One day's topics&One night's heroism

40代ブロガーの日常+アルファです。アクセス数よりも長寿を目指していきます。

朝定食

2006-06-27 23:05:03 | 食べ歩き
定食屋とはいわゆる、すき屋や吉野家のようなところですね。
この2店に限らなくても、近所でこじんまりとして比較的朝早い時間からやってくれればありがたいのですが。

朝定食の思い出と言えば7年前、初めての鉄道旅行が紀勢本線だった。
とにかく、行き当たりばったりの旅行だったので何も調べたりはしなかった。
もちろん、泊まる宿でさえも。
終電が9時で終わってしまう田舎駅。
乗っていた車両はキハ40系という2両編成のディーゼルカー。

駅を降りて、タクシーに乗り込み、
「どこでもいいからホテルまで」という言葉は通用しなくて
「この街にホテルはない」と言う返事。
駅前にちいさな旅館があって、タクシーの運転手さんが女将さんを起こして私を紹介してくれて、一時助かったというありがたい思いでも残っている。
素泊まりで4000円という良心的な値段だった。

翌朝、朝5時の始発に間に合うように起きる。
いや、迷惑をかけてまで泊まらせてもらった以上、長居したくなかった。
物音を立てないようにそっと靴を履いて宿から出る。

そして停車中の普通列車に乗り込む。
途中、「三瀬谷」という駅があったのでそこで気まぐれに降りてみる。
朝7時だというのに、駅から近いところに定食屋があった。
そこの朝定食は、ボイル物でない本物の焼き鮭にご飯、納豆、味噌汁という単純な朝ごはんだったが320円という格安だった。
食事をしている間に地元の人が次々と店に入って私と同じものを注文している。
というか、この時間帯はメニューが一つしかない。

食べ終わったあとには、次の電車に乗り込み名古屋方面へ向かう。
私は満腹と、早起きのため、電車の中で熟睡してしまっていた。
朝の通勤時間帯だというのに、満員電車どころか座席はがらがらに空いている。
ガタンゴトンと揺れる振動は時折ゆりかごのようにも感じないでもない。

そのあとは、無事帰途についた。

今では、街中でそんな朝定食が簡単に食べられるのですね。
というか、筆者がその時代に気づいていなかったのですね。

それでも24時間営業しているというありがたみはなかなかのものです。
喫茶店のモーニングも悪くは無いけれども、やはりご飯がいいと思う。
腹持ちがよく、パワーが出る気がする。
焼き鮭の味と、海苔の香りと、味噌汁の風味が朝を意識させてくれる。
朝飯を馬鹿にしてはいけない。

余談ではあるが、フィリピンのタレントとアフターしたときは
「すき屋」や「吉野家」ではなく「すかいらーく」によく行きました。
てっきり、トーストを2つ頼もうとしたら、和食を頼むとは思ってもいませんでした。


最新の画像もっと見る

post a comment