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ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

仙人の郷NZ 第5号

2014-01-20 19:06:16 | 「仙人の郷」NZより
2014年 それぞれの思いを胸に新しい年のスタートを切られたことと思います。
お正月は日本の最大の祝日ですが、NZでは日本のように盛大でなく、1,2日が祝日で普通のお休みの日という感じです。

しかし、whitianga(フィティアンガ)はAuckland(オークランド)の避暑地のようになっており12月30日に買い物に行ってみると、様相が一変し、いつもほとんど人がいない広いビーチに人が一杯、街中も人、人、人です。4000人の街が1万人以上になっているようです。 そしてスーパーに行ってビックリ、いつもは2,3人待ちのレジが人が一杯で30分以上に待ちました。後で聞いてわかったのですが、それを地元の人は知っていて、人の少ない早朝か夜に買い物をするそうです。
しかし私たちは、街に出る買い物も2週間に1回で、この山里で静かに暮らしていると、日本の正月の雰囲気は全くありません。しかも、冷夏と言え、こちらは夏ですからね、日本人と会っても新年の挨拶を忘れそうです。
情報は、パソコンはないもののipadはありますので、逐次世界、日本のニュースは入ってきます。東京はまた選挙、近年3回で150億円も使う選挙。東京は黒字の都市でしょうが、国家財政は危機に瀕しているのでしょう? 昨年6月末で国の借金は1千兆円を超え、国民1人792万円にもなると言います。いつまで経っても国民不在の政治は変わらないようです。

「プラム酒作りに挑戦しています」

プラム酒に挑戦しています。フランスとイギリスに半年ほど旅行していたBB(私より少し年上の女性)が11月に帰って来ましたが、日本流に言えば大変ユニークな人で、且つワイルドな人です。こちらの人に言わせるとファニーだけどレディ、だそうです。BBの畑はミドルガーデンにいく途中にあり、畑で会うのですぐに友達になりました。BBの畑はそんなに広くないのですが、リンゴ、ナシ、プラムなど多くの果樹が植えてあります。早生のプラムは終わりましたが、次の大木のプラムが収穫期に入り、とても1、2軒で食べれる量ではないので、BBから必要なだけとっていいよと言われています。塾したものはどんどん落ちて来ますので、勿体無いなと思い、プラム酒を作ることを思いつきました。私は酒作りは得意です
。NZに移住前からビールとドブロクを作って友人とよく試飲会と称して飲んだものです。日本の酒税法では、アルコール度数1%以上が酒と規定されており、1パーセント以下なら問題ありません。 ビール作りは少し面倒なところもありますが酵母を使った発酵の基本の理解と、殺菌をきちんとすればそんなに難しくありません。私はオーストラリヤ製のキットセットを使って缶詰状になった「ビールのもと」を使って作っていましたが、その過程で砂糖の量を加減することで、アルコール度数は0から14%まで自由に変えられます。日本では1%未満のビールを作ればいいのです。しかし、時々どうしたことか砂糖の量を間違えるので、日本のビールよりコクがあり、度数の高い「自ビール」が出来上がります。
NZでは酒は自由に作れるようです。隣の畑のロジャー爺さんはリンゴ酒を200リッターほど熟成中と言っています。畑で会うと時々アルコールの匂いがします。愉快なジェントルマンです。パーティーや行事の時は自前のアップルワインやプラムワインが登場します。
そこで私もBBのプラムを使ってワイン創りに挑戦しています。タネを取り果実と皮を混ぜて、最初の発酵をスムーズにするために砂糖水を少しだけ入れて、プラムに自然についている、天然酵母だけの醗酵です。最初に仕込んだビンの醗酵がほぼ終わったようですので試飲してみましたが、私の長年の感覚で市販のワインとあまり変わらず、10%程度の度数はありそうです。完熟で無いプラムを使ったので少し酸味が強く、味の方はまだまだで今から熟成が必要です。
しかし、次のビンが早く醗酵しないと熟成する前になくなりそうです。醸造の器具はないので全てここにあるものを工夫して利用しています。
千代子はプラムでジュースとジャムを作っています。これは、今月24日から26日にかけて2003年に住んでいた友人の所に遊びに行く時のお土産の一つになります。

「田んぼ」は好調 でも冷夏!!!

