晴れ渡る、東一宮店より
日差しもきつくなり、毎日の西日に悩まされているこの頃です。
カーテンを開けたり閉めたり・・・
午後からはカーテンが閉まってますが、しっかり営業しておりますのでご来店くださいませ。
最近、父からよく手紙が来るようになりました。
13年前に脳出血をおこし、5年前にも2回目の脳梗塞になった父からです。
動かない不自由な右手で、何とか判読できる文字で、多いときには週に2~3度来ることもあります。
内容は、「こうして欲しい、ああして欲しい・・・」であったり、
DVDや本のちょっとした感想であったり、
趣味の短歌が披露してあったりします。
週に何度も会いに行くのに・・・と、うっとおしく思うこともあります。
でもよく考えてみると、人から手紙をもらうことはかつてと比べるとめっきり減っている今の世の中
( ネットやメールの普及でしょうか )
こうやって、何度も手紙が届くというのも不思議な感覚がします。
なんでかな・・・と思うと、
父が、わざわざ切手や封筒やハガキを用意して
たどたどしい字で・・・
たぶん苦労しながら
何度も書く気持ち
関心を持って欲しい気持ち
つながりを求める気持ちもわかる気がします。
こんな詩を思い出しました。 ゆうびんやさんが こない日でも
あなたに とどけられる 手紙はあるのです
ゆっくり 過ぎる 雲のかげ
庭にまいおりる タンポポの わた毛
おなかをすかした のらねこの声も
ゴミ集めをしている人の ひたいの汗も・・・・・
みんな 手紙なのです
読もうとさえすれば
鈴木敏史さんの「手紙」という詩です。 くーわん