木村聖子

倶知安町議会議員3期目

住民サービスの追及とバランス

2019年11月02日 | 議会活動
10月31日北海道新聞朝刊(後志版)に本町の今後の上水道計画の記事が記載されました。
前年度以前から増量しないと対応出来ない話しは出ていましたが、先日の経済建設常任委員会で増量計画とその費用について説明がなされたものです。
再度確認のため水道課に足を運び、65億円の経緯や他方策の模索などについて私の立場として話をしました。

まず皆さんに知って頂きたいのは、現在の水道法では給水区域に水を供給する義務が水道事業者(自治体)にあるということ。
また、現在行われているホテル等の開発は、給水区域になっているということ。


法律的解釈は当然理解するものの人口減少にもかかわらず、1日最大給水量が倍近く増える程の開発が見込まれるので、令和7年に向けて2つの井戸を増設するため送水管増径工事を含める施設工事総額で概算65億円。

生きるための命となる水を供給するということが法律の本質と解釈しますが、町民には料金として跳ね返る、果たしてその予測は正しいのか、供給義務だから履行しなければならないのか、
奇しくもつい先日G20観光大臣会合が倶知安で開催され、オーバーツーリズムが引き起こす地域に及ぼす弊害について議論されました。
単に観光客が生み出すものではなく、キャパシティを越える開発行為が、町民の金銭的負担となる可能性があります。
増設をする・しないの二択ではなく、様々な観点からこの大きな課題に取り組む必要があると私は考えます。

また、増設に伴う貯水池施設について、羊蹄山山麓にある半月湖畔駐車場前に設置工事する件について、樹木伐採や景観を阻害する懸念があることから、現時点での計画を景観配慮して行えるように再考して欲しいと、委員会において指摘しました。
いずれにしても、反対賛成で片付けられる話ではないので今後もしっかりと調査していきたいとおもいます。

(下二枚:半月湖畔駐車場)





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