【涼宮ハルヒの憂鬱】佐々木ss保管庫

2chの佐々木スレに投稿されたssの保管庫です

佐々木スレ1-593 キョンからの年賀状

2007-04-11 | 佐々木視点のss

590 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/07(土) 10:00:29 ID:9Yvp7Z5a
キョンの家に電話する際
押入れに仕舞った名簿をひっくり返したとかあったけど
年賀状に電話番書いてあれば苦労しないとも書いてあった。

キョンから来た年賀状はすぐに取り出せるところにあるらしい。

図書カードと長門といい、ハルヒにポニテといい、
本当にキョンは無意識のモテ男だな。クソッ!


593 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/07(土) 11:29:23 ID:h7c2BSRu
>>590
き、ききききキョンから年賀状が届いてきちゃったぁ!さすが、ぼ、僕のキョンだなぁ!キョン、大好き!大好き!愛してる!!
そうだ!今年はキョンにたくさん会えるようなきがするぞ!!
→分裂へ続く

佐々木スレ1-582 小ネタ

2007-04-11 | 佐々木視点のss

582 :らしくないSSで申し訳ない :2007/04/07(土) 07:05:52 ID:9jhiFyOF
「ふぅ」
ベッドに身体を投げ出すと、吐息が口をついた。
久しぶりに彼と喫茶店に入ったことで我知らず緊張していたようだ。
「結局、僕もただの女だってことか」
理性ではわかっていた、彼にもそう口にしたことがある。
しかし、それを実感するのは初めてだった。

彼と共にいて太陽のような笑顔を見せる彼女、
困ったような表情、
それでいて彼女を優しい眼で見る彼の姿が瞼を閉じると浮かんでくる。
微かに胸を刺す痛み。

「……」
彼の名前をそっと口に出してみる。
それは自分が彼を少しでも理解したという思い出。
思い出すのはその時の彼の表情。

神の力など欲しくはない。
そんなものをもらって何になる?
「でも」
自分が橘京子の誘いに乗ったのは別の理由。
どうしても諦めきれないものがあったこと、
大切なものがあったこと、
譲れないことがあること、
それに気付かせてくれたことを感謝しよう。

相手がたとえ神であったとしても、女には戦わなければならないときがあるのだと。

佐々木スレ1-571 「勝手に新SOS団・蛇足」

2007-04-11 | 新SOS団ss

571 :勝手に新SOS団・蛇足 :2007/04/07(土) 02:35:13 ID:4HCAsCur
「しかしまあ、随分と大所帯になったもんだな」
駅前に集まった新SOS団の面々を見渡して、俺はひとりごちた。
何しろ今までのSOS団メンバー5人に加えて、佐々木たち4人が加算されて合計9人。
流石に仲良しグループって行動単位じゃないぜ。というか嫌なことを思い出しちまう。
しかし何でこいつがいるんだよ。とっとと未来へお帰りいただけないものか。
「黙れ。僕だって好き好んでここにいるわけじゃない」
くだらない、と吐き捨ててそっぽを向いているそいつは藤原だった。
一体全体、どういった強制力でこいつはここへ来させられているのだろう。
「そういえば……」
俺は首をめぐらして辺りを見回す。が、いない。
「おいハルヒ」
「何よ」
「佐々木が来ていないようだが」
そう言った後のほんの一瞬、まるでカオスの窓を覗いたのかと錯覚するほどの複雑な表情を浮かべたが
「ちょっと遅れるって連絡があったわ。何か探してたみたい」
すまし顔で答えるハルヒ。さっきの表情はなんだったんだ?
「噂をすれば、かしらね。あんたの親友が来たみたいよ」
ハルヒに促された方を見れば、佐々木が小走りで向かってきていた。
佐々木さーん、とよく通るでかい声で呼びかけるハルヒ。
「やあ、申し訳ない。ちょっとこんなのがあったのを思い出してね。せっかく9人もいるんだし」
瞬間、慄然とするものが背中を走り抜けた。佐々木よ、まさかとは思うが、そいつは。
「なんだキョン、知ってたのか? 『市内アマチュア野球大会』」

