こまちのさすけね亭

ひだまりを 拾って歩く お年寄り

2018年1月~4月の映画

2018-05-01 | 徒然日記
ぼやぼやしているうちに5月になってしまいました。

いつもは3ヶ月毎に書いているけれど、今回は特別にここ4ヶ月ほど劇場で鑑賞した作品の中から、抜粋してご紹介!

No.1はなんといっても『グレイテスト・ショーマン』。

既に記事を書いたので省略します、『犬猿』も。

観た順に書いていきます。


◎アキ・カウリスマキ監督『希望のかなた』 おすすめ!

難民問題を扱ったフィンランド映画。

登場人物の優しさが沁みます。

北欧らしい凛とした空気感の中にあるシュールさがたまりません。

特に、日本人なら思わず吹き出す「寿司」のシーンが秀逸。


◎小野さやか監督『恋とボルバキア』 おすすめ!

紹介する中で唯一のドキュメンタリー作品。

LGBTを扱った作品は世界的に多くなっているけれど、これは特に複雑な内容。

痛い感じが拭えなくて万人受けはしないかも。

でも私はすごく心に響いたし、ちょっと泣けました。


◎行定勲監督『リバーズ・エッジ』

オザケンが主題歌というだけで鑑賞。

作品の世界観が好きになれず。

キャストが高校生に全然見えないし、漫画で良いと思う。

何故日本はいい歳の大人にいつまでも高校生役を演じさせるのか?

ベッドシーンが多いので一緒に観る相手を選びましょう。


◎クリント・イーストウッド監督『15時17分、パリ行き』

期待しすぎました。

素人と思えない本人役の演技がすごいけれど、それだけ。


◎坂下雄一郎監督『ピンカートンに会いにいく』 おすすめ!

松竹ブロードキャスティングオリジナルプロジェクトの作品はこれで5本目。

全部観ているけれど、これがいちばんよかった!

年齢的なものもあって共感できる部分が多かったです。

このプロジェクトの作品はどれも俳優がすごく魅力的。


◎ギレルモ・デル・トロ監督『シェイプ・オブ・ウォーター』 おすすめ!

第90回アカデミー賞作品賞、監督賞、美術賞、作曲賞を受賞。

生と性を描いた大人向けファンタジー。

クリーチャー好き必見、そうでなくても作り込まれた世界観に引き込まれます。

水中×クリーチャーの組み合わせがなんとなく石井竜也監督の『ACRI』を彷彿とさせる作品。


◎マーティン・マクドナー監督『スリー・ビルボード』

第90回アカデミー賞主演女優賞、助演男優賞受賞。

サスペンスではなくヒューマンドラマ。

人をうまく描いていて俳優の演技も見応えあるけれど、問題山積みのままぬるっと終わってもやもやしました。


◎ヨルゴス・ランティモス監督『聖なる鹿殺し』

カメラワークと音楽が恐怖をあおる、精神蝕まれる系のファミリーホラー。

狂気スイッチの入るきっかけがイマイチ理解できません。

『シャイニング』に雰囲気が似ており、どうせ観るなら『シャイニング』の方が良いと思います。


◎ルカ・グァダニーノ監督『君の名前で僕を呼んで』

単なるBLでは片付けられない、詩的な作品。

音楽のチョイスが絶妙で、どれも作品を素晴らしく切なく美しいものにしています。


では、また次回!

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