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ヒナモロコ
【コイ目コイ科、絶滅危惧IA類、
福岡県久留米市指定天然記念物】
私たちはこの魚を保護しています

「仙人の郷」NZ 第4号

2013-12-19 20:31:31 | 「仙人の郷」NZより
「仙人の郷」NZ 第4号                 2013.12.18日
12月はクリスマス、正月と忙しい時期を迎えられれていると思います。こちらはクリスマスは盛大に祝いますが正月は普通の祭日とあまり変わりません。文化宗教の違いを改めて感じます。
そしてここは夏!!!です。日本で言えば6月ですが、学校は12月14日から夏休みが始まり、1月末までです。気温は最低15度前後、最高25度前後です。
日射はますます強くなっていますが、それでも家の中や日陰に入れば冷んやりして汗も引きます。
夏野菜たちは気温が上がってきたのでやっと元気になってきました。NZでは珍しがられる里芋、ごぼうもずいぶんと葉が大きくなり15日には間引きしたものを食べて見ましたが確かにゴボウで、味わって食べさせてもらいました。
花は春の花が終わり夏の花に変わるのでしょうが私は花のことはよく分かりません。後で訂正していることがあります。今も数種類の花は庭をきれいに飾っています。
昨日17日Auckland(オークランド)まで日帰りで行ってきました。日本総領事館で用事をすませ、和食ランチ(刺身弁当)を食べましたが味がイマイチ、量もイマイチなのに値段は17ドルとかなり値上がりしていました。NZ名物のフィッシュ&チップスも3ドルが5ドルに値上げされています。これは、消費税が数年前12.5から15%に上がったことに起因しているようです。しかし、最低賃金は、2000年頃の約7ドルから今は13ー14ドルになっています。日本と大違いですね。ですから、人々の生活ぶりはあまり変わってないように見えます。反対に私たち日本人で日本からのお金に頼る人は少し生活が苦しくなるわけです。

「12月14日、田植え」

9月29日から約2ヶ月半の間準備してきました。未開の土地を掘り上げ、土を入れ、耕し、水口を作り、排水路を作り、水を入れ(第一回目の代かき)、鳥や動物が入らないように柵と釣り糸を張り巡らし、2回目の代かきをし、そして仕上げに、水質のチェックをするため金魚を入れる作業をしてきました。苗は、10月26日から塩水洗をし準備を始め11月2日に種蒔きし箱苗の要領で育苗しましたが、温度、水管理が難しく、予備に自宅で育てたバケツ苗でなんとか間に合わせることができました。

田植え当日は飛び入りの家族や私たち2人を含めて日本人15人(子供4人)外国人14人(子供4人)の総勢29人の参加となり交代で12人が田植えをしました。日本人も手植えでの田植えは初めての人ばかりでしたが、30センチ間隔にきれいに植え付けができました。12歳の子供と参加した日本人の若いお母さんは農家の出だけど田植えは初めてで、田に苗が植わると日本の田んぼを思い出し感激していました。友人の子は最初に金魚を入れた時にいた子ですが金魚が大きくなっていないなら僕は田んぼに入らないと言っていたそうです。その子は最初に元気に苗を植えていました。なかなか賢い子供がいるものですね。
田んぼには1ヶ月前から水質と土壌のチェックのために自宅でペットとして預かっている金魚を6匹入れていましたが、元気に成長し3週間ほどで長さで2倍以上になっていました。それで私も興味津々で鯉やどじょうを入れる真似をして田植えの翌日長さを測定した4匹の金魚を放流しました。また、アゾラ(チッソを固定し肥料になる)の種類の浮き草があるので近日中に入れる予定です。これもどうなるか楽しみです。

田んぼ作りから田植えまで、Re-use. Re-Pair(リユース)(リペア)の考えでここに現在あるものを工夫して利用することを徹底しました。この地はコメ作りに関してはゼロのところですから種籾と塩水選用の塩以外は全て手作り、再利用です。やれば出来るものですね。費用はわずか、塩を買った2ドル(180円)です。

「ヘビと原発」

私はヘビと原発が大嫌い。その両方がここにはないのです。私にとってこれ以上の天国はありません。NZには本当にヘビがいないのですよ。その他ヘビのいない国は聞いたことがありません。ですから、2006年にNZから日本に帰った時ヘビに気をつけることを忘れて筑後川の土手に竹を取りに不用意な姿で行って、隣のお婆さんから、川にはマムシがウヨウヨいるから気をつけなさいと言われゾッとしたことを思い出します。
マムシの毒は怖いですが、原発の毒はもっと恐ろしい、放射能の毒は地球を滅ぼします。福島原発の放射能は今も毎日原発の敷地から染み出し、太平洋から世界の海に垂れ流しになっています。安倍さんは世界中の人々にどう責任を取るのでしょうか。国家秘密法よりも原発廃棄、全面シェルターの設置、除染を急げ、でしょう。

「税と医療について」

今回は時間がないので簡単に書きますが、次号以降で少し調べて詳しく書きます。

消費税 2010年10月から15%(それまで12.5)
その代わり、所得税率が引き下げられた。
国民年金の掛け金はなく消費税から財源配分されている。(平均賃金の66%と法で規定)
その他事故、ケガの医療費(ACC)なども?ここから財源配分される。
所得税 累進課税
$ 14.000 以下 10.5 %
14.001~ 48.000 17.5
48.001~ 70.000 30.0
70.001以上 33.0
サラリーマンの平均年収は、約4万ドルと推定できます。(所得ではありません)
医療

日本のような法律で定める医療保険制度はなく、民間の医療保険への任意加入です。
病気やけがの時は最初にGP(General Proctitioner)一般開業医に行き、そこで対応できない場合は、紹介状を持って公立病院へいきます。公立病院は無料です。順番待ちで時間がかかる場合などは民間の病院があります。(この辺りは後日詳しく書きます。)


「訂正」
第2号で、コンフリーの花が大きくて綺麗、と書いていましたが、これは私がコンフリーの花とジキタリスの花を間違っていました。なぜかといえばジキタリスはまだ花が咲いていず葉だけ見てコンフリーと見間違えていました。しかも、ジキタリスは毒がありますので気をつけて下さいね。


追伸: 9月に入院中の千代子の母が永眠しましたので今年の年賀は失礼させていただきます。
今年もまた日本が世界が激しく流動した1年でした。どこに居ても、ますますしっかりしなければと思う今日この頃です。
2014年、皆様とご家族に幸多きことをこの地からお祈り申し上げます。


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