渋谷区議会議員『子どもにツケをまわさない!』笹本由紀子です。

転んだら、何かつかんで立ち上がる元・証券会社OL+音楽家+ラジオDJで、幼児教育研究者。渋谷区議会議員です。

一般質問原稿です。

2012-11-29 18:52:15 | 日記
本日分、終わりました。


今から、退庁します。

用意した原稿です。
本番は、出たとこ勝負ですので、
手直ししてます。

ご参考までに。

ここから、先ほどの原稿です。


大きく5つの事について質問いたします。
1点目は 水害対策と安全な通学路について (区長にお尋ねします)
代々木三丁目小田急線山谷架道橋の下の道路で、タクシーが水没したのは先月。午後8時過ぎという時間だったから、運転手も乗客も助けられた。大変なことになる一歩手前だったのです。
この日、世田谷区は、区内全域の雨量計の数値を10分ごとにメールで配信し
た。
家にいるとは限らない非常に短い時間の豪雨については、
(現在の渋谷区の仕組みである登録した一か所の地域の情報しか得られない形ではなく、)
区が既に把握している数か所の雨量計のデータだけでも一括して発信すべきと考えます。
夏に大きく成長したポプラ並木の枝に隠れて、日ごろは「走行注意」と表示される電光掲示版の四文字の最後の「意」しか見えないからか。掲示板が、信号とは、反対車線にあるからか。少なくとも、現地で聞き取りをしたところ、協力してくれたタクシー運転手6人全員が、「あの豪雨では、これは見えない」と言われた。
かねてより危険な個所と認識されていながら、結局はまた、タクシーが水没することになった。なぜここに、雨量計そのものが取り付けられていなかったのか。それが、財政難の理由であるならば、先ず、区民の自衛手段を確保することこそ区民の安全に寄与するものと考えます
(1) ゲリラ豪雨対策として、防災メールの情報量を
増やしてはいかがでしょうか。

道路と線路が交差する場所などの、鉄道会社が関わるところでは、対策は難しい面があるかもしれません。例えば、①代々木八幡駅では、ベビーカーを持ち込むのも困難であったり、ホームの隙間が、極端に大きく離れており、車いすの車輪がはまってしまうほどの隙間が存在すること、②今月になって参宮橋~南新宿駅間でも、転落の事故があった事を考えても、区内の、安全対策を最優先することは当然です。
山谷小の建て替え説明会では、この山谷架道橋・横の歩道に、車が乗り上げる問題を指摘する声があった。歩道を車が通るという、区内でも珍しいこの道は、通学路として使うこどもがいて、保育園に続く道でもある。車を運転する人にとっても、緊張する場所です。
この場所の対策は、水害対策だけでなく、抜本的な対策が必要と考えますが、ご所見をお聞かせください。
2点目は、 区民フェスティバルでの喫煙スペースについて(区長にお尋ねいたします)

大盛況だったフェスティバルでは、残念な場面を目撃した。会場ほぼ中央の
代々木公園売店裏に喫煙スペースがあるため、煙が通路に流れ、小さなお子さん連れは逃げるようにNHKのイベントへと移動した。火のついた煙草を子どもの顔の高さに持った人を何人も見かけ、その人を避けるように歩く親子もいた。
できるだけ、区が関係するテント近くに、人が集まって欲しいし、人の流れも留まって欲しいと思います。