-続かない-

佐々木スレ1-497 「新SOS団」

2007-04-11 | 新SOS団ss

497 :新SOS団 1:2007/04/06(金) 19:34:15 ID:oaTBxeAE
土曜日。
いつもの喫茶店で第一回新SOS団ミーティングが開かれた。
なんだか嫌な予感がしたのでそーっと喫茶店のドアを開けた俺は、やっぱり恐ろしい光景が広がっているのを見て冷や汗を流した。
ハルヒは不敵な笑みを浮かべて佐々木を見つめており、佐々木はあえて視線を外してお決まりの薄ら笑いを浮かべながらホットドッ
グなんぞを上品に口に運んでいる。古泉はいつもの笑みを浮かべているが、それを橘がキツく睨んでいる。長門と九曜はお互い無
表情で視線を交わしている。朝比奈さんは「えっと・・・その・・・」とおろおろするばかり。

回れ右しようとした俺をハルヒが目ざとく見つけ
「ちょっとキョン!どこ行くのよ!」
やれやれだ

俺が席についても一向に会議が始まらない
「なぁ、ハルヒ、今日集まったのはなんでだっけ」
それを聞くとハルヒはめを輝かして
「そうだわ!それを忘れるところだった!キョン!あんたたまには良い事言うじゃない!」
俺はこの場にいた誰もが取り敢えず確認するであろうごく当たり前の事を確認したまでだ
「今回私達は新SOS団としてスタートを切る事になりました。まずは佐々木さん、よろしく」
佐々木はくっくっと笑い
「よろしく、涼宮さん」
と言った。なぜだろう、なんだか尻がもじもじする
橘が急に立ち上がり、
「わ、私はあくまで佐々木さんがいいというから従ったまでです!別に望んで参加した訳じゃないんだから!」
「橘さん、落ち着いて。仲良くやりましょう。ね?」
古泉がいつもの爽やかスマイルでそういうと、しぶしぶという感じで席に着いた。

ハルヒは大いに満足した様子で、
「じゃ、みんないろいろあると思うけど、新メンバーと仲良くしましょう!」
色々ありすぎるんだよ、本当に。


498 :新SOS団 2:2007/04/06(金) 19:35:25 ID:oaTBxeAE
「じゃあ、早速新SOS団の活動として不思議探しをしましょう!」
と、佐々木が手を挙げた
「はい、佐々木さん」
「不思議探しってのは何?何をするの?」
「そのままよ。そこらにある不思議を探すの。オーパーツとかUMAとか謎の伝染病とか!」
「そんな物がこの街にあるとは驚きね。でもまあいいわ。私はあなたに命令するつもりも権限も無いのだから。」
と、橘が
「駄目です!佐々木さん!そんな事じゃいいように・・・」
まだ橘が発言中なのにも関わらずハルヒは満面の笑みを浮かべて
「中々物分りがいいわね佐々木さん。それでこそ私の右腕だわ!」
と言った。
がっくりうなだれる橘を尻目にハルヒはごそごそ鞄をいじって
「クジを作ってきたわ。今日はいつもと違うの。二人店に残って席取りをするのよ。最近この店も繁盛してきたじゃない?マックも混んでるし。だから当りの人が二人残ってこの席を取っておく訳。どう?古泉君。」
「大変結構かと。」
おいおい、そしたら誰かが二人っきりでこの店に残るのか?残るのが九曜と長門だったらどうなるんだ?俺がハルヒ団長に付き合ってたら知らないうちに地球が無くなってあの世行きってのは無しだぜ。
「じゃあ早速くじを引きましょう」
なにやら嫌な予感がするな。古泉と橘によればここには二人の「神」がいる訳だ。なぜかしらんが俺の体が真っ二つに引き裂かれそうな予感がするぞ。なぜだかはしらんがそういう予感がするんだ。
「せーの!」


