goo blog サービス終了のお知らせ 

生活

とりとめもなく

落下の解剖学

2024年03月09日 23時59分00秒 | 映画
おとつい観た映画(TOHOシネマズで)
「落下の解剖学」
ミステリかな?と思ったけど法廷ものだったかな。フランスの。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

2023年のカンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞したヒューマンサスペンス。人里離れた雪山の山荘で起きた転落死を巡る物語を描く。『愛欲のセラピー』のジュスティーヌ・トリエがメガホンをとり、『ONODA 一万夜を越えて』のアルチュール・アラリと共に脚本を手掛けた。『ありがとう、トニ・エルドマン』のザンドラ・ヒュラーが主人公サンドラを演じ、『女の一生』のスワン・アルローほか、ミロ・マシャド・グラネール、アントワーヌ・レナルツらが脇を固める。
視覚障がいを持つ息子は、ある日、父親が血を流し倒れているのを発見する。息子の悲鳴を聞いた母親が救助要請を行うも、すでに男は息絶えていた。当初は転落事故かと思われたが、その死には不審点が多く、しだいに被害者の妻でベストセラー作家のサンドラに殺人容疑が向けられていく。無実を必死に訴えるサンドラだったが、事件の真相を追うなかで、夫婦の嘘や秘密が明らかになる。

というお話でした。
ちょっとネタバレするかもしれないのでまだ観てない人はここから読まないでほしいのですが

2時間半くらいあって途中もうれつに眠くなった。そんなに長くなくてよくない?
夫が亡くなってそれが自殺なのか事故なのかそれとも妻が殺したのか…みたいな事件が法廷にかけられてやいやい闘う話なのだが、それによって最後、事実があきらかになるとか、実はあれはこうだったのです!という映像がながれるとかそういったことがいっさい無かったのです。
これこれこういう判決です!というオチはあるが、それは判決であって真実かどうかはわかんないじゃん。
なんかそれはモヤモヤしたわー
そんなんだから、面白いのかどうかもいまひとつわからんかった。つまんなくはなかったけどさ…

サイレントラブ

2024年03月05日 23時59分00秒 | 映画
昨日観た映画
「サイレントラブ」
ふだんこういうタイプの映画観ないんですけどね…私はけっこう、映画を選ぶとき、監督で選ぶ傾向があるんですわ。
何年か前に観た草彅くん主演の「ミッドナイトスワン」、あれの監督さんの新作なんですけどもちょ前に観た「異動辞令は音楽隊!」という阿部ちゃん主演の映画も面白かったし、もしかしてこの監督いいんじゃないかしらーと思ったの。
どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

声を捨てた青年の蒼と、光を失った音大生の美夏が静かに思いを紡いでいくせつないラブストーリー。原案・脚本・監督を『ミッドナイトスワン』の内田英治、音楽を久石譲が担当する。主人公の沢田蒼役を『鋼の錬金術師』の山田涼介、音大生の甚内美夏役を『思い、思われ、ふり、ふられ』の浜辺美波が演じるほか、『WALKING MAN』の野村周平、「俺のスカート、どこ行った?」の古田新太らが出演する。
ある出来事により声を捨てた蒼は毎日ただ生きているだけだった。ある日、不慮の事故で目が不自由になった音大生の美夏と運命的な出会いを果たす。蒼は絶望に追い込まれながらもピアニストになるという夢をあきらめない美夏に惹かれていく。美夏を危険から守り思いを伝える方法は、そっと触れる人差し指とガムランボールの音色だけ。蒼の優しさがようやく美夏の心に届き始めた時、運命が2人を飲み込んでいく。


というお話です。
けっこう面白かった。少女マンガみたいなのはこの際しかたない…キャストも合ってたと思いますし、山田くんは主演映画は当たらない感じと思ってたけど(とはいえはがれんとか大怪獣とか暗殺教室とか観たことないんどけど、脇役だとすごく良いのあるんだよねー)これ良かったんじゃないでしょうか。


遙かなる山の呼び声

2024年02月24日 22時43分00秒 | 映画
昨日観た映画(図書館で借りたDVD)

山田洋次監督で高倉健主演でヒロインは倍賞千恵子さん
こりゃ期待に胸がふくらむぜ。 どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

