峠は今日もきれい。
思ったより暖かで好天に恵まれた今年最後の原生林行でした。
さすがに12月ともなると夜明けが遅く、いつもよりかなり遅めの6時半にゲートを出発。
ルリビタキが、ぐぜりというよりさえずりに近い声で盛んに鳴いて出発を見送ってくれました。
林道ではツグミやアトリ、マヒワの小群が頭上を行き来していました。
林内の鳥はやはり少なめ。
もう12月ですから、それは仕方のないことかもしれません。
個体数は少ないものの、あとで数えてみると種類は昨年より10種類も多かったです。
尤も、昨年は雪が積もってましたから、里に下りているものも多かったと思いますが。
それにしても、気温といい天候といい、最高の日和でした。
私たちのグループ以外に会う人もなく(帰路に調査の人が遠くにいましたが)、貸切状態でした。
それに私の好きな冬枯れの景色、青空に映える冬木立は素晴らしく美しかったです。
今回もいろんなキノコがありました。
ナメコは少なかったけど、この日最も多かったのはクリタケ。
クリタケ
ナメコ
ヒラタケ
同行の友人に映像をいただいていたのを貼りわすれました。
マメホコリという粘菌です。押すと胞子を噴出す様がおもしろいです。(12/5)
いつ来ても新しい発見がある森。
本当に懐の深い自然なんだなと思います。
この自然を味わうことができて、本当に感謝です。
この森を残すために、生息調査という形で少しでもお役にたちたい、そんな思いです。
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現在、この森への立ち入りは厳しく制限されています。
私たちは20年近く前からこの森で野鳥調査をしています。調査ということで入林を許可されていますので、そのついでに、その風景や自然の営みをご紹介しています。
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