499 :新SOS団 3:2007/04/06(金) 19:36:37 ID:oaTBxeAE
半ば目をつむってくじを引いた。しばらく目をつむっていたが俺の体には特段異常は無いようだ。心底安堵する。
「当りは誰?」
ハルヒの声にくじを確認すると、当たっていた。
「俺だ」というのと同時に、長門の右手が上がった。

ハルヒ団長が「いいの!あんたデートじゃないんだからね!」と何度も繰り返すのを佐々木が引っ張っていって、取り敢えず店内は静かになった。
ふう。
「なぁ長門、お前またインチキでもしたのか?」
こっくりうなずく長門
「そうしなければならない理由があった」
「詳しく説明してくれないか」
「天蓋領域からの干渉。涼宮ハルヒと佐々木からの干渉。全てを中和し均衡状態を作り出した。」
長門にしては分かりやすい的確な説明だ
「時間軸を改竄した。他のメンバーが探索中、この喫茶店の中は時間が早く経過する。」
なんだ。じゃああっという間にあいつらは戻ってくるのか
「そういう事」
そう言うと長門は、なぜか俺の肩に頭をあずけた
「な、長門さん?」
「情報の改竄に大量のプロセスを実行した。疲労が蓄積した。」

そして、
「眠い」
と言うと、俺によりかかってすうすうと寝息を立て始めた。

えーと、こういう時健全な男子高校生は何をすればいいのかな。取り敢えず、アイスコーヒーおかわり!
二杯目のアイスコーヒーを一気飲みしていると、ハルヒ達が帰ってきた。早いな。
隣を見てみると、長門は目を覚ましていた。


500 :新SOS団 4:2007/04/06(金) 19:38:13 ID:oaTBxeAE

「二回目よ二回目!京子ちゃんがナンパされかかるわ九曜がふらっとどっか行くわでロクな事なかったわ!いい?いくわよ!」
ドーン
「当たりは」
「また俺だ」「くっくっ、僕らしいね」
「ちょっとキョン!あんた真面目にやってんの?デートのつもりでやってんでしょう?」
いや、くじに真面目も不真面目もあってたまるか
「いい、今度真面目にやらなかったら殺すわよ!」
そう言うと今度はずんずん自分から出て行った。

さて。どうしようか。
「キミと喫茶店で二人っきりってのはいつ以来だろうね?」
さぁてな。昔の事なんか忘れちまった
「ふっくっくっ、キミは相変わらずだな。ふむ、でもこれでSOS団に入ったという気がしてきたな。覚えているかい?恋愛は精神病の一種と言った事」
ああ。
「恋愛という概念はキリスト教の教義が神学化して行き社会が豊かになる過程で生まれたんだそうだ。スペインの偉大な思想家も『恋愛、この12世紀の概念!』と嘆いているぐらいだしね。だから精神病の一種という見方も正しいわけだ。」
ちょっと待て。歴史的な定義と心理学上の定義はまた違うだろう
佐々木はストローの抜け殻をいじりながら
「そんな事は無いさ。要は歴史上恋愛概念なんて曖昧で作られた概念という事だから、後から生まれた心理学で精神病の一種と定義してもおかしくはない。ただ、最近考えが少し変わってきた。」
へぇ、それはどんな風にだい
「結局重視しなければいけないのは主観なんだな、とね。定義なんてのは概念の遊びに過ぎないんだよ。沢山ある定義に振り回される生き方はあまり好きじゃなくなった。まぁ、そういう事かな。」
佐々木はストローでカラカラと氷を回しながら答えた。
俺が口を開こうとした時

「キョン!ちゃんと席取りしてたでしょうね!」
ハルヒ様が帰ってきた
「くっくっ、続きはまた今度」
佐々木は手をひらひらさせた。なんなんだろうね、全く。

つづいたらいいね

今回は自信が無い

佐々木スレ1-461 ハレ晴れユカイ 佐々木ver

2007-04-11 | 佐々木ソング

461 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/06(金) 10:39:05 ID:KiRGd1Ei
ハレ晴レユカイ佐々木版 推敲もへったくれもあったもんじゃない。
誰か変わりにしてくれませんか。

