随分前の話ですが、小笠原諸島でシーカヤックを漕いできました。
小笠原諸島は、東京都でありながら世界で一番遠い南の島とも言われています。
空港が無いので、東京の竹芝桟橋から父島まで、船で26時間かかるからです。
僕が行った時は、さらに船が遅れて28時間もかかりました。
しかもこの船が、揺れるんですよ~
壁伝いに歩かないと転びそうになります。
かなりの人が船酔いになってしまい、船内には酸っぱいニオイが…
とにかく行くだけで大変です。
しかし、着いてしまえば、素晴らしい島でした。
空路が無いおかげで、観光開発も抑えられていて自然がタップリ残ってました。
太平洋戦争の時に、アメリカ海軍潜水艦の魚雷を受けながら、座礁して、なんとか沈没を免れた日本海軍の輸送船の残骸が残っていました。
このあたりを漕いでいた時に近くを大きなウミガメが泳いでいました。
太陽も、日本とは思えない力強さです。
でも、島内を走っている車は、品川ナンバーなんです…
水中は、サンゴだらけ…
空港の計画は、どうなったのかなぁ。
出来て欲しい気もするし、無い方が良い気もするし…
そういえば、小笠原上空をグァム行きの飛行機が飛んでました。
グァムだと3時間なのにね。