警察に追われる男と、牧場を切り回す母子の出会いと別れを描く。脚本は「男はつらいよ 寅次郎春の夢」の山田洋次と同作の朝間義隆の共同執筆、監督も同作の山田洋次、撮影も同作の高羽哲夫がそれぞれ担当している。
北海道東部に広がる根釧原野にある酪農の町、中標津で、風見民子は一人息子の武志を育てながら亡夫の残した土地で牛飼いをしている。激しい雨の降るある春の夜、一人の男が民子の家を訪れ、納屋に泊めてもらった。その晩、牛のお産があり、男はそれを手伝うと、翌朝、去っていった。夏のある日、その男がまたやってきて、働かせてくれという。隣家の娘ひとみが手伝ってくれるが、男手のない民子はその男を雇うことにする。田島耕作と名乗る男はその日から納屋に寝泊まりして働きだした。武志は耕作にすぐになついていった。近所で北海料理店を経営する虻田は、民子に惚れていて、ある日、力ずくで彼女をモノにしようとして耕作に止められた。怒った虻田は兄弟を集めて、耕作に決闘を挑むが、簡単にやられてしまい、それからは、耕作を兄貴と慕うようになる。民子が腰痛を訴え、入院することになった。武志はさみしさから、耕作と一緒に納屋に寝るようになった。民子が退院して間もなく、従弟の勝男が新婚旅行で新妻の佳代子を連れてやって来た。数日後、耕作の兄の駿一郎がやってきた。彼は耕作が起こした事件で教職を追われていたが、耕作の行く末を心配していた。その夜、兄の持ってきたコーヒーを飲みながら耕作は民子にここにとどまってもいいと胸の内を明かした。季節は秋に変り、土地の人達が待ちこがれる草競馬の時期となった。耕作も民子の馬で出場、見事、一着でゴールイン。興奮する民子、武志、観客たち。その中に、刑事の姿があった。刑事の質問にシラを切った耕作だが、その夜、民子にすべてを打ち明けた。耕作は二年前、妻が高利の金を貸りて自殺、それを悪し様に言う高利貸を殺し、逃げ回っていたのだ。家を出ていくという耕作に民子は止めるすべもない。夜更けに耕作が民子の家の戸をたたいた。ある決意をもって戸を開けた民子。だが、耕作は牛のぐあいが悪くなったと知らせにきたのだ。徹夜で牛の看病をした翌朝、耕作は家の前にとまったパトカーへ自分から歩いていった。冬、網走に向う列車の中に四年の刑を言い渡された耕作の姿があった。美幌の駅で耕作は虻田と民子の姿を見た。民
子が町に出て、耕作の出所を待つために武志と新しい生活を始めたことを告げる虻田。夕焼けに染った雄大な雪原を耕作を乗せた列車が行く……。

というお話です。
ほぼ全部内容言っちゃってるな!
これはまあ高倉健が高倉健ぽい役をやってるなあというのと、北海道の景色を観るための映画。ストーリーはよくある感じ(というか高倉健ぽい)遙かなる山の呼び声というタイトルもいまひとつ意味わからない。
吉岡秀隆さんが倍賞千恵子さんの息子役で出てるがこの時10歳くらいで、いま実際53歳ですけどずっと俳優として売れ続けてるのすごいてすね。
私は倍賞千恵子さんも高倉健さんも大好きなんですが、なんかやっぱり北海道の風景を観る映画なんだなあと思い続けて観ていたが、最後のほうになかなか泣かせる演出があって良かった。


レディ・キラーズ

2024年02月21日 23時59分00秒 | 映画
今日はルイスで借りたDVD観た、コーエン兄弟の。
「レディ・キラーズ」
これ私この映画の存在を知らなかったよ。コーエン兄弟作品けっこう観る方だよ。でも知らなかった。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

監督のコーエン兄弟がトム・ハンクスとタッグを組んだクライム・コメディ。カジノからの大金強奪という完全犯罪を企むプロ集団が、ひとりの老婦人に翻弄されるさまをコミカルに描く。
スゴ腕の知能犯“教授”の標的は、カジノの地下金庫。善良な市民であるマンソン夫人を柔らかな物腰でだまし、彼女の地下室を借りて仲間を連れ込むことに。ところが、犯行現場を夫人に目撃され、事態は思わぬ方向へ。