なぞなぞみたいな地球儀を解き明かしたら
みんなでさて何処へ行こうか

ワクワクしたいと願いながら過ごしてたよ
そんなのある筈もないのに

時間に流され Boooon
ワープでループなこの想いを
何もかもを巻き込んだ想像で満たすよ

月浮かぶ夜のこと 魔法以上のユカイは
限りなく降り注ぐ きっと何処かで

明日また会うとき 笑いながら語ろう
悦びを見出そう 簡単なのさこんなの

追いかけるよ 捕まえたいんだ

小さな 夢 でも いいから


色々予想が出来そうで出来ない未来
だから全てを受け入れて

優しく光って暑い雲の上を照らす
月のように孤高でありたい

時間の果てまで Byoooon
チープでクールな年頃なら
寂しがっちゃ恥ずかしいよなんてね (くくく)

キミと手を繋いでも 鼓動が速まるだけ
輝いた瞳など 僕は知らない

上だけ見ていても 涙が溢れてく
逢いたいと心から 強く思うほど切なく

見つめてるよ キミの背中を

何故か ドキ ドキ しながら

佐々木スレ1-446 佐々木×キョン

2007-04-11 | バレンタインss

446 :1/4:2007/04/06(金) 02:30:07 ID:hr2ujpZ/
4枚。佐々キです

---
あれは2月半ばの登校日だっただろうか。
当時中学3年生の三学期などと言うほとんど学校へ行く事もない時期を過ごしていた俺は、
1月前半辺りまでこそ件の塾へ冬期講習なんぞに参加していたものだが、
その講習も終了すると共だって参加していた佐々木にもパタリと会わなくなり、
家に篭って受験生らしく受験勉強に励む日々が続いていた。
そんな中での久々の登校日で、気分転換にはちょうど良かった。
しばらく会ってなかった奴らとも話したくなってきた頃合だ、
なんて事を思いながら教室を覗けば、何のことはない、同じような事を考えてる連中は
多いようで、その喧騒で教室内はかなりの盛況ぶりを見せていた。
「やあ、キョン」
声を掛けながら近付いてきたのは佐々木だった。既に本命の私立に合格決定し、
どことなく余裕が感じられる。この時期に手すきとは実に羨ましい事だ。
「ところがそうでも無いのさ、高校の予習が中々面倒でね。
 まったく、受験が終われば4月までは勉強しなくてもいいと思ってたんだが、ね」
おどけた調子でぼやいてみせる佐々木。
そんなものかね。本命の試験が控えている俺にとっては、
既にこのプレッシャーから解放されているというだけで十分な羨望の理由になるぜ。
「そうか、キョンは市立だったね。今までの首尾はどうだ?」
「とりあえず安全圏の私立に仮内定ってとこかな。
 金が掛かるから、あまり行く気はしてないけどな」
「ほう? キミがそんな殊勝な事を考えていたとはね」
佐々木が喉の奥でくっくっと笑う。
「そんなんじゃねえよ」
何しろ私立へ行く事になった場合は小遣いが増えないのだ。
遊び盛りの年頃なのに自由になる金が少ないのは侘し過ぎる。
「くく、なるほど。ではそんな殊勝なキミにプレゼントを賜ろう」


