春の庭坂（その１）

続き。

さて、夜9時過ぎに福島駅前の宿に到着。
何でわざわざこっちに来たかというと、奥羽本線庭坂～赤岩間にある有名ポイント、
通称「庭坂の大カーブ」の辺りに桜の木があり、晴れれば吾妻小富士も見えるという絶景を撮りたいから。
真島先生の本を見てからいつかは行きたいと思ってた所ですが、予報はバッチリだったので前日山形に行く途中、車窓から咲き具合をチェックしたら満開で。（＞∀＜）ノシ

心は決まりました。あとは当日どうなるか・・・。


朝、起きてみると駅前から吾妻小富士がバッチリ見えてる！
放射冷却でくっきり青空！後はこの状態が持ってくれることを祈るだけ・・・。

駅からタクシーでポイントに向かいます。
各駅停車やバスは少ないのでこれが確実。
運転手さんに作物のことや庭坂の天候とか、色々教えてもらったなぁ。
話してて楽しかったです。

で、現地に着いて。
どうもすぐに撮って終わりかと思ってたらしく、待とうとしたので、しばらく時間がかかると話すと

「じゃぁ帰りはどうされます？時間を教えてくれれば来ますよ。」

ありがとうございます！！！（≧∀≦）ノシ

お言葉に甘えまして、時間を伝えていざポイントへ。（笑）

ポイントは釣り堀の跡で、池があります。そのほとりから。


で、日曜なので、2、3人すでに来てる。早めに出てきて正解だった。

にしてもいやぁ、絶景かな絶景かな。
吾妻小富士、安達太良山、みんな見えてる。桜は満開。池があるので水鏡まで。
見え過ぎちゃって困るとはまさにこのこと。（笑）
構図に悩むなぁ。


で、みんなでセッティングが一通り完了して、のんびり待ってたらエンジン音が大きくなってきた。
振り返ると梨園のおじさんがトラクターに乗ってこちらになんか話してるみたい・・・。
でもエンジン音が大きくて全く聞き取れない。（＾＾；
私なんかは何が何だかさっぱりわからなくてきょとんとしてたらトラクターが動き出して・・・

ぶっしゅぅぅぅぅ

そうなんです。なんと農薬を散布し始めちゃって！！！


「うっぎゃぁぁぁ！！！ぷはぁ！！！」

慌ててカメラをタオルとかで覆って自分もフードを被りましたが、ボディなんかが白く粉を吹いてしまって。
つんとするにおいが漂ってきたのでカメラを三脚からはずして急いでその場を一時撤退！！！

そうか、おじさんは「農薬撒くけどどいた方が良いぞ。」って教えてくれてたんだね。
すいません。農薬撒くトラクター、初めて見たので。対処が全くわかんなかった。（汗）

とりあえず列車が来るまで避難です。
なんか頭痛くなってきた・・・。

え？「悪い虫が付かなくなって良かったね。」って？「それともお前が害虫か？」って？

やかましいわ！（笑）




始発の各駅。
とりあえず真島先生の写真と同じように縦位置でやってみることにしました。



つばさ102号。
水鏡を入れると列車が真ん中になりがちなんだけど仕方ないか・・・。
わずかに桜の水鏡を切って列車が下に来るようにはしてるんですが・・・。
ちょっと木製の池の枠組みが朽ちてるのが入りますが、仕方ありませんね。
まだ、金属の錆錆ではないので自然にとけ込みやすいですがね。



つばさ101号。
400系はなくなってしまいましたが、ここの風景の雄大さはいささかも変わることなんてありません。


しまったな・・・冒頭が長すぎたな・・・。（汗）
次回は横位置での写真を。