というお話でした。
ずっとマンソン夫人の家の地下なので絵変わりしないし話も地味な皮肉な感じだが最後〜のほうに跳ねるようにちょっと面白くなる。
まあでも、地味…

映画観てうどん食べてギョーザ作って

2024年02月19日 23時38分00秒 | 映画
今日はお休みだーぃ
リフレッシュしたい。
朝から映画観に行った。いま午前十時の映画祭でやってるのは「スケアクロウ」
1973年の映画です。
どういうお話かというと、説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

ヒッチハイクでアメリカ大陸を横断する2人の男の友情を描く。製作はロバート・M・シャーマン、監督は「哀しみの街かど」のジェリー・シャッツバーグ、脚本はギャリー・マイケル・ホワイト、撮影はビルモス・ジグモンド、音楽はフレッド・マイロー、編集はエヴァン・ロットマンが各々担当。出演はジーン・ハックマン、アル・パチーノ、ドロシー・トリスタン、アン・ウェッジワース、リチャード・リンチ、アイリーン・ブレナン、ペニー・アレン、リチャード・ハックマンなど。
マックス(ジーン・ハックマン)とライオン(アル・パチーノ)が出会ったのは南カリフォルニアの人里離れた道路であった。マックスは6年の懲役を終えて刑務所から出てきたばかりだった。洗車店を始めるためにピッツバーグへ向かう途中、ちょっとデンバーに立ち寄って、たったひとりの肉親である妹コリー(ドロシー・トリスタン)を訪ねてみるつもりだった。ライオンの方は、5年ぶりに船員生活の足を洗って、デトロイトに置き去りにしたままの妻アニー(ペニー・アレン)に会いに行くところだった。今年5歳になる子供がいるはずだが、男か女さえも知らなかった。その2人は知り合ったとたん気が合った。こうして2人はコンビを組み、洗車屋を始めるために旅をする事になったが、途中、まずデトロイトとデンバーでのそれぞれの用事を済ませる事に相談がまとまった。トラックや汽車を乗り継いでデンバーに着いた2人は早速コリーを訪ねたが、そこで一緒に生活していたフレンチー(アン・ウェッジワース)という女にマックスはすっかりいかれてしまい、ライオンもコリーが気に入った。意気投合した4人は、これからずっと行動を共にしようという事になった。そのためにはまずマックスがピッツバーグの銀行に預けてある金を、ライオンと一緒に引き出しにいく途中、ライオンの妻のいるデトロイトに寄ればいい。ほんのひとときの別れだけれども、お別れパーティを盛大にやろうという事になり、ドンチャン騒ぎが始まった。そのことが原因で町の連中と喧嘩になり、マックスとライオンは30日間の強制労働を課せられた。それを終えると、2人は連れ立って目的地へ急いだ。ようやくたどりついた家の前で、まず電話をしてからと彼は公衆電話へかけ込んで彼女を呼んだ。だが、なつかしさと期待にあふれる彼の気持ちは一瞬にして吹き飛ばされた。アニーは5歳になろうとする男の子の顔を見ながら、出産直前に階段から落ちたために子供が死んで生まれてこなかった事、洗礼を受けていないその子は地獄に落ちたまま永遠に天国へは行けないだろう、そして自分は間もなく再婚すると大声でまくしたてた。それがアニーの悲しい嘘である事をライオンは知る由もない。電話を切ると、ショックを隠して、わざと明るくボックスを飛び出し、表で待ち構えていたマックスに生まれた子供は男の子であった事、しかし女房はすでに再婚しているので会うわけにはいかない事などを話して聞かせた。2人の行く先はもはやピッツバーグしか残っていなかった。ライオンの様子がおかしいのにマックスが気づいたのはその時だった。公園の大きな噴水のそばで子供たちと遊んでいたライオンは、その中の1人をいきなり抱き上げると、氷のような冷たい水の中にザブザブ入って行った。あわてたマックスが、彼を水の中から連れだした。かけつけた車で病院に収容されたライオンは正気に戻るまで当分の間精神療法が必要だという医者の診断であった。その時、マックスの心が決まった。洗車屋を始めるために貯金した金をそっくりそのまま親友の治療費につぎ込もうと。もうライオンとは永久に離れまいと。

というお話でした。
人間ドラマだけど思ったほどの感動作でもなかった。人間てよくわからんものだ、まともに見えていたのはライオンのほうだが実際ヤバめなのもライオンだった。アメリカが広すぎてどうにもならん。
アル・パチーノが若くて可愛かった。というとりとめのない感想ですいません。

