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八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

野球の魅力

2009年11月11日 23時44分30秒 | プロ野球・高校野球

イチローが9年連続ゴールドグラブ賞を受賞しました。たしか今年は、らしからぬエラーもあったように記憶していますが、ニュースでまとめたダイジェストはやはり見事なプレー満載でした。彼が渡米した頃は、派手な空中戦ばかりの大味なプレーが喝采を浴びていたメジャーリーグで、小粒な彼はさほど注目されなかったように思いますが、その卓越した打撃技術はもちろんですが、華麗な守備と機敏な走塁でもメジャーに新風を吹き込みましたね

 

FA宣言した松井秀喜も、守備をしないと選手生命が縮まるとして守備をすることを契約の条件としているようです。一方、優先交渉権があるヤンキースのキャッシュマンGMは「マツイにはDHしか考えていない」と明言し、ヤンキースは来シーズンはジーター、ポサダ、ロドリゲスらベテランの休養のためにDHを充てる構想を持っています。ということで、松井秀喜がピンストライプを去る可能性も高くなってきましたが、それも仕方のないところでしょう。アメリカでの恩師トーリ監督が松井を高く評価していたのも、イチローのような華麗さはなくとも、常にチームの勝利優先で守備や走塁を全力で行っていたからこそであり、松井の魅力は、打つことであることはもちろんですが、それだけではなく、チームのために守り、走ることにもあるのですから

 

日本のゴールデングラブ賞では、巨人の日本一に貢献した育成枠出身の松本哲也が初受賞しました。果敢に前の飛球を突っ込んで捕球し何度も投手を助けていましたし、先の日本シリーズでは、何球も粘りに粘って最終的にヒットにしたり、優勝を決めた一戦では、稲葉のもたつきをついて一塁から一気にホームインするなど走塁でも魅せました。4番打者ばかりを並べていた頃の巨人と比べて、試合を見たいと思わせてくれる選手です。レギュラーシーズンでの巨人戦の中継はめっきり減ってしまいましたが、こういう選手たちが増えてくれば、また試合が見られる日が来るかもしれませんね。

 

ということで、散ドラ諸君もバッティング練習が好きですし、見る立場でも打撃戦は面白いものですが、ずっとそればかりではつまらないし、野球の魅力の一端でしかないですよね。打つにしても、松本のようにしぶとく粘って最後に渋く転がしてヒットを打った時、守りでいいプレーをした時、果敢に次を狙って塁を陥れた時こそ、野球の魅力を実感します

 

そんなプレーが出来るような練習をしていきましょう!


目標!

2009年11月11日 18時51分10秒 | 指導・育成のうんちく

年をとるとあっという間に一年が過ぎていき、いつの間には11月です。散ドラにとっての研修リーグ秋季大会は終了してしまいました。そして、今年も残すところあと2か月を切り、12月には納会がありますね。

 

納会の時に、みんなに来年の目標を話してもらうと、「ヒットを打ちたい」とか、「エラーをしない」とか言います。これはこれで良いのですが、千里の道も一里からと言います。「ヒットを打つ」とか、「エラーをしない」は千里ではなく、百里か五十里くらいかもしれませんが、それでも一里よりはちょっと先の目標であり、その目標を達成するためには、日々の目標となるマイルストーン(一里塚)も必要ですね。

 

例えば、「ヒットを打つ」ために今不足しているのが何なのか。スイングのどこかに問題があるのか、ミートするタイミングの取り方が悪いのか、打ったあとの走力なのか、などいろいろあるはずです。「エラーをしない」ためだっていろいろあります。ボールがくる前の構え方の問題なのか、ボールに対する反応が遅いのか、ボールを捕る構えが悪いのかなどなど。こういう自分で解決、克服する問題を具体的にして日々の目標にしないと、単なる気合だけではちょっと先の目標は達成できないですよね

 

普段、監督やコーチに言われていることをよく思い出して、自分が練習で意識して取り組む目標を持ってほしいものです。これから、寒く、長い冬がやってきます。でも、シーズン中は毎週試合で練習時間があまりとれませんが、長い冬はしっかり練習できるいい季節です。そして、春には大きな花が花開くといいですね

 

今日のジョグ

朝には夕方には雨が止むといっていたのに、全然止む気配はなく、仕方なく昨日と同じショートカットで走りました。

 3.2km  16分18秒


ダウンスイング

2009年11月11日 10時14分41秒 | 指導・育成のうんちく

先日、荒川博氏の新聞記事のことを書きましたが、その記事の中で我が意を得たりと思ったことがあります。短い記事の中でのことなので、どこまで正確に理解出来ているか分かりませんが、簡単に言うと、以下のようなダウンスイング理論です。

 

最初からレベルスイングをしようとするとアッパースイングになってしまうが、大根切りをするくらいのつもりで振ればレベルスイングになるというような主旨だったと思います。ほんの数行だったので、本当はもっと奥は深いのでしょうが、私なりに普段思っていることと重なることがありました。

 

ダウンスイングだ、レベルスイングだと(まれにはアッパースイングだと)意見が分かれますが、二者択一(あるいは三択)ではなく、これらすべての組み合わせが実際のところではないでしょうか。トップの位置からダウンスイングで始動して、体の前でボールに当たる瞬間には、レベルスイングでしっかり右手で押し込みながら打つのが一番力が集中すると思います。そして、フォロースルーは当然アッパースイングになります。

 

腕自体は伸び縮みしませんから、体の遠くでは片腕が折り畳まれ、片腕が伸びた状態になります。そして、腕は外側には畳めませんから、内側に畳むと体の遠くでは腕が上の方にある方が自然な形です。ですから、スイングは上下(中)上という軌道を描くのが自然な動きになります

 

しかし、ボールが当たる瞬間なら最初からレベルスイングにして当てる確率を上げようという考え方もあります。ピート・ローズのようにバットを寝かせるタイプの打者は、そういう意図があるのでしょう。ただし、バットを寝かせると、右打者なら右肩が下がってアッパースイングになる可能性があります。これが荒川氏の言わんとするところではないでしょうか。

 

もちろん大切なのは、インパクトの瞬間にもっとも強く力を伝えることですから、本人が一番しっくりくるフォームを探せばいいのだと思いますが、たぶん一番最初の入口としては、ダウンスイング(から結果としてのレベルスイング)がいいのではないかと思います