今後、区が主催する屋外イベントで、会場内を禁煙にするなど、
子どもを守るためのたばこ対策の方策はおありかどうかお答え下さい。


3点目は、 変更が相次ぐ教育施設に関する情報発信の一元化について区長に伺います。

学校の統廃合や区立幼稚園の廃止等、様々な教育の施設変更が明らかになっているが、その流れについては、広報が足りないと感じる。

区立幼稚園の募集停止は区ニュースでやったというが、地域への広報は未だに行き届いていないという声があります。
学校統廃合に向けての説明会と言いながら、直前の告知や、在り方検・説明会等の告知は、発信がバラバラで、電話して初めて知るという事実もあったり、情報源は、掲示板の紙、保護者向けの紙、地域向けの口コミという状況です。3月までの代々木小学校改修工事で、工事進捗状況連絡会は月2回で保護者向けだけ。知らない間に説明会が終わっているという事態になっている。
道路を利用するのは小学生だけではありません。
対象年齢の子どもを持たない住民のみならず、反対ありきではなくとも、話を聞きたい人は多くいる。

区民生活にかかわりの深いテーマごとの情報発信を一元化し、区民が
できる限り少ない労力で行政情報にたどり着けるようにすべきと
考えますが、区長のお考えをお聞かせください。

再質問1
陳情を出したお母さんのことを紹介します。彼女は、学校の人工芝に、放射能が残っていることを突き止め、東大の研究者に直訴し、研究を始めるキッカケを作りました。
議会に陳情を出す時に、4人のお子さんがいるため名前を出す不利益を心配し、たが、彼女は言いました。「私は、名前を残してほしい。まだ科学で明らかになっていないことを、こどもの為に、動いたお母さんがいたと」
そのお母さんは、西尾あゆみさんです。この議場の中、目が大きく長い黒髪の彼女を知っている方もおられるでしょう。
放射能対策を求め、健康推進部長の元へも行かれました。学校の人工芝の放射線量が高い事を、何度も教育委員会に伝えに行った。お子さんの成人式に出席された際、渋谷公会堂で見かけられた議員もおられるでしょう。
西尾さんは、病気と闘い、2週間前に亡くなられました。

この議場の外には、ソファがある。
この1年半、あのソファには、委員会がいつ再開されるかわからないまま、子どもたちと一緒に、あるいは、子どもたちを預けて、お父さんお母さんが、長い時間待っていた。行政に、反対するだけに来ていたのでは、ありません。
もう少し、丁寧に、子どもの事を最優先に、考えて欲しい。そのためにできることを、してほしいとここに来ていた。あのソファで私は彼女と出会いました。
私は、思っています。
「私たちが、もう少しだけ何かを我慢し、もう少しだけ努力したら、子どもたちと過ごす時間を増やしてあげられたのではないか。
一番下のお子さんは、まだ、小学校2年生でしたから、もう少し、思い出を作らせてあげたかった。
教育現場での、無用の混乱の為に、あのソファにいる時間は、いらないんです。
お父さん、そして、お母さんを、子どもたちの元に帰してあげてください。

先の答弁で、区立幼稚園存続の請願は、西原幼稚園の事ではないという発言があった。今、区民が直面していることは、西原幼稚園であり、山谷と代々木小学校です。
区政の急激な変化と、教育委員会が保護者にしていること、この対応が、今後の幼稚園と保育園を一緒にする時、加えて、学校を統廃合する際の、前例になることをたくさんの人が、不安を持っているのです。
この二つについては、最優先として、区のHPなどで、経過を発表して頂きたいと思いますがいかがでしょうか?
4点目、区立幼稚園の地域需要と西原幼稚園の募集停止について(教育長にお尋ねします)

・区立西原幼稚園の代わりの施設としているりとるぱんぷきんずは幼稚園枠20人だが、在園児1名である。対して、4月からの募集をやめようとしている西原幼稚園の就園前保育クラスには20人の在籍者がいて、りとるを希望していない。
今後新たに計画されている施設でも同じような状況が繰り返されれば、西原のみならず区内すべての地域の計画で、区民の不利益が生じます。

(1) 区立西原幼稚園の代わりの施設としているりとるは
幼稚園枠が定員割れし、地域需要とのギャップが生じています。今後、地域需要はどのように想定し募集求めていくのか。

計画の失敗。

そもそも、在園児一人で、幼児教育プログラムが実施できるのか?
事業者は、渋谷区が誇る幼児教育プログラムを実践することが契約で求められているのですね。園庭には、施錠されていて、自由に出入りはできない。教室や廊下を駆け出すのも禁止ですね。幼児教育プログラムの、一部分でも実践されていれば、OKだというのが、区立幼稚園を廃園してまで、進もうとしている道ですか?

