夕方、クナ族の島 ぺロヨン・チコ島を訪れました。
男性は写真のような丸木舟で漁に出ています。
クナ族の人々は、観光の波にさらされながらも
昔ながらの文化、習慣、言語、衣装、を守っているそうです。
家の壁は竹のように見えましたが、キビの茎を並べて作られ
屋根はヤシの葉で葺かれています。
粗末に見えますが、暑い国ですから理にかなっているのですね。
家の中では、ハンモックを吊って寝ているようです。
クナ族の衣装は モラという細かいアップリケのような芸術的な柄の布を
ブラウスの胴回りに使っていて、足にはビーズをまいています。
なんともカラフルで、素敵です。みなさん、普通に着ています。
観光地化しているので、写真を撮ると1ドル支払わなければなりません。
私は、椅子に座ってモラを縫っているおばあちゃんに頼んで
一緒に記念撮影していただきました。
私は1ドルもって日本語で丁寧にお願いし、写真をとらせていただきましたが、
おばあちゃまも私の眼をまっすぐに見て、挨拶してくれました。
どこへ行っても 言葉ではないところで心が通じるものですね。
道では何軒かモラやアクセサリーなどを販売しているお店が出ていました。
子供たちはみな人なつっこく、笑顔で 「 オラ!」 と声をかけてくれる子、
手を握って一緒に歩いてくる子、抱きついてくる子など、かわいいです。
何かをねだりに来ているわけではないようです。
村の中ほどに行くと広場で、男性はサンポーニャという楽器を持ち、
女性も混ざって踊りながらの演奏を披露してくれました。
おもわずリズムに乗ってしまいました。
単純な振りだったので、一緒に参加して踊りたくなったほどです。
さて、夕暮れも迫ってきたので、モラを1枚とアクセサリーを
記念に買って船でホテルのある島へと引き揚げました。
これ全て糸ではなく布の色です。すごいですね。
日本には、モラに魅せられて作っている方や、買いに来るツアーもあるとか。
私は、衣装一式 欲しかったな~。
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