横浜港北おもちゃ病院の活動記録

ドクターの一人であるYoshi61が代表して記録しています

ロッキングチェアーを揺らす熊

2016-08-20 16:04:29 | 活動の記録
本日は、白幡地区センターのおもちゃ病院でした。


まず、最初に持ち込まれたのは、ロッキングチェアーを揺らす熊のぬいぐるみです。吠えたり、体を揺らしたりする犬のぬいぐるみは、子供たちに人気があり、よく骨折やピニオンギアの破損などで持ち込まれます。しかし、ロッキングチェアーに座っている熊は初めてです。故障状況は、スイッチを入れても鳴かないとの事。たぶん、スピーカの交換が必要でしょう。


ぬいぐるみのおもちゃは、電池ボックの周辺からぬいぐるみをはがし、中にある動力ユニットを取り出す事から始めます。電池ボックスとぬいぐるみは接着している事が多いですが、このおもちゃは束線バンドで固定してありました.束線バンドを外して、中の動力ユニットを取り出すと、


モータによって振り子を揺らし、熊の頭を揺らすための仕掛けがでてきました。この仕掛け自体は、うまく動きます。このユニットの下部に組み込まれているスピーカを確認すると、予想通り断線していました。


スピーカを交換して、ぬいぐるみに動力ユニットを組み込めば修理は完了。熊の頭の中にある綿の量を調整し、動力ユニットで頭が動くように調整しました。これで、足に組み込まれたスイッチを押すと、曲が流れ、熊が椅子を揺らし始めました。なかなか、ほのぼのしたおもちゃの修理でした。

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