その後は甥っ子に会いに行ってギョーザをたくさん作った。

ギョーザ食べ過ぎちゃう。


ナイル殺人事件

2024年01月30日 23時59分00秒 | 映画
最近観た映画(AmazonPrimeで)
「ナイル殺人事件」
これは…!
かのアガサ・クリスティ原作のミステリである!読んだことないのよねー
でも大昔に映画化された「ナイルに死す」は観たことある。でも内容覚えてないから初見のように観られた。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

ミステリーの女王と謳われるアガサ・クリスティ原作の「ナイルに死す」を、『オリエント急行殺人事件』に続き、ケネス・ブラナーが監督と主演を兼任し映画化。エジプトのナイル川を巡る豪華客船で大富豪の娘が殺害され、名探偵ポアロが“船上の殺人”という密室トリックの解明に挑む。不運の死を遂げる美女をガル・ガドットが演じ、殺人の容疑者にはアーミー・ハマー、『ブラックパンサー』のレティーシャ・ライトらが名を連ねる。
エジプトの神秘的なナイル川を進む豪華客船内で、新婚旅行を満喫していた大富豪の娘リネットが何者かに殺される。容疑者はリネットの夫サイモンや、サイモンの元婚約者であるジャクリーンのほか、リネットとサイモンの結婚を祝うために集まった乗客全員。偶然にも船に乗り合わせた私立探偵のポアロは捜査を開始するが、愛と嫉妬と欲望が複雑に絡み合ったこの事件は、やがてポアロ自身の人生をも大きく変えることになる。

というお話でした。
まず思うのは、このシリーズのポワロはケネス・ブラナーが演じてるのでかっこよすぎるんですわ。ポワロはゆで卵というイメージなんですけども…
ストーリーも、古き良きミステリ、古き良きトリックという感じ。現代の科学捜査の前ではなすすべもなかろう。
しかしこのクルーズで訪れるアブシンベル神殿がすんばらしくて行ってみたいなーとか、夜のナイルに浮かぶ客船が美しいわーこんな船旅ならばしてみたいな(殺人事件はゴメンだが)という普遍的なことは思った。



映画観てギョーザ作りまくる。

2024年01月29日 23時56分00秒 | 映画
今日はお休みだーぃ
早起きして市川コルトンプラザのTOHOシネマズで映画観たよ
「僕らの世界が交わるまで」
ジェシー・アイゼンバーグ初監督作品らしい。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

「ソーシャル・ネットワーク」などに出演した俳優ジェシー・アイゼンバーグが初めて監督・脚本に挑んだ人間ドラマ。DVシェルターを運営する母エヴリンとライブ配信で音楽活動をする高校生の息子ジギーは互いのことを理解できずに衝突してばかりだったが……。「ラ・ラ・ランド」のエマ・ストーンが夫で『サタデー・ナイト・ライブ』の作家デイヴ・マッカリーと共に立ち上げた映画・TV制作会社フルート・ツリーや「ミッドサマー」などを送り出した映画会社A24が製作に参加。社会奉仕に勤しむ母エヴリンを「アリスのままで」でオスカーを獲得したジュリアン・ムーアが、フォロワーのことしか頭にない息子ジギーを「ゴーストバスターズ/アフターライフ」のフィン・ウォルフハードが演じる。2022 年サンダンス映画祭にてワールドプレミア上映。2022年第75回カンヌ国際映画祭批評家週間オープニング作品。
DVシェルターを運営し社会奉仕に献身的に取り組む母エヴリン(ジュリアン・ムーア)と、ライブ配信で音楽活動をして人気を集める高校生の息子ジギー(フィン・ウォルフハード)は、今やすれ違ってばかり。互いのことを理解できない状況にフラストレーションを募らせ、時にはぶつかり合ってしまう二人だったが、父(ジェイ・O・サンダース)はそんな二人を、自己愛が強くてそっくりだと評する。そんな空回りを続ける二人の日常にちょっとした変化が訪れ……。

というお話です。
母にも息子にも共感できず苦戦したが、まあこういう人もいるよなあという気持ちで観た。
よかれと思ってやってることが、はたから見たらうすら寒かったり余計なお世話だったりするがそれが世の中というものだし100人いたら100通りの人間性があるというだけの話だしな。
歩み寄りたいなら歩み寄ればいいし、そうしたくない人はしなければいいし。

