結婚式 ～もうひとつの「絆」～

結婚式　～もうひとつの「絆」～

こんにちは。
澤谷鑛オフィスの桑名です。

先日の個人的な記事「結婚式　～新しい絆～」にたくさんのお祝いの言葉をいただき、ありがとうございました。
妹も喜んでいました。

私のもうひとつのブログでも同じ記事を掲載していたのですが、そちらには兄から温かなコメントをもらい、それを見た両親からもお礼を言われました。
妹の結婚を機に、桑名家の絆がさらに温かなものになった気がします。

そして、その私のブログに寄せてくれた妹のコメントが今日の内容です。
何か感じるものがあると思い、シェアさせていただきます。
Person’s linkブログより
http://blog.personslink.com/


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もうひとつの「絆」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　桑名ゆき

お邪魔します。妹のゆきです。
ここに書くのが正しいことなのか、とても悩ましいのですが、オフィシャルブログにはお礼を書かせていただいたので、こちらではもうひとつ書きたかったことを。

ほんとうなのかウソなのか、誰にも分からないけど、確かに感じた「絆」について・・・

私は昨年１１月、大事な大事な友人を亡くしました。共に大学院の学生時代をすごし、２年間机を並べて、時間を問わず一緒に過ごした大切な大切な仲間でした。

結婚式の招待状を送る直前、突然の訃報。

１ヶ月前に一緒に飲んで騒いだばかりの彼女の訃報に、信じられない気持ちのまま、初めて彼女の実家のある熊本にまで行きました。
「いつか泊まりにきてね」
そう言われたその街に、彼女が笑顔はなく、彼女がこの世にいないことが信じられないまま、眠っているような寝顔に別れを告げました。

「急性白血病」
２７歳の若さで逝ってしまった彼女の名前が「ゆきこ」

結婚式当日、見る間に積もっていった雪。
11年ぶりだという積雪にかかわらず、ゲストは誰一人欠けることなく駆けつけてくれました。新潟や東京からの飛行機にも影響することなく、式が終わった頃には、ウソのように止んでいた雪。
博士論文の提出を間近に控えながら、病に倒れ、それでも、後輩たちの学会がすべて終わったその日に旅立ったという彼女。それを思い出さずにはいられませんでした。オカルトなんて、いつもなら信じないのに・・・

「ゆき」というその名前こそ、私と彼女を結んでいるひとつの絆なのだと、彼女が教えてくれた気がしました。式には参加できなかったけれど、あれは彼女の祝福だったのだと思いました。いたずら好きで、人を喜ばせるのが大好きな彼女のステキなステキないたずらだったのだと。

絆とは、現在、結ばれているからこそ支えになるというものではなく、
「あのとき、あの場所で、結ばれていた」
それが、人生において、大きな影響を及ぼすということがあるように思われました。でも何より、彼女がいなくなった今でさえ、「私たちは繋がっている」、そう思わせた、夢のようなあの日の雪・・・ウソみたいなのに、変にリアルな、不思議な出来事。

HAPPY WHITE WEDDING

本当にこころに残る一日でした。