447 :2/4:2007/04/06(金) 02:32:48 ID:hr2ujpZ/
プレゼント? 何だそりゃ。
「これだ」
鞄の中から取り出されたのは、綺麗な包装紙に包まれた小さな箱。
「最近ちょっと煮詰まっててね、気晴らしを兼ねて試作してみたんだ」
中に入っていたのは、これまた小さくて、黒い菓子。
「へえ? お前、菓子作りの趣味なんてあったのか」
ひとつを摘み、口へ放る。
にがい。
「ぐお……」
思わず絶句する俺。見れば、佐々木の奴は体をくの字に曲げて笑っている。
こいつ、知っててやりがったな。いやしかし、それよりこの口の中のこれを何とかしなければ……苦い。
「ふ、くく、すまない。そんなに見事なリアクションを貰うとは予想外だったよ、ふふ」
あのなあ。思わず頭を抱える。
「いや、悪かった、くく。しかし、それを作ってみて解った事もある」
何だ、それは。
「僕の進路から、少なくともパティシエとか、そういうのは無くなったわけだ。
 他にも色々とやってみたが、どれもどうにも上手くいかない。何せその」
俺の手の中にある箱を指差して
「チョコレートですら、多少はまともにできたかと思えばその有様だ。
 作ってる時は中々楽しめるんだがね」
そういうもんかね。まあ佐々木的には楽しめてるのでオッケーと言うことらしいし、
気分転換の手段の一つとしては合っているのかもしれん。
俺の場合はどうだろうか、などと漠然と考えながら、無意識にもう一つ。
何だろうね、この苦さは。


448 :3/4:2007/04/06(金) 02:33:55 ID:hr2ujpZ/
それから一月ほど経って、俺たちも卒業式を迎えた。
俺はと言えば北高への入学手続も終わり、今や晴れて自由の身だ。
長いようで実際長かった3年という期間も、終わってしまえば正にあっという間であり、
高校での3年はどうなるものかと脳裏を過ぎったが、まさかあんな連中と遭遇するとは
この時は夢にも思っていなかった。まあそれはいい。
校長やら何やらの長い話を前日遅くまで起きてたせいで胡乱な頭で流しつつ、
卒業式が終わる頃には眠さから来るだるさもあってか、すっかり体が冷えていた。
暖房もろくに効かない講堂に何時間も詰めさせられてりゃ当然だ。
「佐々木」
講堂から教室へ戻る道すがら、佐々木に声を掛けた。
「キョン。何か?」
「お前、打ち上げまでどうする?」
打ち上げというのは卒業式の後、卒業生が集まって行うパーティのようなものの事だ。
うちの中学では定例化していて、俺も佐々木も一応出ることになっていた。
「いや、特に考えてないな……なんだ、何か振舞ってくれるのか?」
くく、といつもの笑い。
「こないだお前にキッツイやつをお見舞いされただろう、あれのお返しさ」
「謹んで遠慮しておこう」
すまし顔で返答されてしまった。
「……と言いたいところだが、キミが何を作ったのかは興味をかき立てられる。
 いいだろう、その挑戦、受けて立とうじゃないか」
不敵な笑顔。挑戦て、お前ね。


449 :4/4:2007/04/06(金) 02:35:44 ID:hr2ujpZ/
その後。学校が終わり、俺は佐々木と自宅へ帰ってきた。
「また随分とユニークなものを作るものだね」
得体の知れないものを見るような目で佐々木は差し出された皿の上のそれを観察している。
あまり見てるなよ、観察したところでぼたもちなんぞに観測選択効果が働くわけも無く、
したがって美味くも不味くもなったりすまい。それより何より、
うちの余り食材でこしらえたもんだからな、あまり期待されても困る。
佐々木が箸を取り、含みやすく分けたそれを口へ運ぶ。跳ねた鼓動が一度。
「……うーむ」
佐々木は何やら納得のいかない顔をしている。
「和菓子よりと言うのは僕の思考には無かったな……」
どういう感想だよ、そりゃ。よくわからん奴だ。
「なに、予想以上だったんで驚いているところさ。
 キミの隠れた特技とでもいったものを知った気分だよ」
何言ってやがる、そんなもんじゃねえよ。俺も「気分転換」をしたくなっただけさ。
「はは、そうか」
佐々木はなぜか嬉しそうに笑っていたが、やがてそれが例のくつくつ笑いに変わり、
「しかし余り食材にもち米があるとは、キミの家は変わってるな」
悪戯っぽい笑みを浮かべた、佐々木の黒い瞳が俺を見つめていた。
……観測選択効果っていうのは、人間の心理にも有効なのかね。
---

連投引っ掛かってしまった...失礼しました
時候恋愛イベントを意識しないように意識している風の2人のつもりですk
つーかどこの世界にホワイトデーで手作りぼたもちを返す男がおるのかと小一時間

