京都では今年も祇園祭の巡行が行われました。
例年この時期に梅雨が明けるのですが、今年も昨日に梅雨明け宣言がありました。
真夏日の京都で夏の幕開け、祇園祭の巡行のレポートです。
京都に住んでいるものとして、ちょっと違った観点からレポートします。
今年初めて、鉾や山の重さを量るという催しがなされました。
32基の山鉾の中で一番重かったのはこの最も美しいといわれる「月鉾」 11.88t ありました。
シンボルは天辺についている月の形をした鉾頭です。
ちょっと見難いけど、白いのはウサギの彫刻。
つきにウサギということだそうですが、これはかの有名な左甚五郎の作といわれているし、屋根裏には円山応挙の絵が描かれてあったり、後懸や胴懸、見送りなどにも素晴らしいもので飾られており、動く美術館といわれています。
もっとも、それぞれの山鉾には著名な作家や、近年では人間国宝の方々の作品が多々飾られており、毎年、あそこの鉾が○○を新調した・・・という話がニュースで流れます。
新しくなった装飾品を見てまわるだけでも毎年の楽しみになりますね。
からくりのカマキリが動くことで人気の蟷螂(とうろう)山
今年、ほとんどの曳き手を外国人にした浄妙(じょうみょう)山
これはまさに京都らしいと思います。
京都人は古い伝統をかたくなに守るかと思えば、反面、新しいものが好き。
古いものと新しいものが調和しているのが京都です。
あちこちの山鉾でたくさんの外国人の方が曳いてますけど、「くじ改め」正史の大役を外国の人がしている鉾町もあります。
国際感覚は昔からのもので、山鉾を飾っているタペストリーなども外国のものが非常に多いのです。
今回、「おっ」と思ったのは菊水鉾の水引。
鳥好きの人ならわかると思うんですけど、ゴイサギと一緒になんと!アカショウビンが!
これに一番びっくりしました。(笑)
クリックすると少し大きくなります。
これは放下鉾の「見送り」
ハリーポッターで有名になった「シロフクロウ」です。
来年は、山鉾でバードウォッチングなんてのもいいですね。
辻回しも、四条通や河原町通の広いところより、ここ、御池通から新町通へ入るところが好き。
家から近いということもあるんですが、大抵ここで辻回しを見ます。ここで、ホントの辻回しの腕がわかります。
この狭い道へ大きな鉾が入っていくんですから、見ごたえがあります。
(この鉾は放下鉾)
広い道では出番のなかった屋根方ですが、ここを曲がると一挙に主役です。(この写真は月鉾の屋根方)
もっともっといろんな話題があるんですが、ブログではほんの少ししかご紹介できません。ご容赦ください。毎年ちょっとずつご紹介していくことにしましょう。
ただ・・・
巡行は暑さとの我慢比べ。
巡行も終わりのほうになると、辛抱できないのか観覧席には空席が目立ちます。
こんな日のあたるところじゃ、1時間くらいしか我慢できませんよね。(笑)
でも、京都の暑さはこんなもんじゃないです。今日の暑さはまだまだ序の口、くれぐれも熱中症にはご用心ください。
例年この時期に梅雨が明けるのですが、今年も昨日に梅雨明け宣言がありました。
真夏日の京都で夏の幕開け、祇園祭の巡行のレポートです。
京都に住んでいるものとして、ちょっと違った観点からレポートします。
今年初めて、鉾や山の重さを量るという催しがなされました。
32基の山鉾の中で一番重かったのはこの最も美しいといわれる「月鉾」 11.88t ありました。
シンボルは天辺についている月の形をした鉾頭です。
ちょっと見難いけど、白いのはウサギの彫刻。
つきにウサギということだそうですが、これはかの有名な左甚五郎の作といわれているし、屋根裏には円山応挙の絵が描かれてあったり、後懸や胴懸、見送りなどにも素晴らしいもので飾られており、動く美術館といわれています。
もっとも、それぞれの山鉾には著名な作家や、近年では人間国宝の方々の作品が多々飾られており、毎年、あそこの鉾が○○を新調した・・・という話がニュースで流れます。
新しくなった装飾品を見てまわるだけでも毎年の楽しみになりますね。
からくりのカマキリが動くことで人気の蟷螂(とうろう)山
今年、ほとんどの曳き手を外国人にした浄妙(じょうみょう)山
これはまさに京都らしいと思います。
京都人は古い伝統をかたくなに守るかと思えば、反面、新しいものが好き。
古いものと新しいものが調和しているのが京都です。
あちこちの山鉾でたくさんの外国人の方が曳いてますけど、「くじ改め」正史の大役を外国の人がしている鉾町もあります。
国際感覚は昔からのもので、山鉾を飾っているタペストリーなども外国のものが非常に多いのです。
今回、「おっ」と思ったのは菊水鉾の水引。
鳥好きの人ならわかると思うんですけど、ゴイサギと一緒になんと!アカショウビンが!