その後はリンガーハットでちゃんぽん食べた。太麺皿うどんというやつが食べたかったのに(事前にホームページを見てメニューをチェックしていたのだ)しかし私が行ったお店は太麺皿うどん無いお店だった。
がっくし
でもちゃんぽん美味かったからいいか。
その後はおまめと甥っ子達に会いに行った。前回来た時は唐揚げの用意してたのにギョーザ食べたいと直前まで言われたので(でも唐揚げ出したらおかわりしてたけど)今回はギョーザをたくさん作った。
今日のギョーザ美味かったな。包むのがめんどくさいが野菜をたくさん食べさせるために肉と野菜を半々くらいにしている。

居酒屋兆治

2024年01月27日 23時35分00秒 | 映画
最近DVDを買ってみた。Yahoo!フリマで安かったから。

高倉健さん主演の降旗康男監督作品です。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

函館の街を舞台に小さな居酒屋を営む男と初恋の女とのすれちがう想い、その店に集まる人々の人生模様を描く。山口瞳原作の同名小説の映画化で脚本は「未完の対局」の大野靖子、監督は「駅/STATION」の降旗康男、撮影は、「小説吉田学校」の木村大作がそれぞれ担当。
兆治こと藤野伝吉(高倉健)は函館の街はずれで、女房の茂子(加藤登紀子)と「兆治」という名の居酒屋を営んでいた。兆治は勤めていた造船所でオイルショックの時、出世と引き換えに同僚社員の首切り役を命じられたことに反発して会社を辞めていた。寡黙で実直ながら気持ちが曲げられず無器用な兆治であったが、店は繁盛しており、兆治の同級生でバッテリーを組んだ無二の親友岩下(田中邦衛)をはじめ、元の会社の同僚有田やその部下の越智、近所の一年先輩で酒癖の悪いタクシー会社経営者河原(伊丹十三)たちが毎晩のように足を運んで賑わっていた。「兆治」の向いの小料理屋「若草」も陽気な峰子(ちあきなおみ)がカラオケで客を集めていた。兆治は肩を壊して野球をあきらめた頃、地元青年会で知り合った年下の恋人さよ(大原麗子)との苦い思い出があった。器量良しのさよに持ち上がった、旧家の牧場主神谷久太郎(左とん平)との縁談に、若く貧しかった兆治はさよの幸せを願って黙って身を引いたのであった。しかしさよは、今でも兆治を想いつづけ、思い余って若い男と駆け落ちをしたこともある。そんなある夜、さよの不注意から神谷牧場が火事に見舞われ、さよは街から姿を消していった。そんな事件も落ち着いた頃、仕込みにかかる兆治の背後にさよが現われ、「あんたが悪いのよ」と言い残して去った。さよの消息もはっきりしないまま、何処か時代に取り残される場末の小さな居酒屋「兆治」とそこに集う市井の人々の哀感こもるエピソードが繰り返されていく……。そんな中、常連客の秋本の妻が死んで、その顛末などで悪口を言う河原に我慢できずに殴った兆治は警察に留置される。なぜか調べはさよとの関係に集中している。警察は兆治とさよの関係から放火事件を疑っていたのだ。釈放されひさびさに店に戻った兆治を茂子と岩下が笑顔で迎えた。店の再開を聞きつけてやって来た峰子からさよをすすき野で見た人が居るとの話を聞く。昔のさよの写真を引き伸ばし、すすき野の繁華街を訪ね回る兆治は造船所時代の後輩で店の客の越智と偶然にあう。越智は兆治にサリーというホステスを知ってるかと聞く。越智はサリーに結婚を申し込んだという。サリーこそ失踪してすすき野のキャバレーホステスに身を落としたさよだった。兆治はさよの部屋を訪ねる。そこには酒で身体を病み、過去も未来も捨てただ死を待つかのようなさよが居た。

というお話です。
思ったほど面白くなかったけど、つまんないってほどでもない。それはきっと、高倉健✕降旗康男という組み合わせに期待し過ぎていたのだろう。
主人公が営む居酒屋にいろんな人が来て、役者だけでなくいろんな人が客の役をやっててそこは面白かった。あと函館が舞台になってるから知ってる土地)の知らない時代、本当に倉庫だったであろう時期の金森倉庫とか出てきて函館好きな者にしたら面白かった。
とにかくヒロイン(大原麗子さんです)がジメジメジメジメした役で観ていて気持ちのよいもんではなかった。
地方都市のみんながみんな知り合いみたいな小さな街だとこうなってしまうんかなと思った。

カラオケ行こ!