あとやっぱりというか、バレンタインは倍率高いですね
プリンの例の読んで相当効いた

佐々木スレ1-372 佐々木の心理分析

2007-04-11 | その他

372 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 21:55:58 ID:b8y/IOEr

「・・・十分親友に値すると思うんだよ。僕にとってはキョン、君がそうなのさ」
「北高ではキョンが世話になっているようですね。」
「彼の母親の堪忍袋が・・・・中学同様放課後に予備校通いを強いられることになるでしょう」
(以上はハルヒに向けられた台詞。特筆すべきは最後の台詞、頭の良いハルヒならキョンと相当親密だったとわかる。)
これらの台詞。どう受け止めりゃあ良いんだ?童貞の俺にはわからねえ。

【問題】上記に記した本文中の台詞を参考に佐々木の心情にもっとも近いものを一つ選択しなさい。
一つ、自分とキョンの親密度をアピールしてハルヒにライバル宣言した。
二つ、自分とキョンの親密度をアピールする事で焦るハルヒやキョンを見てからかった。
三つ、やや誇張した言い回しでハルヒの顔色を伺い、キョンの事を本当に好きか確認した。

佐々木スレ1-399 佐々木×キョン

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

399 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/06(金) 00:44:11 ID:LOZWmSoa
佐々木 昨日電話したのに。なんで今日こなかったんだ?
キョン そんな昔のこと忘れた
佐々木 明日は会えるかい?
キョン そんな先のことはわからない。
佐々木 ・・・・どうして?僕ら親友だったろ?
キョン ・・・・・・そう思ってたのはお前だけだ。
佐々木 ・・・・え?
キョン 中学の頃の俺とお前の思い出を全部覚えてるか?
佐々木 全部とまでは・・・
キョン 俺は一日ずつ覚えてる。

佐々木スレ1-279 佐々木×キョン

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

279 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/05(木) 00:01:56 ID:6KUOZWRi
「ん」
「んおあっ、おおおお前何してるんだ今何をしたッ」
「ちょっと転んだだけだよ」
「そんな不自然に背伸びをともなうピンポイントな転び方があるか。
 それに足元には躓くようなものなんて何もないだろ」
「そうだね、躓くような石が落ちているわけでもない。どうやら僕は君に転んだようだ」
「意味がわからん。というか俺は石か」
「柔軟な思考がちょっと不足しているとい意味で石頭かもねkkk」

佐々木スレ1-271 佐々木の料理の腕前

2007-04-11 | 料理ss

263 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 23:28:19 ID:P/EYsNBY
>>261
そういや佐々木の料理の腕はどうなんだろうね
ハルヒみたいに何でもソツなくこなすタイプなんだろうか
それとも実は愛エプに出たらタクラマカン砂漠に札を貼られるぐらいの破壊力を秘めてるとか。。。


265 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 23:29:56 ID:jujYfuHV
>>263
意外にも女の子的なことは普通に得意そうな気がする


271 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 23:43:16 ID:P/EYsNBY
>>265

こう見えても僕は女性だからね。別に僕はフェミニストでもなければウーマンリブの闘士でもないし、
女性はかくあるべし、などという固定観念にも染まってはいないつもりだ。
しかしだね、家事全般に言えることだが、特に料理はできて困るということはない。
食生活が豊かになればそれだけ豊かな人生が過ごせる、僕はそう考えているわけだよ。
それにね、これは多分に世間一般が抱くイメージに感化されているのだろうけれど、
親しい男性のために丹精込めて作る手料理というのはだね……キョン、聞いてる?

佐々木スレ1-261 佐々木×キョン

2007-04-11 | バレンタインss

261 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 23:22:16 ID:qu4yOazI

 キョン、世間一般の動向を鑑みるに、今日は親しい男性に贈り物をする日らしいね。

 僕は製菓業者の策略にほいほいと嵌るような素朴なな人間じゃないつもりだったんだけど、

 君という友人が出来たのも何かの縁だ、一つ連中の掌で踊ってみようと考えてね、

 試しにバレンタインデーとやらに参加してみることにしたのさ。殊勝だとは思わないか?

