み込みしているところです。
一般質問の資料作成や他の調べごとが重なり、オーバーヒート気味です。。。

さて、宿泊税の続きです。
町は、予定通り9月定例会で宿泊税の条例を上程してきました。(議案第3号)

第1条では、 
「世界有数の山岳リゾートとして発展していくことを目指し、地域の魅力を高めるとともに観光の振興を図る施策に要する費用に充てるため、宿泊税を課する。」としています。

第3条では納税対象宿について、
「旅館業法に規定する旅館・ホテル、簡易宿所に係る施設。」
「住宅宿泊事業法による住宅宿泊事業に係る住宅。」 が徴収し納税することとしています。

第5条では課税免除として、
「学校教育法に規定する幼児・児童・生徒・学生及び引率者が学校が主催する修学旅行等に参加するもの。」
同じく「中学校・義務教育学校・高等学校、大学、高等専門学校等の生徒等が町内で職場体験を行うもの。」 を免除するものとしています。

第7条では税率について
「100分の2 」 (課税は宿泊料金、食事代は除く)

宿泊税による観光施策案を別紙で提出されています。
主なものとして

①広域連携:
  ・域内交通網の整備、ニセコ・羊蹄山の環境保全、安心安全なリゾート形成

②町単独:
  ・観光インフラ整備(市街地・リゾート地区を結ぶ交通アクセス、ひらふ第1駐車場整備、ガイド・通訳等の人材育成支援、DMO組織の強化など)

  ・新幹線を意識したまちづくり

観光施策案の詳細は、もう少し検討の余地が必要と思いますが、具体的計画案が示されていません。
どの項目を、どの順番で、いつ頃など示されていません。
私は、町長の見解を示して頂きたいと以前から指摘しています。

また、特別徴収義務者(対象の宿泊施設)に対する「徴収奨励金」について記されています。
徴収奨励金の詳細は示されていませんが、概ね先行事例を参考にすると思われます。

しかしながら、徴収奨励金の内容は、宿泊税の徴収漏れを防ぐためにも重要になります。
宿泊事業社にとっては負担以外の何ものでもないので、システム改修や徴収して納税する徴収手数料については十分に検討されなければ、健全運営が成り立ちません。
内容の詳細については、今定例会で質疑をしていきたいと思います。

 

 


 

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こども神輿の修復

2018年08月22日 | 地域活動

互輪町内会のこども神輿が長年の使用でボロボロになっていたのを、今年はなんとかキレイにしたいと下手なりに修復を試みました。

私にとっては困難な作業でしたが、遠目から見るととても煌びやかな神輿になりました。
即席修復なので、何年もつでしょうか(^_^;)
なんとか間に合って良かったです。
(三つ巴のステッカーはホビーセンターさんから寄贈していただきました)

修復後

修復前

 

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宿泊税1

2018年08月04日 | 議会活動

7月30日は臨時議会でした。ほとんどが補正予算ですが、先日の温帯低気圧による大雨被害でパークゴルフ場や野球場・北部道路等の修繕工事費がメインです。

さて、8/1発行「8月広報くっちゃん」の折り込みに【宿泊税導入】についての説明とパブリックコメント募集がありました。
宿泊税について、何度か話題にしていますがあらためてお話しします。

倶知安町は増加する観光客の満足度向上のため、インフラ整備や人材育成などをおこなうことを使途とした目的税「宿泊税」の導入を目指しています。

同じように隣りのニセコ町、そして北海道も導入にむけて準備しています。
宿泊税を既に施行しているのは東京都、大阪府、京都市、都道府県レベルか政令指定都市で、倶知安のような人口15000人規模ではありません。金沢市なども導入にむけて作業中のようです。

この時点で倶知安町がとても大変な作業をしていることを推察できるかと思います。

東京都の宿泊税の金額は、課税対象額1万円は非課税、1万円以上1万5000円未満では100円、15000円以上で200円です。ホテルの数も宿泊者数も多い東京ですが、年間20億円超の税収があるそうです。

その他、大阪府・京都市も徴収する金額には若干の差異はありますが、(京都府が最高1000円の課税)いずれも宿泊料金に応じた定額徴収です。)

倶知安町は、定率を選択。
宿泊施設がドミトリーやペンションなどリーズナブルな施設から、一泊◯十万といったハイクラスな施設まで利用者層も様々。そこでできるだけ不公平感のない定率を選んだのではないかと思います。(聞いてはいません)
現時点でのシュミレーションでは年間2億円程度の税収を見込んでいるようです。
私見としては、5億円~二桁くらいの税収を目指した方が思い切った環境整備が出来ると考えているのですが、徴収とのバランスが難しいのでしょうか。

また、宿泊税を所管している総務常任委員会所属の議員は、8月2・3日で大阪・京都に行政視察にいっておりますので、委員会からのあらたな報告を待ちたいと思います。

 さらなる詳細が見えてきましたらまた、ご報告いたします。

今日明日は、じゃが祭りです。
くっちゃんお夏祭りもいよいよ佳境に入ります。

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