2024年01月23日 23時59分00秒 | 映画
昨日観た映画
「カラオケ行こ!」

あまり興味なかったのだが山下敦弘監督なので趙観たくなったのだ。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓

歌が上手くなりたいヤクザと真面目だけど毒舌な合唱部部長の男子中学生の奇妙な友情を描く和山やまの人気同名漫画を実写映画化。監督を『味園ユニバース』の山下敦弘、脚本を「MIU404」の野木亜紀子が務める。ヤクザの成田狂児を『亜人』の綾野剛が、合唱部部長の岡聡実をオーディションで選ばれた齋藤潤、合唱部副顧問の森本ももを『心が叫びたがってるんだ。』の芳根京子が演じる。
合唱部部長の岡聡実は、突然見知らぬヤクザの成田狂児からカラオケに誘われ、歌のレッスンをしてほしいと頼まれる。狂児がいる組のカラオケ大会で最下位になった者には恐怖の罰ゲームがあり、それを回避するため上手くなりたいという。聡実は嫌々ながらも、狂児の勝負曲であるX JAPANの「紅」の歌唱指導を行うことになるが、いつしかカラオケを通じて2人の関係に変化が訪れる。

というお話です。
漫画が原作のようで、面白かった。とくに心に響くというのはなかったけど所々なんかいいなあ〜というのがあり、それが「映画を見る部」です。私も常に一人で、高校生の頃から個人的に映画を見る部なのでここは改めて映画を見る部を結成しようと思った。ひとりで。
それにしても綾野剛は良いな。綾野剛が面白いのは言わずもがな、主役の男の子良かった、齋藤潤くんというようです。

心の映画・砂の器

2024年01月19日 23時28分09秒 | 映画
久しぶりに「砂の器」観てみたー
野村芳太郎監督の

これ劇場で2回くらい観てるけどDVDも持ってる(なのでDVDでも何回か観ている)。ここまでしてたら人生ベスト映画と思うんだけどまだこれを超えるのを探してはいる。
どういうお話かというと説明がめんどくさいのでいつもお世話になっておりますMOVIEWALKERから引用↓
(ものすごく長いうえに、おおいにネタバレしてます)