 もっとも、このチョコが君の口に合うとは保障出来ないがね。くっくっ。

佐々木スレ1-250 佐々木×キョン

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

250 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 22:29:55 ID:1iOPT4zF

キョン「おい、一体どうしたんだよ。なんで一言も口を利いてくれないんだ?」
佐々木「ここに居るキョンはどうやら別人のようだ。女子に囲まれてデレデレするなんてね」
キョン「ちょっと待て・・・いや、そうかもしれないが。・・・じゃあお前の前でもデレデレしろっていうのか?」
佐々木「・・・・僕は怒ったからね。今度ばかりは許せそうに無い」


佐々木スレ1-247 佐々木×キョン 本屋にて

2007-04-11 | その他佐々木×キョン

247 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 22:23:31 ID:6KUOZWRi

「やあキョン、本屋で会うなんて珍しいね」
「よ、よう。問題集でも買いにきたのか」
「まあそんなところかな」
「そっ、そうか、じゃ俺はこれで。またな」
「あ、キョン、その本買わないなら元の場所に戻さないと……ん?」
「いいいいや、その、待て、時に落ち着け」
「……これは興味深いな。いいよ、二人で買って一緒に読もう。
 この際だから君の趣味嗜好を仔細に把握したい」
「勘弁してください」

佐々木スレ1-230 第一回新SOS団会議

2007-04-11 | 新SOS団ss

230 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 21:05:25 ID:+XWX4sUn
本当にさわりだけだぞ

夏休み前。俺は手渡された「SOS団組織改変のお知らせ」なる紙を見て溜息をついていた。

団長 ハルヒ
補佐 佐々木

副団長 古泉
書記 みくる
会計 長門
広報・IR 九曜

執行委員 キョン
執行委員 橘

さてはて、これをどう解釈すればいいものか。事実上佐々木達のグループを我がSOS団が吸収合併した事になる。世間の吸収合併と違うのは、吸収された会社の社員が全員生き残ってる事だ。そういや藤原とかいうのがいたような気もするが、あんな奴は却下だ

「あのーハルヒさん、佐々木達は学校も違うし、部室に集まることは不可能だと思うんだが」
それを聞いたハルヒは
「あんたバカねぇ、学生には土曜日と日曜日ってもんがあるでしょ。普段は別々でも、そこで一緒に活動すればいいじゃないの」
いいじゃないの、じゃないよ。勉強は嫌いな俺だが、今ばかりは教育再生なんちゃら委員会に土曜日の授業再開を強く要請したいもんだね。厄介ごとが減る。
「佐々木さんを補佐に据えるのですね。いいアイディアかと。」
古泉。お前は長門のように沈黙というものを少しは学んだらどうだ
「キョンくん大丈夫ですか?お茶入れましょうか?」
ありがとうございます。こういう厄介な時は朝比奈さんのお茶に限る。
「ちょっとみくるちゃん!今から拡大経営会議を始めるんだからちゃんと黒板に要点を書き留めなさい!あんた書記でしょ!」
なんだその拡大経営会議とやらは。経営用語辞典を引いて適当に目をつけた単語を並べただけだろ。
結局ハルヒ様のSOS団は新メンバーを得て世界に打って出るという誇大妄想を延々聞かされた後、次のような言葉で会議は終了した。