・現段階で、重要との大きなギャップか生じている西原については、
(2)西原については、一旦、募集を再開し、西原幼稚園とりとるを両立させ、しかるべき期間を取って次の段階に進むべきと考えるがいかがか。


5点目、山谷小学校と代々木小学校の学校統廃合問題について(教育長に伺います)

不思議なことが起こりましたね。
会議への出席を求めたPTA代表に対して、要求をしては、それでは不十分だからとまた次の要求を出すことを繰り返す。保護者の方から電話するようにさせ、1回の電話が40分に及ぶこともあったそうですね。しかも、保護者は勤務先から、仕事音合間をぬって何回も電話する。そして、やっと出席できるとしながら、部屋に入れず待機させておき、やっと始まったら、「この場は、志を一つにする者の会議である、署名付きの白紙撤回の陳情書を出した人がこの場に出席するのはふさわしくない、新聞にコメントを出した社会的責任は」という趣旨で、冒頭の30分、聞いていた人の印象は、説教をしたそうではありませんか。
統合のための、地域も含めての、合同準備委員会の開催は、当然の流れです。

しかし、ご発言のように「志を一つにする人たちにお集まりいただいた」
という形ではなく、
(1)統合のための準備委員会は正規の会議で設置し、議事録を作成し公表する。さらに、傍聴も認めるべきと考えるがいかがか。

再質問
子どもたちや親にとっては、教育は、生活そのものです。
この幼稚園、この学校と思って、政治や市民運動とは縁がなく生きてきた人達に、降ってわいてきた、混乱なのです。
情報を知らせ、対話を見る過程で、人々は、納得していく。その経験が、ほころびが生まれても修復できる力がついていく。それは、大人も子どもも同じです。
傍聴を認めてください。

・山谷小学校の建て替え説明には、住民も参加し、活発な意見が出ていた。これまで10年間で3回の工事とは計画性がないのではという意見があった。問題なのは、新校に向けて、きちんと広報しないことが、名称一つとっても、住民の不安につながっている。

(2) 事実上の新しい学校を新設するという発言をしているのに、なぜ、
未だに「山谷小の建て替え説明会」なのか。名称の根拠と理由を伺う。


再質問
子どもたちや親にとっては、教育は、生活そのものです。
この幼稚園、この学校と思って、政治や市民運動とは縁がなく生きてきた人達に、降ってわいてきた、混乱なのです。
情報を知らせ、対話を見る過程で、人々は、納得していく。その経験が、ほころびが生まれても修復できる力がついていく。それは、大人も子どもも同じです。
傍聴を認めてください。
解体と建設は、これから議会の議決を頂いてからと発言なさっていますが、では、今の工事は何の予算で、工事しているのでしょう?統合後の小学校は当初300人と聞いていましたが、400人規模になるという。しかも、それが、一定期間は保たれるのという予想なのですね。
統合の年の5月1日の生徒数が、建物面積の算定根拠であれば、この混乱で、転校しようとする生徒もいるのに、随分と楽観視ではありませんか?
代々木小の跡地に、大型マンションでも建つのですか?
しかも、来年から、100人が300人になる代々木小の、トイレの増設について、4月以降問題があれば考えると答えている。2年後に建つ学校に歴史を紹介する部屋を作ると微笑むより、災害時に避難所になる、代々木小学校のトイレ増設が先と考えます。


再々質問
国政と違って、我々自治体議会は、住民に一番近い。だから区長も議員も、住民と心が離れれば、4年に1回の選挙を待たずとも、職を解かれる。

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