原生林を歩く３８

今年最後になる原生林行きです。

この時期の土曜日は仕事なので、到着は夜。
どっさりと持ってきた防寒も、あまりいらないようなそんなに寒くない夜でした。
気温を見ると２℃、氷点下を覚悟してきたのに。

天気が下り坂だとニュースで見てきたんだけれど、とっても星がきれい！
今日は宴会もなしに、車の中でひとり焼酎のお湯割であったまる・・・
嗚呼、なんて贅沢な夜なんでしょう。

ついつい車を抜け出し、ちょっと奥まで足を伸ばして星を見る。
あ、流れ星・・・



早朝の月。まだ明けきらぬ朝、冬らしい光景です。









個人的には、冬枯れのこの時期、落ち葉の上をサクサクと歩くのが好きです。
この日は夜明け前の雨のため、濡れ落ち葉だったのでサクサクとはいきませんが、ほとんど葉を落としている木々の中に、時折まだ鮮やかな色の葉をつけたものがあり、より一段と冴えた色彩を楽しめました。




冬枯れの中に、ツルアジサイの葉っぱだけが黄色く彩りを添える。







キノコもまだまだたくさんありました。今年のキノコは豊作ですね。
10時頃から雲行きが怪しくなりましたが、なんとか降らずに過ごせました。
前回のカモシカの死体は、もうすっかり骨に。早いなあ。

鳥はもう麓へ降りたのでしょう。
とっても少なく、静かな森でした。


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注：この森は現在このコースからの入林が禁止されています。
私たちは１０年ほど前からこの森で野鳥調査をしています。その調査の継続ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。