「という訳で、第一回新SOS団会議は土曜日いつもの喫茶店にて!佐々木さんには、私から連絡しとくから!」


233 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 21:08:34 ID:+XWX4sUn
その日の帰り道。いつものようにハルヒと朝比奈さんと長門が帰る後ろで、俺は古泉と善後策を練っていた。どう考えてもハルヒの組織
構想には無理があるからな。九曜が広報・IRなんか担当した日にはSOS団によからぬ印象を抱いていた人間はその印象を悪い方向
に上書きし、いい印象を持っていた人間もすべからく地球上、いや全宇宙からいなくなるだろう。もし我が団にいい印象を持ってる人間がいたら、の話だが。
「そこは問題の本質ではありませんね。一番の問題点は対立点をそのまま内包してしまった事です。涼宮さんと佐々木さん、九曜さん
と長門さん、そして橘さんとこの僕は鋭く対立したままです。このまま活動を共にするとひょんな事から偶発的戦闘状態になりかねません」
「なんだ。この街がバクダッドのようになるとでも言うのか」
それだけは遠慮願いたいね
「そこまで深刻なものにはならないでしょう。しかしいずれにせよ何かは起こる危険はあります。長門さんが熱を出すといったような。」
それは深刻だな。あの万能娘がダウンしてしまうとよからぬ事が起こるのは明白だ
「もっと深刻なのは、この対立の根本的原因を原因そのものがそれと認識していない事にありますね。」
俺は回りくどい言い方は嫌いなんだ。ストレートに言え
「僕以外の皆さんが、全員あなたに程度の差こそあれ好意を抱いているという事ですよ」
古泉が珍しくまともな顔で言った。


235 :名無しさん@お腹いっぱい。:2007/04/04(水) 21:09:45 ID:+XWX4sUn
その日の夜
俺が部屋で少年誌を読んで大笑いし、ついでに欠伸をしていると

「キョンくーんでんわだよーっ。ええっと、ささきさん?だっけ?おんなの人から」
佐々木か
「もしもし」
「キミの妹さんは相変わらずだね。またお風呂にでも入っていたのかな?」
「いいや」
「そうか。ところで今日涼宮さんから連絡があってね。なんでも僕をSOS団の補佐にしたいそうだ。無論キミも知ってると思うが」
「知ってるも何も、急に聞かされてどうしようか悩んでいるところだ」
佐々木はくっくっと笑い、
「補佐というのは何をすればいいのか涼宮さんに聞いたら要するに参謀だそうだよ。参謀というのは昔のドイツの軍人が考え出した
概念だ。師団長と共同責任を取り、作戦を助言する。旧陸軍では陸軍大学校出の秀才がいいように作戦をいじって混乱させた、あまりいいイメージの無い役職だ」
佐々木よ、参謀制度の講義は世界史のテスト前にでもじっくり聞くから、その辺にしといてくれないか
「まぁキミがたいくつな話をしてもしょうがない。それよりなんでだろうね?僕は案外嬉しいんだよ。これは自分でも意外だった。僕は厄介ごとに巻き込まれるのを良しとする性質ではないと思っていたんだが。」
「そりゃどういう心境の変化だい?」
「まぁ・・・しいて言えばキミとまた会えるって事かな。またキミの自転車の後ろに乗ってみたくなった」
俺の自転車の荷台なら大抵空いてるが、そんなのに好き好んで乗るとは物好きな事で
「そうだよ、僕は物好きなんだ・・・。ふふっ、まぁこれからよろしくね、キョン。じゃあ、また」
そして電話は切れた
なんだろう。良くは分からんが占い師が言う目前に迫っているらしい災厄の前にオロオロする中世の農民のような心境だ。
と、その時、
「おうわっ」
再び子機が鳴り出したので驚いてしまった。慌てて電話を取ると
「橘です」
という声が返ってきた。なんか人気者になったな、俺
「で、何の用だ」
「今日は挨拶。執行委員になっちゃったからね。でも私は佐々木さんを立てる気持ちは変わりません。」
はぁそうですか。どうだっていいと思うがね、そんなの
「ふふっ、私もキョン君みたいになれたらなぁ。佐々木さんとの関係も良くなるだろうし」
俺になって何の得があるんだ。成績なんか戦闘機に睨まれた戦闘ヘリのように匍匐飛行してるってのに
「んんっ、もうっ・・・そんなの関係ありません。ただ、・・・いいな、って思うだけ。それじゃまた会おうね、ばいばい」
切れた。なんだったんだ今の電話は。

しかし、揃いもそろって変な電話がかかってくるもんだ。今日は早めに寝よう。


つづいたらいいね。