農家の畑の脇で咲く クリサンセマム・ムルチコーレ?
今日の老健での個人ミーティングのとき、
最近入所された91歳のお年寄り T さんが、話の中で、私の母の事を尋ねられ、
お母さんは心配して待っていらっしゃるから、気をつけて帰りなさいよ。
車で来ているなら、返ってくるまで心配していらっしゃるはずだから・・・。
あなたは優しいけれど、こんな歌を知っている?
「親思う心にまさる親心 きょうのおとづれなんと聞くらん」 、吉田松陰、て人。
親の心は、親を思う子どもよりもはるかに大きく深いという意味よ。
と、処刑される前に吉田松陰が家族にあてた辞世の句を使って、私に
話して下さいました。 そして、お母さんを大事にしてね、お願いよ。と。
この方は農家の方で、昔は機械がなかったからみんな手で仕事し大変だった
と言う話をして下さいました。
家の中で4回も転び、足を悪くして以来農家の手伝いも出来ず、病院に入院し
老健へ自ら入ってきたと。
8人家族で賑やかだったけれど、自分が動けなくなってはみんなに迷惑がかかる
から、と。 これも親心なのかもしれません。
しかし、その方のテーブルには耳の遠い方ばかりで、一日誰ともしゃべらないでいると、
孤独で頭がおかしくなりそうだとおっしゃっいます。
T さんが老健にいらして5日目に私はお会いしました。
私は木曜日にしか来ないのですが、と言ったのを覚えていらして、
「今日は木曜日ね、楽しみにしていたの。」と喜ばれるのです。
一週間は、長いでしょうに。
お話し出来る方が他にいないか探したのですが、年齢が合わなかったり、
出身が違うと話が合わない、とおっしゃられるので悩んでいます。
一応職員さんのリーダーには、伝えました。
介護士さんや作業療法士さんが、コミュニケーションを取って下さるといいのですが。
Tさんが、老健で少しでもいい時間が持てますように。
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