これに一番びっくりしました。(笑)
クリックすると少し大きくなります。
これは放下鉾の「見送り」
ハリーポッターで有名になった「シロフクロウ」です。
来年は、山鉾でバードウォッチングなんてのもいいですね。
辻回しも、四条通や河原町通の広いところより、ここ、御池通から新町通へ入るところが好き。
家から近いということもあるんですが、大抵ここで辻回しを見ます。ここで、ホントの辻回しの腕がわかります。
この狭い道へ大きな鉾が入っていくんですから、見ごたえがあります。
(この鉾は放下鉾)
広い道では出番のなかった屋根方ですが、ここを曲がると一挙に主役です。(この写真は月鉾の屋根方)
もっともっといろんな話題があるんですが、ブログではほんの少ししかご紹介できません。ご容赦ください。毎年ちょっとずつご紹介していくことにしましょう。
ただ・・・
巡行は暑さとの我慢比べ。
巡行も終わりのほうになると、辛抱できないのか観覧席には空席が目立ちます。
こんな日のあたるところじゃ、1時間くらいしか我慢できませんよね。(笑)
でも、京都の暑さはこんなもんじゃないです。今日の暑さはまだまだ序の口、くれぐれも熱中症にはご用心ください。
祇園祭も一度行って見たいのですが・・・すごい人の数でしょうし・・・。
私はチビなのでいつも人ごみに埋もれて何も見えないんですよね。
でも煌びやか鉾をこの目で見てみたいな~~~!
今年はこちらで見させていただきましたので、満足しました。
とても暑い中での祭り。
無事に終了される事をお祈りいたします。
今回タンチョウヅルの屏風を見せていただいたお家には、その前に芸術品のような琴がおいてありました。螺鈿細工と金蒔絵を施した素晴らしいものでした。 どんな音を出してくれるのか、興味津々です。
京都には古い良いものがいっぱいですね。
京都新聞電子版でその様子を動画で見られますよ。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/movie/player.php?id=20080717gion-junko-kawaramachi
祇園祭の巡行はそんなに人出も多くないですよ。
注連縄切りとかを見ようと思うと、四条通が狭いので大変ですけど、御池通ならゆっくり見られます。
ぜひ、こちらにも出没してください。(笑)
私は、菊水鉾のアカショウビンを見たとき、思わず声を出してしまいました。深山でアカショウビンに出会った時と同じような気分でしたよ。
まだまだあちこちに鳥が隠れていそうですね。(笑)
http://urano.web.infoseek.co.jp/intyo2007.7-8/intyo2007.7-8.htm
でも写ってないですね、
作者の方が鳥好きだったのかもしれませんね。
屏風祭や各山鉾の美術品を見てまわるのもおもしろいと思いますが、何せ、量が多すぎますね。(笑)
これでも近年、屏風を飾る家はかなり減ったそうですよ。
2005年は、全山鉾探鳥をしたんですが、菊水鉾のゴイサギとアカショウビンは、その時は無かったと思いますが、気付かなかっただけかもしれません・・・
来年は、必ずアカショウビンを見るぞ~~! と、楽しみが出来ました。ありがとうございます。
北観音山と南観音山の真木には木彫りの鳥がとまっています。でも、種類はよく判りません。今度、鑑定をしてくださぁ~い。 ですので、私は、祇園祭に行く時も双眼鏡は持参です(笑) また、2005年の祇園祭探鳥時の画像の一部は、デジスコ撮影です(超笑)
2005年時の祇園祭探鳥を会社のHPにアップした分です。祇園祭頃の日付の数日分にアップしています。
↓
http://asaimilk.jp/daiary/2005/daiary0507.htm
毎年どこかの山鉾で飾り物が新調されますから、この菊水鉾の水引も最近に新調されたものかもしれませんね。
北観音山と南観音山の鳥は、北観音山には鳩、南観音山にはこの鳩と類型の尾長鳥の彫刻物があるそうですよ。
南観音山といえば、宵山の深夜に行われる「あばれ観音」が有名ですが、一度見てみたいものです。
それに、バードウォッチングができるなんて、凄い!
私としては彫刻や織物に魅せられてしまいます。
屋根裏なんて、そうそう見られるものではありませんよねー。
伝統的なものを守るする心と、新しいものに挑戦する心。
大切なのは、調和なんですね~。
全部合わさって、美しければ、楽しければ、それが一番。
ああ! 金具の掘りも凄い!(笑)
彫刻や織物は重文クラスがたくさんあります。
毎年、巡行前にもっとじっくり見にまわろうと思っているんですが、人と作品の数の多さについ足踏みしてしまいます。(苦笑)
でも、祇園祭でバードウォッチングは新たな楽しみになりそうです。(笑)