田んぼは好調に見えます。添付ファイルにあるのが田植え1ヶ月後の稲です 。私は米作りのは素人に近いと言った方が正解ですので 断定できませんが、これまでは順調に見えます。1本植えは3から4本に分けつし 、3本植えは9本から15本に分けつしています。葉色も周りの草の緑と変わりません。
全くの無肥料無農薬ですからこれからどうなるか心配です。 先日kaiwaka(カイワカ)に住んでいるSさんと電話で話したところ、今年はやはり冷夏だと言います。SさんはNZでのコメ作りの先輩で大学の先生だったのですが、NZでの持続可能(サステーナブル、エコロジカル?)な生活の研究とシニアライフをエンジョイするために移住してきた人です。Sさんの話によると今年は気温が上がらず、数日前最低温度が12度だったと言います。一般的な話では、稲は幼穂、出穂の時期に15度以下になると障害が出ると聞きます。私のところは10センチ以上の深水管理をしてますので少しは違うかなと思いますが 、、、。それに、この品種は北海道での栽培用に作られた「ゆきひかり」だから、、、。
でも分かりません。今後の成長が気がかりです。
世界的な異常気象はここでも感じられます。このwhitianga(フィティアンガ)に10年ほど住んでいるMさんによると一昨年は冷夏だったと言いますからやはり異常です。

「バナナの木」を植える

10月の初め頃に田んぼ作りでサポートに来ていたUさんから「うちの庭のバナナ」です。と、頂いたミニバナナを食べてみるとWhangarei(ワンガレイ)にいた頃食べていたミニバナナと同じで大変美味しいものでした。そこで早速、Uさんにお願いして新芽を2本頂きました。そして、1本は20リッター入りのバケツに排水用の穴を開け、もう1本は肥料袋に入れて毎日水と自家製の液肥(およそ1週間毎)をやって大事に育てました。昨年の10月16日に頂いた40センチほどの苗がぐんぐん成長して、年末には1mを超えるほどに成長しました。そこで、1本を友人の家の一番日当たりの良いところに植えましたが、勢い良く成長しているようです。もう1本は、私達がここで生活した記念として(アニバーサリープラント)ミドルガーデに先日
植えました。これも今のところ順調です。
日本では、バナナの木は普通露地では育たないので馴染みが少ないのですが、ネットで調べると最低温度が5度をきらないようにすればよいようです。そして、実を収穫したら、茎は切り取り、 次の新芽を育てるのだそうです。ですから日本でも、ミニバナナを大きな鉢に入れて、日当たりの良い室内に置けば育てられそうですね。

「ブドウは豊作?」全く素人だからわかりませんが?

ブドウが家の入り口と横の斜面の畑、ミドルガーデンにあります。ミドルガーデンは最初花が咲き小さな実が沢山着いていましたが、大きくならず全部落ちてしまいました。同じところにあるロジャー爺さんのブドウも落ちてしまいました。しかし、家の入り口と斜面の畑のブドウはこんなに実が付いて大丈夫かと思うほど実っています。
こんなことなら全国でも有名なブドウの産地に居たのだからすこし勉強しとくのだったと後悔しています。少しは手入れをしなければせっかく実ったものがダメになるのではと思い、ネットで調べて玉の小さなものを除いた程度です。
ブドウは消毒をしないと実が出来ても落ちてしまうと聞いていましたが、この品種が何かわかりませんが無農薬無肥料のブドウです。今日は1月17日(日本では7月17日に相当)現在房の中にポツポツと色が着き、熟れかけたものが見えてきましたので食べてみると、ちょっとだけ、甘くなってきているようです。
ひょっとすると収穫できるかもしれません。しめしめ、うまく行くと、本物のワインが出来るかもしれません。

「医療」NZでの手術、入院

2003年3月だったと思いますがWhangarei(ワンガレイ)に住んでいた時です。突然右の目の上が痛くなり右目の焦点がモザイクがかかったようになり見えなくなってきたので入院となり、蓄膿症が原因ではないかとの疑いがあり、膿が右目の視神経を圧迫して見えなくなっている可能性があるので緊急の手術を行いましたが、結果は視神経の圧迫はなく原因不明で右目は失明しました。病名は球後視神経炎です。日本に帰って大学病院でも診察してもらい原因について尋ねましたが不明でした。(現在でも視神経炎は、発症の原因は不明ということです。)
視神経が死んでいるので現代の医学では直せないということでした。眼球そのものは問題ないので見た目はあまりわかりません。
ここの医療システムは、まず、GPに行って紹介状をもらって公立の病院に行って処置をしてもらうということですが、私の場合はGPから連絡してもらい公立病院の待ち順番はありましたが、なんとかその日のうちにみてもらい、その日は帰って、翌日はほとんど見えなくなったので、再度病院に行き、入院、MRIでの検査、その翌日には緊急の手術となったわけです。
費用についてですが、日本では治療にかかった費用、部屋代や食事などの費用があると思いますが、1週間ほどの入院だったのですが、付き添いに妻も付いていましたが、その食事費用も含めて、一切無料でした。


「都知事選は脱原発と原発推進グループの戦い??」・・・・小泉元首相曰く

選挙は人物と政策をよく見極めてと言いますが、今回の都知事選は細川護熙氏の後ろは小泉純一郎氏ですから推して知るべし。
小泉元首相は、脱原発を掲げていますがその中身は、「原発廃棄物の最終処分場がないから」が、彼の脱原発の唯一の理由です。とすると、最終処分場が出来れば原発容認となります。結局のところ現在稼動している原発は認めているものの、最終処分場がないからダメだと言っているに過ぎないと思います。
小泉劇場の今後の公演をよく観察しましょう。


東原春雄&千代子

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