迷官入りと思われた殺人事件を捜査する二人の刑事の執念と、暗い過去を背負う為に殺人を犯してしまう天才音楽家の宿命を描くサスペンス映画。原作は松本清張の同名小説。脚本は「日本沈没」の橋本忍と「男はつらいよ 寅次郎恋やつれ」の山田洋次、監督は「東京ド真ン中」の野村芳太郎、撮影も同作の川又昂がそれぞれ担当。
六月二十四日早朝、国鉄蒲田操車場構内に扼殺死体が発見された。被害者の年齢は五十~六十歳だが、その身許が分らず、捜査は難航をきわめた。警視庁の今西栄太郎刑事と、西蒲田署の吉村正刑事らの必死の聞き込みによって、前夜、蒲田駅前のバーで被害者と酒を飲んでいた若い男が重要参考人として浮かび上った。そしてバーのホステスたちの証言で、二人の間に強い東北なまりで交わされていた“カメダ”という言葉に注目された。カメダ……人の姓の連想から東北各県より六十四名の亀田姓が洗い出されたが、その該当者はなかった。しかし、今西は「秋田県・亀田」という土地名を洗い、吉村とともに亀田に飛ぶが、手がかりは発見できなかった。その帰途、二人は列車の中で音楽家の和賀英良に逢った。和賀は公演旅行の帰りらしく、優れた才能を秘めたその風貌が印象的だった。八月四日、西蒲田署の捜査本部は解散、以後は警視庁の継続捜査に移った。その夜、中央線塩山付近で夜行列車から一人の女が白い紙吹雪を窓外に散らしていた。その女、高木理恵子を「紙吹雪の女」と題し旅の紀行文として紹介した新聞記事が、迷宮入りで苛だっていた吉村の触角にふれた。窓外に散らしていたのは、紙なのか? 布切れではなかったか? 早速吉村は、銀座のクラブに理恵子を訪ね、その事を尋ねるが、彼女は席をはずしたまま現われなかった。だが、その店に和賀英良が客として現われた。和賀英良。和賀は音楽界で最も期待されている現代音楽家で、現在「宿命」という大交響楽の創作に取り組んでいる。そしてマスコミでは、前大蔵大臣の令嬢田所佐知子との結婚が噂されている。八月九日。被害者の息子が警視庁に現われた。だが被害者三木謙一の住所は、捜査陣の予測とはまるで方角違いの岡山県江見町で、被害者の知人にも付近の土地にもカメダは存在しない。しかしそれも今西の執念が事態を変えた。彼は調査により島根県の出雲地方に、東北弁との類似が見られ、その地方に「亀嵩」(カメダケ)なる地名を発見したのだ。なまった出雲弁ではこれが「カメダ」に聞こえる。そして三木謙一はかつて、そこで二十年間、巡査生活をしていたのだ……。今西は勇躍、亀嵩へ飛んだ。そして三木と親友だった桐原老人の記憶から何かを聞きだそうとした。一方、吉村は山梨県塩山付近の線路添いを猟犬のように這い廻って、ついに“紙吹雪”を発見した。それは紙切れではなく布切れで、被害者と同じ血液反応があった。その頃、とある粗末なアパートに理恵子と愛人の和賀がいた。妊娠した彼女は、子供を生ませて欲しいと哀願するが、和賀は冷たく拒否するのだった。和賀は今、佐知子との結婚によって、上流社会へ一歩を踏み出す貴重な時期だったのだ。一方、今西は被害者が犯人と会う前の足跡を調査しているうちに、妙に心にひっかかる事があった。それは三木が伊勢の映画館へ二日続けて行っており、その直後に帰宅予定を変更して急に東京へ出かけているのだ。そして、その映画館を訪ねた今西は重大なヒントを得た……。本庁に戻った今西に、亀嵩の桐原老人から三木の在職中の出来事を詳細に綴った報告書が届いていた。その中で特に目を引いたのは、三木があわれな乞食の父子を世話し、親を病院に入れた後、引き取った子をわが子のように養育していた、という事だった。その乞食、本浦千代吉の本籍地・石川県江沼郡大畑村へ、そして一転、和賀英良の本籍地・大阪市浪速区恵比寿町へ、今西は駆けめぐる。今や、彼の頭には、石川県の片田舎を追われ、流浪の旅の末、山陰亀嵩で三木巡査に育てられ、昭和十九年に失踪した本浦秀夫と、大阪の恵比寿町の和賀自転車店の小僧で、戦災死した店主夫婦の戸籍を、戦後の混乱期に創り直し、和賀英良を名乗り成人した、天才音楽家のプロフィルが、鮮やかにダブル・イメージとして焼きついていた。理恵子が路上で流産し、手当てが遅れて死亡した。そして、和賀を尾行していた吉村は理恵子のアパートをつきとめ、彼女こそ“紙吹雪の女”であることを確認した。今や、事件のネガとポジは完全に重なり合った。伊勢参拝を終えた三木謙一は、同地の映画館にあった写真で思いがけず発見した本浦秀夫=和賀英良に逢うべく上京したが、和賀にとって三木は、自分の生いたちと、父との関係を知っている忌わしい人物だったのである。和賀英良に逮捕状が請求された。彼の全人生を叩きつけた大交響曲「宿命」が、日本音楽界の注目の中に、巨大なホールを満員にしての発表の、丁度その日だった。

というお話でした。
これ原作も読んだことあるけど映画が原作を越えた稀有な例だと思う。
この令和の今また観てみると、話の内容とは別にカルチャーショックがすごいね。どこでもタバコ吸ってるし。鉄道の食堂車とか。
初めて観た2005年はそんなに違和感なかったけと時代の変化ですねえ
何度も観てるから初見の感動はないにしても、やっぱ面白い。
2回目くらいに観た時の感想が変わらぬ感想かなと。
何回となく映像化されてるけど、これ(加藤剛が和賀英良役)と、ドラマで田村正和さんが和賀英良やってたやつしか観たことないんだよー今となっては田村正和版観たいな