渋谷区議会議員『子どもにツケをまわさない!』笹本由紀子です。

転んだら、何かつかんで立ち上がる元・証券会社OL+音楽家+ラジオDJで、幼児教育研究者。渋谷区議会議員です。

4年間で、これが最後の討論でした。議案ではなく、区議会規則の改正なのが、残念。

2015-04-18 00:50:26 | 日記
平成27年3月31日。任期中最後の、登壇でした。怒ってます。

議員提出議案 第13号 渋谷区議会会議規則の一部を改正する規則に反対の立場で討論を行います。
この議案は、議案の審査又は、議会の運営に関し協議又は調整を行うための場を別表のとおり設けるというもので、その別表は、幹事長会と各派代表者会の構成員に、無所属議員を含めるというものを、わざわざ、章建てを一つ挿入してまで、導入しようとするものです。
会派の構成人数の大きな順では、自民党8名、共産党6名、公明党5名、民主党4名、無所属クラブ4名を代表して提出されております。渋谷区議会では、会派は、構成人数を3名以上とするものを指しますので、この会派が提出者です。
さらに、無所属渋谷は2名、無所属議員1名が賛成したため、本日、ここに至ったと伺っております。

今まで、非公式・非公開である幹事長会が、法的根拠がないのに、なぜか渋谷区議会では、大きな権力を持っていたことが、そもそも、問題なのです。
私の討論をお聞きの皆様には、ぜひ、幹事長会に関する資料を情報公開でお読み頂くことをお勧めすると共に、本日は、反対討論ですので、この議案の問題点を2つ指摘いたします。

1つ目。幹事長会の目的は、各会派の連絡調整並びに議員全体に関する事項及び議長が必要とする事項について講義することとされています。
これまでの幹事長会では、事前に知らされていなかった議題が突如話し合われたり、発言を求めても、発言の機会が与えられないことも多くありました。
桑原区長に、是々非々で対峙する無所属議員は、平等には扱われてはいなかったのです。
時に、議長から参加を要請されたから傍聴席に座ると、「なぜいるのか」と発言されたり、
意見を聞かれこともないまま決まったことには、「理不尽だから従わない」と言ったら、「参加させなくてもいいのだぞ」と(前田議長が)凄むこともありました。
人扱いされていない発言も見受けられました。議員扱いもされていない場面もありました。
このようなやり方は、法の下の平等ではありません。
討論の制限をしようとするのも、前田議長と幹事長会でした。決まったことに必ず従えというのは、強要です。

2つ目の指摘は、この議案が平成27年5月1日施行であることです。来月4月26日の選挙で選ばれた次の議会を拘束するものです。
選挙で新しい人が議員になるのですから、新しい人たちに、決めさせればよいことです。
4年間の集大成として、私ともう一人の無所属議員を除く、今この議場にいる二人以外のすべての議員達が一緒になって手を組んで、拙速に決めては、私達二人が受けたような有無を言わさぬやり方を振り返れば、決して、民主主義の進展に資するものではないでしょう。
なぜ、次に選ばれる議員をも縛ろうとするのか?ずうずうしいにもほどがあるというものです。
よって、本議案に、反対といたします。


平成27年3月31日任期中、最後の討論。
桑原区長もこれで引退です。定年も含め、退職する職員もたくさんおられる日。
区長を守ってきた議員達が手を組んだ一番やってはいけない、区民への冒涜だと思います。
これから1か月後は選挙。たった1か月が待てない議員達に向かって言っています。
これが、この段階で、出てくることが信じられません。
区民の生活は、こんな事を決めようとしている区議会に税金を使っている場合ではない。
心では、怒り心頭の、4年の任期で、最後の登壇でした。

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